オフライン系 -3-
よつ塾 86インチタッチディスプレイ、 Fingerworks
イベント内での正式名称は探偵小屋で、eスポーツ的にはプレイバック解説コーナーと言った方が分かりやすいか。「よつ塾」とは通称で、Youtubeコメント欄で誰かが言い出した。しかしながら界隈では、よつ塾といった方が探偵小屋よりも通りが良いと思う。
IVC夏から始まり、即座に人気コーナーとなった。
自身、Identity5 の世界ランカーでもある よつ氏による試合無いでの見どころ解説コーナーである。流石世界ランカー、実況・解説でも見逃していたポイントを世界ランカーの目で捉えて解説している。
このコーナーでは、Fingerworksというテレスとレーターソフトウェアの映像を、86インチの大型タッチディスプレイで表示し、よつ氏のタッチ操作で解説を行っている。
Fingerworksの入ったPCには、LAN経由で、3P1から解説ポイントの映像素材が送り込まれている。
参考映像:
探偵部屋(2020年度夏季IVC最終決戦解説)
IdentityV Championship 準決勝(2020年度秋季IVC)
実況解説席
実況解説席は、普通にカメラ映像をスイッチャーに届けただけなので、映像機材的には特筆点はないのだか、以下の写真を見て欲しい。
選手たちのプレイの様子が背面に見える場所に実況解説席を配置した。これぞオフライン大会!、リアル会場!! と個人的にツボの画なので紹介しておく。
背後に選手たちの熱戦のオーラを感じ、出演者のコメントにも、おのずと熱がはいったのではないか。
大型LEDディスプレイ
教会のセットの入り口裏には、大型LEDディスプレイを仕込んだ。通常時は教会内部の映像を流して、セット奥行を持たせるとともに、試合終了時には、写真の様に勝利チームのロゴを表示する演出を行った。
この映像の切り替えには、(配信と独立しているためシステム図には未記載だが)ATEM Television Studio Pro 4K を使用した。本スイッチャーは、動画素材は取り込む事ができないため(※)、Hyperdeck Studio Mini で動画素材を再生した。
この時、ワンタッチで素材の切り替えと再生ができるようにマクロを組んでおいた。
このような連携が可能なのもATEMスイッチャーとHyperdeckといったBlackmagicdesign社のシステムならではと言えよう。
※厳密には、連番ファイル名となった静止画アニメーション素材ならば可能
参考:
目次
- 序文
- 第1部 映像システム編
- システム概要
- オンライン系
- eスポーツのオンライン大会の配信に必要な要素・役割
- オンライン系システム 入力系
- メインスイッチャーのTC1を基幹としたシステム
- CharacterWorks、 オブザーバー、 ATEM 2 M/E Production Studio 4K
- 3Play 3P1 、 vMix
- オンライン系システム 出力系
- オフライン系
- フロアカメラ、クレーンカメラ Blackmagic URSA Broadcast
- 選手カメラ AIDA Imaging GEN3G-200
- 会場スイッチャー ATEM Constellation 8K ,ATEM 2 M/E Advanced Panel
- 実況解説席
- よつ塾 86インチタッチディスプレイ, Fingerworks
- まとめ
- 補記:音響周り
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