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IVC 2020 秋 オフライン大会に見る eスポーツ大会の裏側 #4

オンライン系システム 入力系-1-

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メインスイッチャーのTC1を基幹としたシステム

上記のオンライン系に必要とされる役割を頭にいれたら、以下の、オンライン系システム図を見てみよう。まずは、メインスイッチャーとして、TC1 を基幹としたシステムになっている。

TC1 と NC1 および ATEM 1ME Advance Panel

豊富なME、ちょっとした素材の取り込み、毀誉褒貶あれど、NewTek製品は便利だ。TC1はSDIによる入力数が少ないが、この事はNC1を導入しNDI経由することで補っている。
NDIについては言いたいことが山ほどあるが、本論とそれるので、気力があったら後述したい。

TC1 のコントロールサーフェイス

CharacterWorks, オブザーバー、 ATEM 2 M/E Production Studio 4K

TC1への入力系を見ていこう。
各オブザーバーから映像は、ゲーム内映像用のスイッチャーである ATEM 2 M/E Production Studio 4K に接続されスイッチングが行われる。

また、ゲーム内テロップ(スタッツ情報)は、CharacterWorksのPCから出力される。

これらの映像は、NDI経由で vMixエンジン導入のPCに渡され合成が行われる。

CharacterWorks からの出力や vMix の出力はNDIで行われるため、システム図上は矢印が分岐しているが、LANケーブル1本でネットワーク上に配布されるため、TC1など、素材を必要とされているところで勝手に取れ、いう構成の為、このへんの配線は楽になっている。

ATEM 2 M/E Production Studio 4K

貼付してある注意書きの意味は、REC、だそうだ。録画装置に貼る注意書きは世界共通のようだ。


Blackmagic Design ATEM 2 M/E Production Studio 4Kのレンタル

Newtek TriCaster TC1 Maxバンドルのレンタル

Blackmagic Design ATEM Mini + USBケーブル (Type-C Type-A)のレンタル

参考:

オブザーバー端末のコンバーター

Decimator MD-HX

今回のゲーム端末はスマートフォンであるため、スイッチャー等にOB映像を渡すためには、SDIに変換が必要である。そのためのコンバーターには、 Decimator MD-HX を用いた。

単なるH-S変換だけならば、もっと安いコンバーターでも良いのだが、スポンサーの関係などでゲーム端末に様々な端末が配備される可能性があり、HD-SDIとHDMIのクロス・アップ・ダウンコンバート機能をもつコンバーターを常備したかったのと、OBにもHDMIアウトを返す(ディスプレイの大画面で試合を見る)必要からこちらを選択した。

おまけ:オブザーバーPCの色調整

色調整に使ったATEM Mini

オンライン予選中、ちょっとした困難に直面した。
接続先サーバーの都合上、OBマシンにPCを併用しなければならなくなったのだ。
ここで問題となったのが、PCとスマートフォンでゲーム画面の色味が異なってしまう事態が発生した。

そこで急遽、Blackmagicdesign社のATEM Mini Pro を間に嚙ませ、アップストリームキーを使用して色調整を行った。(クロマキー合成の箇所にカラー調整機能がある)

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