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オンライン系システム 入力系-1-
メインスイッチャーのTC1を基幹としたシステム
上記のオンライン系に必要とされる役割を頭にいれたら、以下の、オンライン系システム図を見てみよう。まずは、メインスイッチャーとして、TC1 を基幹としたシステムになっている。

TC1 と NC1 および ATEM 1ME Advance Panel
豊富なME、ちょっとした素材の取り込み、毀誉褒貶あれど、NewTek製品は便利だ。TC1はSDIによる入力数が少ないが、この事はNC1を導入しNDI経由することで補っている。
NDIについては言いたいことが山ほどあるが、本論とそれるので、気力があったら後述したい。

TC1 のコントロールサーフェイス
CharacterWorks, オブザーバー、 ATEM 2 M/E Production Studio 4K
TC1への入力系を見ていこう。
各オブザーバーから映像は、ゲーム内映像用のスイッチャーである ATEM 2 M/E Production Studio 4K に接続されスイッチングが行われる。
また、ゲーム内テロップ(スタッツ情報)は、CharacterWorksのPCから出力される。
これらの映像は、NDI経由で vMixエンジン導入のPCに渡され合成が行われる。
CharacterWorks からの出力や vMix の出力はNDIで行われるため、システム図上は矢印が分岐しているが、LANケーブル1本でネットワーク上に配布されるため、TC1など、素材を必要とされているところで勝手に取れ、いう構成の為、このへんの配線は楽になっている。

ATEM 2 M/E Production Studio 4K
参考:
オブザーバー端末のコンバーター

Decimator MD-HX
単なるH-S変換だけならば、もっと安いコンバーターでも良いのだが、スポンサーの関係などでゲーム端末に様々な端末が配備される可能性があり、HD-SDIとHDMIのクロス・アップ・ダウンコンバート機能をもつコンバーターを常備したかったのと、OBにもHDMIアウトを返す(ディスプレイの大画面で試合を見る)必要からこちらを選択した。
おまけ:オブザーバーPCの色調整

色調整に使ったATEM Mini
接続先サーバーの都合上、OBマシンにPCを併用しなければならなくなったのだ。
ここで問題となったのが、PCとスマートフォンでゲーム画面の色味が異なってしまう事態が発生した。
そこで急遽、Blackmagicdesign社のATEM Mini Pro を間に嚙ませ、アップストリームキーを使用して色調整を行った。(クロマキー合成の箇所にカラー調整機能がある)
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