同じソフトフィルターでも、スマホの広角だと「ほんのり」、450mm相当の超望遠だと「強烈」。この動画は、その差を御茶ノ水・聖橋からの鉄道風景で見比べています。
レンズはトキナーの小さな超望遠、SZ 300mm PRO Reflex。前半はドーナツボケとスノークロス、後半はフォギー。実は途中で、田原さん本人がフィルターのケースを取り違えるハプニングもありました。それも含めて、現場の実験として参考になる回です。
※この動画はパンダスタジオの動画ではありません。ケンコー・トキナーのデモンストレーター田原栄一さんのチャンネルの公開動画(メーカー社員による製品紹介・#pr表記あり)を、参考になった動画として紹介しています。
見どころは7分前後。フォギーを入れた超望遠の映像と、同じフィルターをスマホの広角にかざした映像が続けて出てきます。「望遠だとこんなに白くなるのに、広角だとこれだけ」という差は、言葉で読むより見たほうが早いです。
動画で使っているTokina SZ 300mm PRO Reflexは、パンダスタジオレンタルで取り扱いがあります。
→ Tokina SZ 300mm PRO Reflex:
聖橋から秋葉原寄りの鉄橋まで、大きく写る
晴天の逆光。F7.1固定のレンズなので「かなり暗い」と前置きしつつ、日向ではISO250で適正、少し明るすぎたのでISO125に下げて調整していました。暗いレンズでも、晴れた日中なら低感度で十分撮れるということです。
ZV-E10(APS-C)につけて450mm相当。御茶ノ水から、ほぼ秋葉原の近くにある総武線の鉄橋まで、列車がかなり大きく写ります。丸ノ内線が来ればそちらへ、総武線が来ればまた戻る。マニュアルフォーカスなので「ピントがやや追い切れていない」場面もあり、そこは正直に映っています。
ドーナツボケとスノークロスは「同時には出ない」
神田川の水面のきらめきを狙うと、ピントを外した部分がドーナツボケ(リングボケ)になります。ここにスノークロスを重ねると、ピントが合っているときは光がクロス状に伸び、ピントを外すとクロスは消えてドーナツに戻る。動画内では「スノークロスとドーナツボケは同時には出ない」と話していました。どちらの表現を狙うか、先に決めておく必要があります。
フィルターの入れ違いという反省
本当はブラックミストNo.05を試す予定が、ケースを開けたら中身はスノークロス。田原さん自身が「パッケージと中身は入れ違えないように」「機材の管理がミスを防ぐ」と講演で聞いた話を引き合いに、反省していました。フィルターを何枚も持ち出す撮影では、誰にでも起きることです。
フォギーは晴れた日の超望遠で「白く光り溢れる」
フォギーA(ソフト)は本来、曇りや雨の日のしっとりした空気の演出向き。それを晴れた日の逆光・450mm相当で使うと、霧というより「全体が白っぽく、光が溢れる感じ」になったそうです。同じフォギーをスマホの広角で使うと、効果はかなり弱い。ここが動画の結論でした。
持ち帰り表:フィルター効果が強く出る条件(動画の実験から)
| 条件 | 効果が強く出る | 効果が弱い |
|---|---|---|
| 焦点距離 | 望遠(450mm相当では強烈) | 広角(スマホの広角ではほんのり) |
| 光の向き | 逆光 | 順光 |
| スノークロス | 光源にピントが合っているとき | ピントを外す(ドーナツに変わる) |
| フォギー | 晴天逆光の望遠で白く光が溢れる | 広角では控えめ |
「ソフト系フィルターを買ったけれど効果が分からない」という人は、レンズのほうを望遠にしてみると印象が変わるかもしれません。
→ 450mm相当の超望遠を試すなら:
※動画で使っているケンコーのフィルター(スノークロス・フォギー・ブラックミスト)は、パンダスタジオレンタルでは現在取り扱いを確認できていません。
この機材が向いていそうな人・現場
- 御茶ノ水や陸橋の上から鉄道を撮っているが、標準ズームでは列車が小さく、望遠ズームは重くて持ち歩けていない鉄道好きの人
- ソフトフィルターやクロスフィルターを持っているのに、広角で使って「効果が分からない」と引き出しにしまっている人
- MVや作品映像で、水面のきらめきをリングボケにして「普通の望遠と違う質感」を出したい映像制作者
レンタルで試す価値があるところ
この動画から分かるのは「望遠ほどフィルター効果が強く出る」という傾向です。手持ちのフィルターが自分の被写体でどれくらい効くかは、450mm相当で一度撮ってみないと分かりません。F7.1の暗さが自分の撮影時間帯で問題になるかも、晴天なら低感度で足りる、という動画の結果を自分の場所で確かめられます。
同じレンズで撮った関連記事:
→ 真夏の江戸川でドーナツボケ
→ 夜景を高感度で撮る
→ 御茶ノ水の夕日を50mmと撮り比べ
Tokina SZ 300mm PRO Reflex のレンタルはこちら
→ Tokina SZ 300mm PRO Reflex:
→ 動画の撮影ボディ(APS-Cで450mm相当になる組み合わせ):
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📦 フィルターの効果が分からないときは、レンズを替えてみる。
450mm相当の超望遠で、手持ちのフィルターがどう化けるか。一日借りて確かめてみてください。
