35-150mm F2-2.8 は、ポートレートも風景もこれ1本で済む便利なズームです。ただし重い。旅に持っていくなら、三脚も軽くしたい。この組み合わせで本当に大丈夫なのか、というのがこの回のテーマでした。
ケンコー・トキナーの田原栄一さんが、セミナー出張のついでに福島の飯坂温泉へ寄り、小雨の温泉街を撮った約9分の動画です。レンズは約1.2kgの SAMYANG AF 35-150mm F2-2.8。三脚は軽量のカーボン三脚で、動画内でも「間違いなくトップヘビー」と書かれていた組み合わせです。
※この動画はパンダスタジオの動画ではありません。ケンコー・トキナーのデモンストレーター田原栄一さんのチャンネルの公開動画(メーカー社員による製品紹介・#pr表記あり)を、参考になった動画として紹介しています。
見どころは2分半あたり、150mm側(ZV-E10で225mm相当)で向かいの建物の壁をアップにしたところから、ズームリングを回して35mmまで一気に引いていく場面です。1本でここまで画角が変わるのは、動画で見ると実感できます。
動画で使っているSAMYANG AF 35-150mm F2-2.8は、パンダスタジオレンタルで取り扱いがあります(ソニーE用・Lマウント用)。
→ SAMYANG AF 35-150mm F2-2.8(FEマウント):
35mmでF2、150mmでF2.8。1本で広い範囲を回せる
このレンズは 35mm側で F2、150mm側で F2.8。田原さんは普段単焦点を使うことが多く、このレンズは使った記憶がなかったそうですが、「すごく便利そう」と話していました。ZV-E10 に付けると換算で約52.5〜225mm。200mmを超える望遠まで入ります。
実写では、150mm側の F2.8・ISO100 で建物の壁をクローズアップし、そこからズームで引いて、向かいの旅館の建物全体が入る35mmまで。重いレンズなので、ズームリングを回すと少しムラが出る、という正直な感想もありました。
フィルター径は82mm
レンズが大きいぶん、フィルター径は 82mm です。最近は 82mm を超えるレンズもあり、そうなるとフィルター選びが難しくなる。82mm に収まっているのは助かる、という話でした。
重いレンズを軽い三脚に載せるときの基本
この回でいちばん持ち帰りたいのが、三脚のセッティングの話です。重いレンズを載せるときは、重さがかかるレンズの方向に脚を1本出す。これが基本原則で、これを守れば軽い三脚でもかなり使える、と田原さんは話していました。最後にも「重さのバランスに対してレンズ側に脚を1本やる工夫をすれば十分使える」と念を押しています。
常用しようという感じにはならないかもしれない、とも言っていたので、あくまで「旅先で荷物を減らしたいときの割り切り」として見るのがよさそうです。
持ち帰りチェック:重いズームを軽い三脚に載せる前に
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| レンズの向く方向に脚を1本出したか | 前に重心が出るため、前側に支えを置く |
| 脚を狭めすぎていないか | 開き角が狭いと倒れやすい |
| エレベーターを上げすぎていないか | 高くするほどトップヘビーが強まる |
| ズーム操作は手を添えてゆっくり | 重いズームは回すと揺れやすい |
| 雨の日は機材を置く場所を選ぶ | 動画でも「小雨でカメラを置くのは気が引ける」と話していた |
→ このレンズを旅に持ち出してみるなら:
小雨の温泉街で、濡れた質感を残す
後半は、神社越しに公衆浴場を狙う構図で、ソフト系のフィルターを付け外しして比べています。付けると少し白っぽくコントラストが下がり、濡れた屋根のしっとりした感じが出る。最後はオレンジのカラーフィルターをかざして、朝の風景を夕方らしい色に見せる試みもありました。82mm径に対してフィルターが少し足りず、端が濃くなる場面もそのまま映っています。
なお、動画で使っている三脚とフィルター類は、パンダスタジオレンタルでは取り扱いを確認できていません。同じ旅の別の回(ソフト系フィルターと偏光フィルターの効き方)は、こちらの記事で紹介しています。
→ 飯坂温泉の酒屋の店先で、ソフト系フィルターと偏光フィルターを試す
この機材が向いていそうな人・現場
- 出張や家族旅行にレンズを1本だけ持っていきたいが、広角の街並みも望遠の切り取りも捨てたくない人
- イベントや式典で、立ち位置を変えられないまま全体と寄りを撮り分けたい撮影担当
- ポートレート撮影会で、35mmの環境込みから150mmの顔アップまで、レンズ交換なしで回したい人
レンタルで試す価値があるところ
約1.2kgという重さは、数字で見るより持ち歩いたときに効いてきます。自分の三脚に載せて安定するか、一日持ち歩けるか、ズームの操作感が自分に合うか。これは実際に旅や撮影会に一度持ち出してみるのが早いです。
便利さと重さ、どちらが勝つかは人によって違います。買う前に借りて、自分の使い方で判断するのに向いたレンズです。
SAMYANG AF 35-150mm F2-2.8 のレンタルはこちら
→ SAMYANG AF 35-150mm F2-2.8(FEマウント):
→ Lマウントのカメラで使うなら:
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📦 1本で35mmから150mmまで。
重さと便利さの釣り合いは、旅先で一度試すとはっきりします。
