Osmo Pocket 4Pのタイムラプス、撮影間隔は何秒がいい? 7時間半回したらゲリラ豪雨と二重の虹が撮れた話

※本記事はパンダスタジオレンタルのデータベースを元にAIを活用して制作しています。 リンク経由のレンタルや購入で収益を得る場合があります。

この記事を書いた人・監修した人

パンダスタジオの創業メンバーの1人。東京都立産業技術大学院大学で修士号を取得。電気通信大学大学院、熊本大学大学院、グロービス大学院でも学ぶ。PANDASTUDIO.TVでは、主に、BlackMagic Design製品を担当しスタジオ構築や配信を担当。

タイムラプスでいちばん難しいのは、設定でも機材でもなく、「この先何が起きるか、撮り始める時点では分からない」ことだと思っています。

8月14日、DJI Osmo Pocket 4Pを事務所の窓に置いて、隅田川に向けて朝11時15分から回しっぱなしにしました。
夕方にゲリラ豪雨が来て、雨が上がったら二重の虹が出ました。7時間半の長回しが、30分の映像に、虹のピークだけなら約1分に圧縮されています。

雨上がりの隅田川の上空にかかる虹。主虹の右側にうっすら副虹も見える。Osmo Pocket 4Pのタイムラプスからの切り出し
17時17分ごろ。主虹の右にうっすら副虹(ダブルレインボー)。この記事の画像はすべてタイムラプス映像からの切り出しです(時刻は撮影開始時刻からの換算値)

動画で見てほしいのは16時30分以降です。真っ黒な雨雲が画面の上から蓋をするように流れ込んできて、土砂降りで対岸が見えなくなり、雨足が抜けた直後に虹が伸びてくる。この一連の流れが数十秒で起きます。実時間では約1時間の出来事です。

隅田川の上空に黒い雨雲が押し寄せてくる様子。ゲリラ豪雨の直前
16時40分ごろ。真っ黒な雨雲が画面上から蓋をするように入ってきます。この7分後に土砂降り

撮影に使ったのはDJI Osmo Pocket 4P。ジンバルカメラですが、今回はジンバルを一切動かさない「置きっぱなしの定点タイムラプス」です。手のひらサイズなので、窓辺の限られたスペースに置けるのがそもそも強いです。

→ 今回使ったカメラ:

DJI Osmo Pocket 4P スタンダード コンボ (マイクロSDカード128GB付属)


7時間38分が30分34秒になった。今回の設定と実測データ

まず今回の撮影データです。設定値の「それで結局どうなるの?」に答えるため、ファイルのメタデータから実測した数字で載せます。

項目今回の実測
カメラDJI Osmo Pocket 4P(広角20mm側)
モードタイムラプス(定点)
撮影間隔0.5秒相当(実時間÷動画尺からの逆算で約15倍速)
実撮影時間7時間38分(11:15〜18:53)
できた動画30分34秒・4K/29.97p・H.265 10bit・ノーマルカラー(Rec.709)
ファイルサイズ合計約20GB(約2.7GB/時間)
ファイル数2本(1本目が17GBに達した時点で自動分割。撮影は途切れず継続)

ひとつ正直に書いておくと、撮影間隔の設定値そのものは動画のメタデータには残りません。上の「0.5秒相当」は、実時間7時間38分が30分34秒になった=約15倍速、という結果からの逆算です。29.97fps再生で15倍速はちょうど間隔0.5秒の計算になります。

色はD-Log 2ではなくノーマル(Rec.709の10bit)で撮っています。この記事の切り出し画像は全部グレーディングなしの撮って出しです。虹も夕焼けも、これだけ出ます。D-Log 2でのグレーディングが必要になるのはどういうときか、は花火をD-Log 2で撮ってDaVinci Resolveで現像した記事に書きました。

撮影間隔は「見せたい現象が何分続くか」から逆算する

タイムラプスの設定画面で迷うのは撮影間隔です。今回の虹で考え方がはっきりしたので、先に結論の早見表を置きます。

撮影間隔倍速(30p再生)実時間1時間が向いている被写体の目安
0.5秒約15倍約4分雨雲・虹・川面や船の動き(今回はこれ)
1秒約30倍約2分夕焼け・マジックアワー・人流
2秒約60倍約1分ゆっくりした雲・日没前後をまとめて
5秒約150倍約24秒影の移動・潮の満ち引き
10秒約300倍約12秒1日の天気の移り変わりをダイジェストに
30秒約900倍約4秒工事・植物など日単位の変化
雨雲が抜けて青空と入道雲を背景に虹のアーチがかかる隅田川。Osmo Pocket 4Pタイムラプスの切り出し
17時27分ごろ。雨雲が抜けて、青空と入道雲を背景に虹のアーチ。ノーマルカラーの撮って出しです

今回の虹は、うっすら見え始めてから消えるまで実時間で約50分、いちばん濃かったのは15分ほどでした。間隔0.5秒(15倍速)なら、この15分が動画の1分になります。もし「1日を12秒に」の感覚で間隔10秒にしていたら、虹のピークは3秒で通り過ぎていました。ゲリラ豪雨や虹のような「続くか分からない現象」を狙うなら、間隔は短めに振っておいて、あとで編集で詰めるほうが安全。長く撮りすぎた分は捨てられますが、間引きすぎた瞬間は戻ってきません。

→ この換算表の15倍速で撮れたのが、上の虹の画像です。まず1台借りて、自分の窓からの15倍速を見てみてください。

7時間半の長回しで引っかかったこと

ゲリラ豪雨の最中の隅田川。窓ガラスの水滴で画面がにじんでいるが、雨の向こうにすでに虹がうっすら出ている
16時47分ごろ。土砂降りで窓ガラスは水滴だらけ。でもよく見ると、雨の向こうにもう虹が出始めています

1つ目、電源。連続7時間半は内蔵バッテリーだけでは持ちません。今回はUSB給電しながら回しています。長回し前提なら給電手段はセットで考えてください。バッテリーグリップを足す手もあります。

2つ目、窓の水滴。豪雨の間、窓ガラスの水滴で画面はにじみっぱなしでした。正直「この20分は使えないな」と思いながら見ていたのですが、完成した映像では、このにじんだ区間があるからこそ「豪雨→雨上がり→虹」の流れが伝わる絵になりました。タイムラプスは多少の失敗区間も文脈として機能する、というのは撮ってみて分かったことです。

3つ目、機能の制約。タイムラプス中はActiveTrack(被写体追尾)とロスレスズームが使えません。定点で置く分には困りませんが、「回しながら追いかける」つもりの人は注意です。

あとは良かった点ですが、露出は昼の曇天から日没後の夜景まで、映像を見る限り破綻なくなめらかに追従しています。ファイルの自動分割(17GBごと)も切れ目はほぼゼロで、編集時に2ファイルを並べるだけでした。

日没後の隅田川の夜景。ライトアップされた橋と首都高の車の光が水面に反射している
18時52分、撮影終了直前。虹のあとは夕焼けから夜景まで。露出は自動のまま、ここまでなめらかに追従しました

この撮り方が向いていそうな人・現場

  • オフィスや店舗の窓から景色が見えるのに、何にも活用できていない広報・総務の担当者。カメラを置いて帰るだけで、翌朝には会社紹介やSNSに使える「自社からの眺め」素材ができています
  • イベント・工事・設営の記録係。設営開始から撤収までを1本にすると、報告書が動画1本で済みます
  • 天気や空の変化を撮りたいけれど、一眼+三脚+インターバル設定を組むほどの気力はない人。ポケットサイズを窓に置くだけです

長回しタイムラプスの撮影前チェックリスト

確認項目目安
給電1時間超えの長回しはUSB給電前提。ケーブルの取り回しまで確認
ストレージ4K・間隔0.5秒で約2.7GB/時間。内蔵107GBなら丸1日でも余裕
撮影間隔上の早見表から。迷ったら短め(あとで詰められる)
固定置き場所の振動・水平。窓越しなら映り込みとガラスの汚れ
画角広角20mm側で。タイムラプス中はActiveTrack・ロスレスズーム不可
止め忘れファイル分割は自動なので、止め忘れても撮影自体は続きます

→ 給電しながらの長回しを想定するなら、バッテリーグリップ付きのセットもあります:

Osmo Pocket 4P バッテリーグリップセット


レンタルで試す価値があるところ

タイムラプスは「設置して、待つ」撮影です。つまり、機材が自分の現場に合うかどうかは、一晩置いてみないと分かりません。窓のガラス越しでどこまで撮れるのか、給電まわりの取り回しはどうか、何倍速が自分の見せたい絵に合うのか。スペック表のどこにも書いていないこの3点は、週末に1回レンタルして回してみれば全部分かります。

Osmo Pocket 4Pはタイムラプス以外にも使いどころの多いカメラです。撮影・配信・マニュアル作成など10通りの使い方はハブ記事「Osmo Pocket 4Pがインハウス動画制作にめっちゃ使える説」にまとめています。

Osmo Pocket 4Pのレンタルはこちら

→ 今回使ったスタンダードコンボ:

DJI Osmo Pocket 4P スタンダード コンボ (マイクロSDカード128GB付属)

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📦 虹は待ってくれませんが、機材は明日届きます。
「窓からの景色、一度タイムラプスにしてみたかった」という人は、買う前にまず1台借りて、週末に回してみてください。

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