撮影中、人がフレームから出てしまう。
講演、インタビュー、会議、ライブ配信。カメラマンを置けない現場で、ずっと課題だった問題がある。
ソニーのPTZカメラに搭載されている「PTZオートフレーミング」は、AIが人物を自動で追尾してカメラを動かす機能だ。
最新バージョンでは、複数人(2〜8人)のグループ追尾と、最大40人の顔登録まで対応している。
パンダスタジオチャンネルが公開した動画で、その仕組みと機能を詳しく説明しているので、ポイントを整理してみた。
約4分の動画で、PTZオートフレーミングの定義から最新機能まで解説している。
特に1分以降の骨格認識の説明が核心部分で、「なぜ顔認識だけのAIと追尾性能が変わるのか」がよく分かる。
動画を見る前に、以下でポイントを整理しておく。
動画で紹介しているSONY SRG-A40 PTZオートフレーミングカメラはこちら:
PTZオートフレーミングとは何か
「オートフレーミング」という言葉は、いまや各社が使い始めている。ただ、ソニーによれば、この言葉を業界で最初に使い始めたのはソニー自身だという。
ソニーの定義はこうだ。
精度が高くて非常に自然なカメラワークを実現する、自動撮影のこと。
「カメラが動く」だけではない。人が動いたときに、カメラマンが撮るような自然な動きで追いかける。そこがポイントになる。
なぜ「自然に追える」のか。顔だけでなく骨格を見ている
一般的なオートフレーミングは、顔認識で人物を検出してカメラを向ける。
ソニーのPTZオートフレーミングは、それに加えて骨格推定AIを使っている。
骨格を推定することで、関節がどう動いているか、どちらに向いているか、どのくらいのスピードで移動しているか——そういった細かい情報をリアルタイムで把握できる。
結果として、人の動きを先読みするような追尾ができ、急な動きにもなめらかに対応できる。動画の中で「あたかも人のカメラマンが撮っているように見える」という表現が出てくるが、それを実現しているのがこの骨格認識だ。
パン・チルト・ズームの3軸を、カメラ単体で制御する
PTZとはPan(左右)・Tilt(上下)・Zoom(ズーム)の略だ。
この3軸すべてがリアルタイムで自動制御される。人が近づけばズームアウト、離れればズームイン。カメラが左右に振れるだけでなく、上下にも追従する。
そして、これらの処理はカメラ本体の中で完結している。
外付けPCも、追加ライセンスも不要。カメラにAIの計算エンジンが内蔵されていて、単体で動く。セッティングのシンプルさは、現場での使いやすさに直結する。
最新バージョン(v3)で何が変わったか
SRGAシリーズの現行バージョンは3だ。バージョン3では、以下の機能が追加されている。
複数人の同時追尾(2〜8人)
1人を追いかけるだけでなく、グループ全体をフレームに収めながら追尾できるようになった。2人から8人まで対応しており、対談・パネルディスカッション・グループ配信などで使える。
顔登録(最大40人)
あらかじめ顔を登録しておき、特定の人物を優先して追尾する機能。最大40人まで登録できる。定期的なセミナーや研修、固定メンバーが登場する配信などで、人物を指定して追いかけたい現場に向いている。
どんな現場に向いているか
この機材が向いていそうな人・現場
- カメラマンを常駐させられない講演・セミナー会場
- 定点カメラで自動収録したい企業の研修・会議室
- スピーカーが動き回るライブ配信スタジオ
- 1人オペレーションで配信・収録をまわしている現場
- 複数人のトークや対談を、カメラ1台で撮りたいケース
- 顔登録で特定の登壇者を優先追尾したい大型イベント
逆に、ドラマや商品撮影のようにカメラワークそのものを演出したい場合には向かない。あくまで「人物を自動で追いかけて収める」ことに特化した機能だ。
スペック表では分からない部分を、レンタルで確かめる
PTZオートフレーミングの追尾性能は、動画で見るのと、実際の現場で使うのでは印象が変わりやすい。
たとえば、こういう疑問が出てくる。
- 自分の現場の広さで、追尾は追いつくか
- 照明が暗いときでも骨格認識は機能するか
- 複数人モードで、意図しない人がフレームに入ったときどう動くか
- PTZコントローラーとの組み合わせで操作はスムーズか
- 設定したサイズ感(人物の大きさ)は現場でどう調整するか
買う前にこれらを試したい場合、レンタルで一度現場に持ち込んでみるのが現実的だ。
関連レンタル機材
動画で紹介されているSONY SRG-A40 PTZオートフレーミングカメラは、パンダスタジオレンタルで取り扱いがあります。実際の追尾性能・操作感・設置のしやすさは、現場で試してみるのが一番早い。
→ カメラ単体:
→ PTZコントローラー(RM-IP500)とのセット:
用途別に機材を探すなら
配信・会議・セミナーで自動追尾カメラを使いたい人
PTZカメラはSONY以外にもJVC・Canon・BirdDogなど複数メーカーが展開している。用途・設置環境・予算によって選択肢が変わる。
→ 新着機材・PTZカメラの最新ラインナップ:
新着機材一覧
ライブ配信向けの機材セットを探している人
カメラだけでなく、配信に必要な映像スイッチャー・エンコーダー・音声機材なども合わせて確認できる。
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今回紹介したSONY SRG-A40 PTZオートフレーミングカメラは、パンダスタジオレンタルで取り扱いがあります。
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