SIMカード8枚、有線LAN2口、USBドングル2つ、さらにWi-Fiまで束ねて1本の太い回線にする——BIRTV 2026で取材したUniviso(壹唯視)は、ネットワークのボンディング伝送を主力とする専業メーカーです。今年出たばかりの4ch対応ボンディングエンコーダーと、4系統の映像を同期したまま出せる4K/60p対応デコードサーバー、中継車向けの車載ボンディングルーターまで、5Gリモート制作の一式を見せてもらいました。
4系統の映像が同期したまま並ぶデコードサーバーのデモ画面は、動画で見るとイメージがつかみやすいです。
この動画でわかること
- Univisoの製品構成:ボンディングエンコーダー/デコードサーバー/ボンディングルーター(3モデル)
- 固定回線・4G/5G・Wi-Fiなど複数リンクを束ねて回線を提供するボンディングルーター
- 5Gリモート制作の流れ:屋外のカメラからSDI/HDMIでボンディング機へ→複数回線を束ねてサーバーへ伝送→SRT/RTMPでIP配信、SDI出力も可能
- 新型4chボンディングエンコーダー:4K1ch/HD4chの2モード、SIM8枚+有線LAN2口+ドングル2つ+Wi-Fiを束ねられる
- 4K/60p対応デコードサーバーで、4系統の映像を同期したまま表示するデモ
- 中継車の車内に設置してボンディング回線や公衆網接続を提供する車載向けルーターサーバー
「1カメ伝送」から「マルチカムのリモート制作」へ
モバイル回線での映像伝送というとLiveUのような1カメ用エンコーダーが定番ですが、Univisoの新型はHD4chを1台で束ねて送るのが特徴。受け側のデコードサーバーが4系統を同期出力できるので、「現場にカメラ4台とエンコーダー1台、スイッチャーと制作は局側」というリモートプロダクションが1セットで組めます。前日に取材したKiloviewのKiloLink Station Proといい、5Gリモート制作の受け側・送り側は今年のBIRTVの大きな流れです。
※Univisoの各製品は、展示会で見つけた新規取り扱い候補として紹介しています。現時点でパンダスタジオレンタルでのレンタル開始が決定しているものではありません。商品ページ公開後、リンクを追加します。
いま借りて試せる、同系統のレンタル機材
ボンディング伝送・リモート制作の検証は、既存のレンタル機材で今すぐ始められます。
→ 5G対応のバックパック型ボンディングエンコーダー:
→ モバイル回線伝送の定番。回線付きですぐ使える:
→ 回線を束ねる側を試すなら(ボンディングルーター+衛星):
なぜ「借りて試す」のが向いているか
ボンディング伝送の成否は、機材スペックではなく「その会場・その時間帯の電波」で決まります。
- 本番会場で、束ねた回線の合計帯域が実際にどれだけ出るか
- 観客が集まってモバイル回線が混雑する時間帯の安定性
- 遅延がスイッチング・掛け合いに耐えられるか
リハーサルでLiveUやKILOVIEW P3を借りて実測しておくのが、いちばん確実な検証です。リモート制作の構成検討にもそのまま使えます。
この機材が向いていそうな人・現場
- マラソン・パレード・屋外イベントなど、有線を引けない現場から多カメ映像を送りたい制作会社
- 中継車・移動局の回線をボンディングで強化したい放送・配信技術者
- 現場は撮影のみ、制作は拠点側というリモートプロダクションを検討しているチーム
用途別に見るなら
モバイル回線での映像伝送を試したい人
ボンディングルーター・回線側から組みたい人
まとめ
エンコーダー・デコードサーバー・ルーターの3点セットで「5Gリモート制作」を丸ごと提案してくるUniviso。HD4chを1台で送る新型エンコーダーは、多カメ現場の伝送コストを変える可能性があります。まずは取り扱い中のボンディング機材で、自分の現場の電波を実測するところから始めてみてください。
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出典:パンダスタジオ BIRTV 2026 北京取材動画「BIRTV 20260823 UNIVISO 01」
動画:https://www.youtube.com/watch?v=5mF0lRwmWJ0
