地震や津波で地上のネットワークが落ちたとき、背負って持ち込み、置くだけで衛星回線を立ち上げる——BIRTV 2026で取材した北京の高骏科技(Gaojun)は、高軌道衛星を使った応急通信の専業メーカーです。据え置き型の衛星端末「NanoSat450A」と、時速80〜120kmで走行中でも通信できる車載フェーズドアレイ局「MovSat」を見せてもらいました。放送機材展で「災害時の映像伝送」の最前線に触れられる、BIRTVらしい展示です。
この動画でわかること
- 災害後の応急通信を復旧する衛星端末「NanoSat450A」。高軌道衛星で信号を中継し臨時ネットワークを構築
- 設置すると南東130度へ自動で衛星を捕捉し、有線LANとWi-Fiの2種類の回線を提供
- 前線で収集した映像・写真を衛星回線で指揮センターへ伝送する運用
- 帯域は上り10M/下り100M(国内最大とのこと)。背負い袋・輸送用保護ケース付属の可搬設計
- 車載フェーズドアレイ局「MovSat」:機械駆動なしの2次元フェーズドアレイで約10秒で捕捉、走行中も通信可能。ホンダCR-Vクラスの乗用車にも搭載可
「現場からの映像伝送」の最後の砦は衛星
モバイル回線のボンディング伝送が当たり前になった今でも、基地局ごと落ちる災害現場では衛星が最後の通信手段です。据え置きで確実に回線を作るNanoSat450Aと、移動しながら基幹網を維持するMovSatという使い分けは、報道・防災の現場設計としてそのまま参考になります。日本でも、Starlinkとモバイルボンディングを組み合わせた「回線が死んでいる場所からの配信・伝送」は、レンタル機材で現実的に組める時代になりました。
※高骏科技の製品は中国の衛星網を利用する業務機材で、今回は取材で見た技術の紹介としてお伝えしています。パンダスタジオレンタルでの取り扱い予定はありません。日本国内で「地上回線に頼らない伝送」を組みたい場合は、以下の機材が現実的な選択肢です。
関連レンタル機材(日本で「衛星×映像伝送」を組むなら)
→ 置くだけで衛星インターネット。ポータブルな定番:
→ 拠点用の標準アンテナキット:
→ 現場からの映像伝送はボンディングエンコーダーで:
なぜ「借りて試す」のが向いているか
非常時の通信・伝送は、本番(=災害時や回線障害時)にぶっつけで使うことになりがちな機材です。
- Starlinkの開通・設置にかかる実時間と、遮蔽物のある現場での実効速度
- 衛星回線経由で配信・伝送したときの遅延と安定性
- BCP(事業継続計画)訓練に組み込んだときの運用手順
平時にレンタルで一度検証しておくだけで、いざというときの立ち上がりがまったく変わります。防災訓練やイベントの予備回線として試しておくのがおすすめです。
この分野が気になる人・現場
- 災害報道・現場中継の伝送手段を多重化したい報道・制作技術者
- BCPで「地上回線が全滅した場合の通信」を検討している企業・自治体の担当者
- 山間部・海上・イベント会場など、回線のない場所から配信したい制作チーム
用途別に見るなら
衛星インターネットを試したい人
モバイル回線での映像伝送を組みたい人
まとめ
置くだけのNanoSat450Aと、走りながら通信するMovSat。災害大国に住む私たちにとって他人事ではない展示でした。日本で同じ思想の伝送システムを組むなら、Starlink+ボンディングエンコーダーの組み合わせから。平時のうちに、一度レンタルで試してみてください。
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出典:パンダスタジオ BIRTV 2026 北京取材動画「BIRTV 20260823 Gaojun 01」
動画:https://www.youtube.com/watch?v=kdtAbwEQMnQ
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