はいそれではストリーミングブリッジの利用方法の応用編をやっていきたいとおもいます
今回はですね、パンダスタジオ浜町の M1及び5階の控え室で返し映像を確認する、
こういったことにチャレンジしてみたいと思います
概要
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こちらの概要なんですけれども、パンダスタジオの浜町ではですね1階にある Aスタジオや、4階のBスタジオの控室として地下1階にある M1会議室や501、502、508、509、といった5階の控室 がよく利用されます
控室でただ控えているだけではなくて、スタジオの様子を確認したいだとか、あるいはスタジオで配信しているものプログラムアウトの映像を確認したい、そういった要望もよくいただきます
パンダスタジオ浜町の入っているビルには映像用の館内配管というものが無いので、今まではそれぞれの控え室にSDIケーブルだいたい50メートルから100メートルぐらい、これを仮設して対応していました。
LANケーブルは控室に常設されているので、今回はストリーミングブリッジを使ってATEM Mini Pro でON AIR ボタンをポンと押せばすぐに反しの映像がいくようにしておきたい、こういったものを常備したいという風に考えました
システム図
システム図はこんな感じです。
まずAサブあるいはBサブあるいはAスタジオBスタジオ、どこでも構わないんですがそういったところに、送り先分の ATEM Mini Pro あるいは ATEM Mini Pro ISOを用意します。
通常、プログラムアウトはSDIでくるので、これをコンバーターでHDMIに変換してスイッチャーに食わせます
ここからストリーミングブリッジに送るわけなんですけれどもインターネット経由で送って例えば地下にあるM 1の控室ですとか、5階にある控室、こういったものにインターネット経由で送って、ストリーミングブリッジから映像を取り出してみようということですね
浜町のビルの都合なんですけれども、実は、スタジオと控室のある棟が別棟になってまして、簡単にはケーブルを引けないんですね
LANケーブルといえどもビル間を跨いで繋ぐ事が出来ないので、一旦インターネットに出るという形になってます。
これが巨大なLANであればNDIで分配すればいいじゃんっていうふうになるんですけど、 実はNDIでたときそれをやろうと思ったんですがこのビルは一つのLANにすることができなかったのでまあこういう状態になってます。
なっていたんですが、ストリーミングブリッジが出たことによってこれネット経由で映像を送ったらいいじゃんと思いつきましたので、やってみたということですね
準備
まず準備なんですけれども、ストリーミングブリッジの方にローカルのIPアドレスとグローバルのIPアドレス、これを入力します。
今回はセキュリティ上の都合でストリームキーのとこは黒塗りをしています
送り側の ATEM Mini Pro の設定なんですけれども、ここはインターネットにつながるようにしておけば、後は設定ファイルを読み込むだけです。インターネットにつながるようにしておくというところが一点注意事項としてはありますね。
初期設定ではこんな感じで、マニュアル通りの192.168.10.240というようなIPアドレスが設定されているんですけれども、これを設置する場所のLANに合わせて変更しなければいけません。
たまたま自分の使ってるLANが192.168.10.xxx系統だったら、たまたまこれで動くんですけども、大抵はそうではないと思うので、使用場所の環境に合わせてこの static ip 手動で変更するか
DHCPモードにしておくという感じですね
今回設置するのはパンダスタジオ浜町のBスタジオに設置します。Bスタジオには dhcp で ip を振ってくれる仕組みがあるのでdacp にして。今回は薄らと出てますけど
も192.168.8.44 というIPが振られていたということですね
ではですねもうこれで次にですね
次はコレですねはい
次は ATEM Mini Pro の方でソフトウェアコントロールを開いて設定画面をロードします。
配信から、設定をロードを選んで、ストリーミングブリッジからエクスポートしたXMLファイルを読み込ませてこんな感じになります
ここも、ストリームキーの部分ま本来は表示されるんですけども セキュリティ上の都合から黒塗りで潰しています
もうここまで準備ができてしまえばあとはもうオンエアボタンを押すだけですね
ハードウェア上でON AIRを押すか、このようにソフトウェアコントロールでON AIRをおしてもどっちでも大丈夫です
はいそれではですねパンダスタジオ浜町のB スタジオから地下の M1控室までインターネット経由で映像を送ってみたいと思います
今ですね、パンダスタジオ浜町のBstudio にある ATEM Mini Pro ISO から映像を送って地下の M1控室にあるストリーミングブリッジまで映像を送ります。そして、ここのモニターに表示してみようということですね
ちなみにですねATEMのソフトウェアコントロールなんですけれども実は特定のポートを開けてあげるとインターネット経由でも操作が可能です。今こちらのパソコンでインターネット経由でBスタジオにある ATEM Mini Pro ISOを操作することが可能にしています
ではオンエアボタン押してみましょう。はい、押しました。
こんな感じで Bスタジオの様子をインターネット経由で表示させることができました
おまけ
今回は、ATEM Mini Pro へのコンバーターにLumantek ez-SHV+ を使用しています。
設定が終わってしまえばマルチビューは必要ないのでATEM Mini Proにモニタはー必要ないのですが、トラブル時に「ATEMまで正しく絵音がきているのかは」の確認は重要です。そのためモニターがついているコンバーターを利用しました。モニター付きコンバーター便利ですね。
関連:コンバーターにモニターついてると便利だった。
https://panda-times.com/ez-shv/
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