夏らしい光の映像を撮りたくて出かけたのに、曇り。晴れても太陽は背中側の順光。逆光のキラキラが撮れない日は、どうすればいいのか。この動画は、その「光が足りない日」の工夫を見せてくれます。
ケンコー・トキナーの田原さんが、トキナーのシネマレンズVista 65mmをキヤノンEOS R5に付けて、朝の江戸川の土手へ。前半は曇りのなかでシネマレンズの浅い被写界深度を見せ、後半は太陽が出てきたものの順光で、レンズの前に光を反射させる小道具を使って「光を感じる映像」に仕上げていきます。
※この動画はパンダスタジオの動画ではありません。ケンコー・トキナーのデモンストレーター田原栄一さんのチャンネルの公開動画(メーカー社員による製品紹介・#pr表記あり)を、参考になった動画として紹介しています。
見どころは7分40秒あたり。完成した映像だけだと何をしているか分からないので、と、レンズの前で反射板をどう動かしているかを種明かししてくれる場面です。透明な部分は被写界深度が浅いのでほとんど写らず、反射した光だけが画面に入る。仕組みが分かると、自分でも応用できそうだと感じました。
なお、Vista 65mmそのものは、パンダスタジオレンタルでは現在取り扱いを確認できていません。トキナーのシネマレンズを体験するなら、取り扱いのあるシネマズームが近い選択肢です。
→ トキナーのシネマズーム(望遠側):
シネマレンズVistaの3種類と、曇りの日の撮り方
動画の冒頭で、Vistaにはノーマルに加えて、ポートレート向けにボケや色合いを調整したVista P、青い方向に色味を調整したクラシックのVista Cの3種類がある、と説明していました。今回はノーマルのVistaです。
PLマウント(映画撮影用のマウント)なので、市販のRFアダプターで変換してEOS R5に付けています。「そのままだと取り付かないことがあって、少し調整を入れて付くようにしている」とも話していたので、アダプターとの相性は事前に確認したほうがよさそうです。
曇りの土手では、T1.5・ISO100で、1kmほど先の流山橋あたりから手前へ少しずつピントを送っていきます。「晴れるとこれ、白く飛んじゃうと思う」。開放で撮るなら、シャッタースピードの上限にも注意がいる、という話でした。
順光の日に光を足す:レンズ前で反射させる
太陽が出てきたものの、撮影方向は順光。逆光のように太陽を画面に入れられません。そこで使ったのが、レンズベビーOMNIのケンコー専用キットに入っている透明のパーツです。
- 横長の溝が入ったパーツ:キラッとした光が入りつつ、少しソフトな効果も出る
- クレセント柄(三日月形)のパーツ:光の出方が強く、夏の日差しを感じさせる
- 使い方:指がレンズに写り込まないように持ち、角度を変えながら、反射がうまく画面に入る位置を探る
「太陽が入らないなら反射させてやろう」。被写界深度が浅いシネマレンズだからこそ、パーツ自体はぼけて写らず、光だけが入る。レンズの性格と小道具の組み合わせが効いている例だと思いました。
三脚の話も少し
レンズとカメラで3kgほどの機材を、1.2kgの軽量三脚に載せていました。自由雲台は固定すると少し下にずれるので「多少上目に構えて、下がるところまで考えて固定位置を決める」のがコツ、と話しています。本来は機材に対して余裕のある雲台を使ったほうが楽、とも。重いシネマレンズを使うときは、三脚選びも一緒に考えたいところです。
この機材が向いていそうな人・現場
- 夏の観光地PR動画を撮りに行ったら曇りで、「映える光が撮れなかった」とクライアントに言い訳したことがある映像制作者
- ブランドムービーやイメージ映像で、草花や水辺をシネマティックに見せたいWeb制作会社のディレクター
- 一眼の動画に慣れてきて、次はシネマレンズでピント送りの表現を試したいYouTuber
レンタルで試す価値があるところ
シネマレンズの浅い被写界深度と、レンズ前に光を入れる工夫は、実際に撮ってみないと加減が分かりません。どの角度で光が入るか、どのくらいぼけるかは、レンズの焦点距離と絞りで大きく変わります。
パンダスタジオレンタルのトキナーのシネマズームなら、T2.9通しで焦点距離を変えながら試せます。PLマウントなので、お使いのカメラに合うマウントアダプターも一緒に確認してください。
トキナーのシネマレンズをレンタルで
→ 標準域のシネマズーム:
→ 動画で使っていたボディ:
用途別に探すなら
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📦 「太陽が入らないなら反射させてやろう」。
光が足りない日の工夫は、浅いピントのシネマレンズでこそ効きます。まずはシネマズームで試してみてください。
