YoloBox Extreme はタッチパネルで全部できます。だから YoloDeck(物理ボタンのコントローラー)は「無くてもいい機材」に見えます。私も最初はそう思っていました。
ただ、動画のスタッフが説明会で実際に使ってみて「一緒に使うととっても便利」と言っていて、同時に、設定でちゃんとつまずいていました。ドラッグ&ドロップで割り当てたソースが、ボタンに出てこない。原因は2つで、どちらも知っていれば10秒で済む話です。借りてから迷わないように、先に書いておきます。
見どころは2分09秒。「あ、そうか、さっき保存しなかったんだ」と気づく瞬間です。その前の「私が入れたソース3、なんでないんだろう」も含めて、設定画面のどこを見ていて、どこで気づいたかが手元の動きで分かります。文章より早いので、ここだけは動画で。
動画で使っている YoloDeck は、パンダスタジオレンタルで YoloBox Extreme と一緒に借りられます。単体で使うものではないので、YoloBox 側(Extreme)とセットで。
→ YoloDeck:
YoloDeck の設定手順:歯車 → 一番下の「YoloDeck設定」 → ドラッグ&ドロップ
設定の場所はすぐ見つかります。YoloBox Extreme の画面で歯車マークを押して、メニューの一番下にある「YoloDeck設定」をタップ。すると YoloDeck のボタン配置の画面に移ります。
そこで「ソース何番を、どのボタンに入れますよ」というのを、ソースを指でつまんでボタンの位置へドラッグ&ドロップします。操作そのものは簡単です。問題は次の2つ。
つまずき1:ソースは「HDMI 3」ではなく「ソース5」と並んでいる
ここが一番の引っかかりでした。YoloBox の普段の画面では、入力は「USBカメラ 1-1」「HDMI 3」のように、端子の名前で表示されています。ところが YoloDeck 設定の画面では、同じものが「ソース1」「ソース2」……「ソース10」と番号だけで並びます。「HDMI 3」という名前は出てきません。
動画の現場はソースが2つだけ(USBカメラ 1-1 と HDMI 3)だったのに、設定画面では1〜10まで番号が並んでいて、スタッフは「どれがどれかを覚えとかなきゃいけない」と言っています。結論は、普段の画面に並んでいる順番=ソース番号。動画では、普段の画面で1番目にあるものを「ソース1」、5番目にあるものを「ソース5」としてデッキに割り当てたら、ちゃんと「USB1-1」「HDMI3」として出てきました。途中で「USB-C が1-2-3で3番目にあると思う」と数えて、ソース3を割り当てて USB-C を出す場面もあります。
なので、YoloDeck 設定を開く前に、普段の画面でソースの並び順を数えてメモしておく。これだけで迷いが消えます。
つまずき2:ドラッグ&ドロップのあと、必ず「保存」を押す
2つ目は単純で、だからこそやります。割り当てたソース3がデッキに出てこなくて、スタッフが「なんでないんだろう」と数秒止まったあと、「あ、そうか、さっき保存しなかったんだ」。ドラッグ&ドロップした直後に「保存」を押さないと、割り当ては反映されません。保存を押すと「保存が成功しました」と出るので、それを見てから設定画面を終了して、普段の画面に戻ります。
戻ると、YoloDeck 側のボタンには「USB-C の1」「HDMI 3」のように、こちらはちゃんと端子名で表示されます。設定画面では番号、デッキ上では名前、という非対称がややこしいのですが、割り当てが終わればもう番号は見なくて済みます。
検証条件(動画内の構成)
| 確認日 | 【要確認:収録日】 |
|---|---|
| 使用機材 | YoloBox Extreme、YoloDeck、YoloCam S3(USBカメラ)、HDMI入力1系統 |
| ファームウェア等 | 【要確認】(メニュー文言はファームウェアで変わる可能性) |
| 接続構成 | YoloDeck →(USB)→ YoloBox Extreme(#03の構成では USB-A 側に接続) |
| 環境・条件 | 屋内(パンダスタジオ、説明会当日)。ソースは USBカメラ 1-1/HDMI 3/USB-C の構成 |
| 確認者 | パンダスタジオ スタッフ |
持ち帰り用:YoloDeck 初回設定チェックリスト
借りて届いた日に、上から順にやれば終わる形にしました。
| 順 | やること | メモ |
|---|---|---|
| 1 | YoloDeck を YoloBox Extreme に USB で接続 | PCへUSB出力する日は USB-A 側に挿す(#03参照) |
| 2 | 普段の画面で、入力ソースの並び順を数えてメモ | 例:1=USBカメラ 1-1、3=USB-C、5=HDMI 3 |
| 3 | 歯車 → 一番下「YoloDeck設定」 | ここではソースは番号表示 |
| 4 | ソース番号をボタン位置へドラッグ&ドロップ | メモの番号どおりに |
| 5 | 「保存」を押す→「保存が成功しました」を確認 | 押さないと反映されない |
| 6 | 設定画面を終了し、デッキのボタン表示が端子名になっているか確認 | 出てこなければ 5 に戻る |
→ このリストで試すなら、本体とセットで:
YoloDeck があると楽になる場面:別の画面を見ている最中のオーバーレイ
タッチパネルで全部できるのに、なぜボタンが要るのか。動画のスタッフの答えは具体的でした。オーディオの画面など、別の画面を見ているときにオーバーレイを出したくなった場合、タッチだけだと画面を遷移してオーバーレイの画面まで戻らないと出せない。YoloDeck なら、どの画面を見ていてもボタン1つで出せる。
説明会の進行中、音量を触りながら「ここでテロップ」というのは本当によくあります。そのたびに画面を行き来するのは、1人で回しているときほど効きます。あと、RECボタンとLIVEボタンもデッキ上にあるので、録画開始・配信開始を「押した」と手で確認できるのも、個人的には安心材料です。
この機材が向いていそうな人・現場
- YoloBox Extreme を1人で回していて、音量調整の画面とソース切り替えの画面を本番中に何度も往復している人。往復の回数がそのままボタンの価値になります
- テロップ(オーバーレイ)を出すタイミングを、画面を見ずに手の感触で押したい司会兼配信担当
- 「設定が面倒そうだから YoloDeck は借りない」と思っていた人。番号を数える・保存を押す、の2点だけなので、初回設定は数分です
レンタルで試す価値があるところ
YoloDeck が要るかどうかは、スペック表では判断できません。自分の本番で、画面を何回遷移しているかで決まるからです。1回も往復しないなら要らないし、5回往復するなら手元にボタンがあるだけで本番の余裕が変わります。
一度 YoloBox Extreme とセットで借りて、設定を上のリストで済ませて、本番を1回やってみる。「このボタン、押した回数」を数えておくと、次から借りるかどうか自分で決められます。
用途別に探すなら
YoloLiv の他の機種(Pro/Ultra)も見たい人
スイッチャーを用途から選びたい人
→ スイッチャーをカメラ台数・端子・録画配信の同時実行から選ぶ
最新の入荷機材をチェックしたい人
→ 新着機材一覧
📦 番号を数えて、保存を押す。それだけで本番中の画面往復がなくなります。
固定カメラも一緒に揃えるなら、同じメーカーの小さい4K USBカメラ YoloCam S3 が USB 1本でつながります(#01の構成で使っていたものです)。
→ YoloCam S3:
