屋外中継の回線ボンディングで、いちばん面倒なのはSIMの入れ替えです。場所によって強いキャリアが違うので、現場ごとにSIMの組み合わせを考える。LiveUの新しい現場用ユニットLU900Qは、そこをeSIMで自動化します。担当者の説明では、各通信事業者のSIMをあらかじめ用意しておき、ユニットが通信状態を見て事業者を途切れなく切り替える、と。
LiveUはパンダスタジオレンタルでもLU600、Solo PRO、Solo Plusと世代をまたいで取り扱いのあるメーカーです。その最新世代の話を、IBCのブースで聞いてきました。
動画で見た方が早いのは、本体の入出力の並び。SDI×2、映像リターン×2、Ethernet×2、電源×2と「2系統ずつ」揃っているのが、映像だと一目で分かります。
eSIM:場所によって最適な通信事業者へ、途切れなく切り替える
担当者の説明を整理します。例えば日本向けに、各通信事業者のSIMを用意しておく。ただし日本国内でも、場所によって通信状態の良い事業者は異なる。そこでLU900Qが通信事業者を自動的に切り替え、常に最適なSIMの組み合わせで良好な通信を確保する。つまり物理的な場所による制約を受けにくくなり、その切り替えを途切れなく行う、というものです。
レンタル屋の目線で言うと、これは「貸し出すときにSIMの組み合わせを現場ごとに考えなくていい」ということでもあります。日本での対応キャリアや認証は動画内では触れられていないので、そこは要確認です。
デュアルカメラ:SDI×2、本体で切り替えも、両方送りも
もう一つの重要な点として挙げていたのがデュアルカメラ対応。SDIを2系統、またはSDIとHDMIを1系統ずつ入力でき、IP入力や2系統の映像リターンにも対応。2台のカメラを使う場合は本体で映像を切り替えることも、両方の映像をマスターコントロールルームに送ることもできる。
バッテリーは最大7時間。映像リターン、Ethernet、電源もそれぞれ2系統。「機能の先進性ではこの分野で最高水準」「すでに使用されているお客様からも使い勝手で好評」というのが担当者のまとめでした。
※LU900Qは、現時点では新規取り扱い候補として紹介しています。パンダスタジオレンタルでのレンタル開始が決定しているものではありません。商品ページ公開後、この記事にもリンクを追加する予定です。
→ 4K/5G対応の現行小型機。SIM4枚で運用:
この機材が向いていそうな人・現場
- 地方のマラソン中継やイベント配信で、会場ごとにSIMの組み合わせを考え直しているボンディング運用の担当者
- 2カメで屋外から送りたいが、送信機を2台持ち込む予算も人手もない制作会社
- LU600世代を使っていて、次世代で何が変わるかを把握しておきたい中継技術チーム
レンタルで試す価値があるところ
ボンディングは、その会場のその時間帯で試すまで答えが出ません。LU900Qの「自動切替」が効くかどうかも、結局は現場の電波次第。入荷を待つ間に、LU600かSolo PROを借りて本番会場でテスト配信をしておくと、「いまのSIM構成で何が足りないか」がはっきりして、eSIMの価値が自分の現場でどれくらいかを読めます。
用途別に探すなら
LiveUの製品をまとめて見たい人
回線ボンディングをメーカー横断で比べたい人
展示会で見た新製品が入荷したかを確かめたい人
→ 新着機材一覧
LU900Qの取り扱いが決まればリンクを追加します。初日に見たMiNEMediaの3-in-1スイッチャー(5G×2+4G×2)と合わせて読むと、「回線を束ねる」機材の今年の方向が見えます → 【Day1 MiNEMedia記事の公開URLを挿入】。
📦 eSIMの前に、いまのSIM構成で本番会場を一度テストしておく。
IBC 2026取材シリーズの動画は、撮れたものから順にPANDASTUDIO TVで公開しています。
→ 新着機材一覧(展示会で見た製品の入荷チェックに)
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出典:パンダスタジオ IBC 2026 アムステルダム取材動画「IBC Day2_03 LiveU Rough v01 2」(2026年9月12日収録)
※製品名・仕様・発売時期は取材時のブース担当者の説明(字幕)に基づくもので、収録時点の情報です。掲載のレンタル商品は商品一覧(2026年7月版)でIDの実在を確認済みです。
