TelycamのPTZスイッチャーMix Oneは6系統(HDMI×2+USB×2+NDI HX3/SRT)でPTZ制御まで1台。フラッグシップExplore 500はソニー4/3型センサー、ブラシレスモーター、12G-SDI・Genlock・SFP+・Full NDI。Visionシリーズと、DensitronのProDeckで操作|IBC 2026 アムステルダム取材 #36

TelycamのPTZスイッチャーMix Oneは6系統(HDMI×2+USB×2+NDI HX3/SRT)でPTZ制御まで1台。フラッグシップExplore 500はソニー4/3型センサー、ブラシレスモーター、12G-SDI・Genlock・SFP+・Full NDI。Visionシリーズと、DensitronのProDeckで操作|IBC 2026 アムステルダム取材 #36

※本記事はパンダスタジオレンタルのデータベースを元にAIを活用して制作しています。 リンク経由のレンタルや購入で収益を得る場合があります。

この記事を書いた人・監修した人

パンダスタジオの創業メンバーの1人。東京都立産業技術大学院大学で修士号を取得。電気通信大学大学院、熊本大学大学院、グロービス大学院でも学ぶ。PANDASTUDIO.TVでは、主に、BlackMagic Design製品を担当しスタジオ構築や配信を担当。

PTZカメラを4〜6台使う配信で、機材を1つ減らす方法は2つあります。スイッチャーにPTZ制御を入れるか、PTZコントローラーにスイッチャーを入れるか。Telycam(テリーカム)がIBC 2026で見せたMix Oneは、前者。映像スイッチャーとPTZコントローラーを一体化し、HDMI×2、USB×2、そしてNDI HX3・RTMP・RTSP・SRTのIP入力で最大6系統。この1台で番組を作り、直接ライブ配信し、プログラムを収録する。

一方、カメラ側のフラッグシップExplore 500は、ソニー製4/3型センサー、ハイブリッドAF、光学20倍、光学ローパスフィルター、そしてブラシレスモーター。12G-SDI、Genlock、SFP+、Full NDIと放送寄りのインターフェースが揃います。業務用AV向けのVisionシリーズ(PTZ 3機種+ボックスカメラ)、DensitronのProDeckからの操作デモまで、説明はIvyさん。Telycam製品は未掲載ですが、「スイッチャー+PTZ制御一体」と「大型センサーPTZ」の現行品は、パンダスタジオレンタルにあります。


動画で見た方が早いのは、Mix Oneの卓の形です。左にジョイスティック、中央にタッチ画面、右に入力ボタン。「スイッチャーであり、PTZコントローラーでもある」は、この卓を見れば説明が要りません。後半、DensitronのProDeckのタッチ画面でカメラを選んでパン・チルトする場面も、操作系の考え方が伝わります。

Mix Oneは未掲載ですが、「スイッチャーにPTZ制御を入れる」考え方の現行品はパンダスタジオレンタルにあります。Day2で取材したSPROLINKのMC-NDIは、8ch NDI、ISO収録、PTZ8台制御を1台に入れた機種です。

→ スイッチャー+PTZジョイスティック一体の現行品。Mix Oneの比較相手:

SPROLINK MC-NDI 8チャンネル NDIビデオスイッチャー HDMI/SDI ISO録画対応 PTZジョイスティック内蔵(NDIライセンスのアクティベーション済)


Mix One:6系統、HDMI×2+USB×2+IP、PTZ制御まで1台

Ivyさんの説明を順に。新しいPTZスイッチャーMix Oneは、映像スイッチャーとPTZコントローラーを一体化。最大6系統の映像に対応し、HDMI入力2系統とUSB入力2系統を備える。AV over IPにも対応し、NDI HX3、RTMP、RTSP、SRTを利用できる。この1台で番組を制作して直接ライブ配信でき、プログラム映像の収録も可能。PTZカメラを細かく制御でき、パン・チルト・ズーム・フォーカスや画質のパラメーターを設定できる。「制作ワークフローの中心となるMix One」。

USB入力が2つあるのは、UVCのWebカメラやキャプチャデバイスを直接受ける想定でしょう。IP入力にSRTが入っているので、遠隔地からの映像も1系統として扱える。HDMI×2+USB×2+IP×2で6系統、と読めますが、内訳は動画内で明言されていません(要確認)。

※Telycam Mix One(PTZスイッチャー)は、現時点では新規取り扱い候補として紹介しています。パンダスタジオレンタルでのレンタル開始が決定しているものではありません。商品ページ公開後、この記事にもリンクを追加する予定です。

→ PTZ側の操作を別に持つ構成なら。PoE対応のPTZコントローラー:

FoMaKo PTZコントローラー PoE機能 PTZカメラ コントローラー KC608 Pro

Explore 500:ソニー4/3型センサー、ハイブリッドAF、光学20倍、ブラシレスモーター

Exploreシリーズの最上位モデルExplore 500。ソニー製4/3型センサーを搭載し、暗い環境でも良好な映像が得られる。ハイブリッドAFはコントラストAFと位相差AFの組み合わせ。光学20倍ズームに対応し、光学ローパスフィルターを備え、「LEDウォールの前で撮影するときもモアレを抑えられる」。モーターは一般的なステッピングモーターの代わりにブラシレスモーターを採用し、「静かで滑らか、高精度に動作する」。

インターフェースは放送向けに豊富。12G-SDI、Genlock、SFP+、Full NDIに対応し、NDI HX3、USB、HDMI、3G-SDIも備える。microSDスロットでカメラ内収録も可能。

レンタル屋の目線で拾うと、「4/3型」「ブラシレスモーター」「光学ローパス」の3つは、PTZが放送・映像制作のメインカメラに寄っていく方向です。バーチャルプロダクションのLEDウォール前でPTZを使うとモアレが出る、という悩みは実際にあり、ローパスフィルターを入れたのはその答えです。大型センサーのPTZは、いまSONY FR7がレンタルにあります。

→ 大型センサーPTZの現行品。レンズ交換式のフルサイズPTZ:

SONY 4K PTZ レンズ交換式リモートカメラ FR7 (本体のみ) 【法人のみレンタル可】(ハードケース付き)

※Telycam Explore 500は、現時点では新規取り扱い候補として紹介しています。パンダスタジオレンタルでのレンタル開始が決定しているものではありません。商品ページ公開後、この記事にもリンクを追加する予定です。

Visionシリーズ:1/1.8型・4K60pのPTZ 3機種とボックスカメラ、FreeD対応

業務用AV向けのVisionシリーズは、PTZカメラ3機種とボックスカメラ。PTZは光学12倍・20倍・30倍から選べ、1/1.8型センサーで4K 60p。映像インターフェースは3G-SDI、HDMI、NDI HX3、USB Type-C。オートトラッキングやオートフレーミングに対応し、バーチャルプロダクション向けのFreeDプロトコルにも対応。ボックスカメラは光学20倍でパン・チルト機構のないカメラ。「法廷やeスポーツ、スポーツ撮影に適し、小型なので手の届きにくい場所にも設置できる」。

※Telycam Visionシリーズ(PTZ×3・ボックスカメラ)は、現時点では新規取り扱い候補として紹介しています。パンダスタジオレンタルでのレンタル開始が決定しているものではありません。商品ページ公開後、この記事にもリンクを追加する予定です。

DensitronのProDeckから操作:タッチパネルにTelycam専用画面

最後にDensitronとの連携。同社のProDeck(タッチスクリーン式の操作パネル)にTelycam専用の操作画面を用意し、接続すればすぐ使える。操作するカメラを選択(デモでは2台を接続)、パン・チルト・ズーム、動作速度の調整、プリセットの呼び出し、露出などのパラメーター設定。「とても直感的に操作できる」。

「PTZの操作面をどこに置くか」は、Day1のRCT(位置を直接動かすコントローラー)、Day2のSPROLINK(スイッチャーにジョイスティック)、そしてこのTelycam(スイッチャー一体のMix Oneと、汎用タッチパネルのProDeck)と、今回のIBCで3通り見ました。カメラの制御プロトコルが開いていれば、操作面はメーカーを超えて選べる、という方向です。

→ 既存のHDMIカメラをNDI化してMix Oneのような卓に入れるなら。定番のNDIコンバーター:

Kiloview N40 4K HDMI 2.0 ⇔NDI 双方向コンバーター エンコーダー/デコーダー

この機材が向いていそうな人・現場

  • PTZ 2〜4台と遠隔地のSRT映像を1台の卓でスイッチしたい、ワンオペの配信担当(Mix One)
  • LEDウォール前のバーチャルプロダクションで、PTZのモアレと動作音に困っている制作チーム(Explore 500)
  • 法廷・eスポーツ・教室など、狭い場所に固定カメラを置きたい施設(Visionボックスカメラ)

持ち帰り:Telycamの製品、動画の説明から

製品センサー・入力(動画内の説明)特徴レンタル
Mix OneHDMI×2+USB×2+IP(NDI HX3/RTMP/RTSP/SRT)、最大6系統スイッチャー+PTZコントローラー一体、配信・PGM収録未掲載(代用:SPROLINK MC-NDI)
Explore 500ソニー4/3型、光学20倍、12G-SDI・Genlock・SFP+・Full NDI・HX3・USB・HDMI・3G-SDIハイブリッドAF、光学ローパス、ブラシレスモーター、microSD収録未掲載(代用:SONY FR7)
Vision PTZ×3/ボックス1/1.8型 4K60p、光学12/20/30倍、3G-SDI・HDMI・HX3・USB-Cオートトラッキング/フレーミング、FreeD未掲載

レンタルで試す価値があるところ

「スイッチャーにPTZ制御を入れる」構成が自分の現場に合うかは、いまレンタルにあるSPROLINK MC-NDIで先に確かめられます。ジョイスティックとスイッチングを同じ手で切り替える操作が、1人でこなせるか、それとも操作を分けた方がミスが減るか。それが分かれば、Mix Oneが入荷したときの見方が決まります。大型センサーPTZの画は、FR7で体験できます。


用途別に探すなら

PTZカメラとコントローラーをまとめて見たい人

PTZ関連機材を検索

NDI対応スイッチャーを比べたい人

NDIスイッチャーを検索

IBC 2026で見たPTZ操作系の3通り

→ 【Day1 #10 RCT記事URL】/【Day2 #24 SPROLINK記事URL】

展示会で見た新製品が入荷したかを確かめたい人

新着機材一覧


Day3の追加分8本はここまで。Telycamの3シリーズは、取り扱いが決まればこの記事にリンクを追加します。IBC 2026取材シリーズは、前夜編から数えて36本になりました。

📦 PTZの操作面は、メーカーを超えて選べるようになる。
IBC 2026取材シリーズの動画は、撮れたものから順にPANDASTUDIO TVで公開しています。

新着機材一覧(展示会で見た製品の入荷チェックに)
映像制作・撮影技術のセミナー情報
PANDASTUDIO TV でIBC 2026取材動画をチェックする

出典:パンダスタジオ IBC 2026 アムステルダム取材動画「IBC Day3 12 Telycam Rough v01」(2026年9月13日収録)
※製品名・仕様・発売時期は取材時のブース担当者の説明(字幕)に基づくもので、収録時点の情報です。掲載のレンタル商品は商品一覧(2026年7月版)でIDの実在を確認済みです。

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