メーカーの公式紹介動画は、数字が並んでいるだけで現場の景色が浮かびにくい。でも SDR Transmission 2 のこの2分には、現場で効く数字が3つだけ入っています。それを「自分の現場だとどうなるか」に翻訳してみます。
※この動画はパンダスタジオの動画ではありません。「DJI Ronin JAPAN」の公開動画(英語ナレーション)を、参考になった動画として紹介しています。
見どころは30秒過ぎ、1台の送信機からカメラ・監督・ビデオビレッジの全員に映像が届くイメージ。そして1分40秒以降、複雑な地形で4km(公称)を飛ばす場面です。
動画の DJI SDR Transmission 2 コンボ は、パンダスタジオレンタルで取り扱いがあります。公称値が自分の現場で出るかどうかは、借りて確かめるのが早い。
→ DJI SDR Transmission 2 コンボ:
数字1:1台の送信機で最大8台の受信機(公称)
ナレーションでは「one transmitter connects up to eight receivers」。カメラに付けた送信機1台から、監督のモニター、クライアントのモニター、スイッチャー横のモニター、と8か所に同じ映像を配れる、ということです。
これが効くのは、意外と小規模な現場です。会議室で待機するマネージャーとメイクさんに、ロケの映像を見せたい。講演会場で、控室の司会者に舞台の様子を見せたい。従来は「見せたい人の数だけケーブルを引く」か「1台の受信機の前に集まってもらう」かでしたが、受信機を人数分持たせれば済むようになります。
数字2:4km・35ms・4K 50Mbps(公称)
見通しで4km、遅延35ms、4K伝送で最大50Mbpsのビットレート、というのが公称値です。4kmを使い切る現場はまずありません。でも「4km飛ぶ設計の機材が、50m先の会議室の壁を2枚抜けるか」という読み替えなら意味があります。35msは約1フレーム分。スイッチャーで他のカメラと混ぜるときは、他のカメラ側を遅らせて揃える、という扱いになります。
加えて「Auto Channel 2.0」が混雑した現場でチャンネルを自動管理し、周波数を飛び移って安定させる、と説明しています。これは現場で一番ありがたい機能です。切れたときに人間が探さなくていい。
数字3:136g(公称)
「cameras can go where traditional rigs can’t」と言っているとおり、小さいカメラに載せられる軽さです。ジンバルカメラやアクションカメラの上に載せても重心が崩れにくい。拡張プレートやケージでSDIなどを足すモジュール設計、とも。
この機材が向いていそうな人・現場
- ロケの映像を、現場に出られないクライアントや進行担当に別室で見せたい制作会社の人(1→8受信)
- 講演会で、舞台のカメラから控室や受付のモニターにケーブルなしで映像を送りたい人(壁抜け・自動チャンネル)
- 小型ジンバルカメラで撮った映像をスイッチャーに無線で入れたい人(軽さ)
レンタルで試す価値があるところ
公称値は「見通しで」「混信がなければ」の数字です。自分の会場の壁、天井、Wi-Fiの混み具合で、どこまで出るかは借りて歩いてみるしかない。受信機の画面に電波強度が数字で出るので、会場の各所で記録しておけば、本番の配置が決まります。
DJI SDR Transmission 2 のレンタルはこちら
→ 前世代との比較用、初代 SDR Transmission:
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📦 公称値は会場で確かめて初めて自分の数字になる。
受信機を持って会場を一周する。それが本番の配置図になります。
