ディゾルブは捨てる。マスクとマージ、アニメカーブ、SVGの3段重ねで「自分の形」のオリジナルトランジションを作る|Fusionセミナーダイジェスト(4/4)

※本記事はパンダスタジオレンタルのデータベースを元にAIを活用して制作しています。 リンク経由のレンタルや購入で収益を得る場合があります。

この記事を書いた人・監修した人

パンダスタジオの創業メンバーの1人。東京都立産業技術大学院大学で修士号を取得。電気通信大学大学院、熊本大学大学院、グロービス大学院でも学ぶ。PANDASTUDIO.TVでは、主に、BlackMagic Design製品を担当しスタジオ構築や配信を担当。

「うちのロゴの形で画面が切り替わるやつ、作れない?」。社内動画をやっていると、一度は言われます。作れます。ただし、いきなりロゴから始めると挫折します。

小町直さん(DaVinci Resolve認定トレーナー)のFusion回ダイジェスト最終回は、その順番の話です。まず丸のトランジションを作る。それにアニメカーブで動きを付ける。最後に丸をSVGに差し替える。パンダのトランジションも、この3段の積み重ねでした。


見どころは6分過ぎの振り返りです。「難しく感じたかと思うんですけど、ちょっと冷静に振り返ってもらえると、同じことを繰り返していただけだな、似たことを積み重ねていっているだけだな、と思うので」。参加者全員がパンダの形のトランジションを作り終えた直後の、この一言のために動画があります。

Fusion回の講師・小町さんは、9月30日(水)の「認定トレーナーを目指す回」にも登壇します。自分のロゴで作ってみて詰まったところは、午前の無料ダビンチカフェに持ってきてください。

9/30「怖くないダ・ヴィンチリゾルブ編集講座」認定トレーナーを目指す回の詳細・お申し込み


トランジションの仕組みは2パターン。ディゾルブ型と、マスク+マージ型

小町さんの整理では、トランジションの仕組みは大きく2つです。一つは徐々に切り替わっていくもの(クロスディゾルブ)。もう一つは、マスクとマージを組み合わせて、フォアグラウンドをマスクの情報を使って「ある形で」徐々に表示していくもの。

そして、こう言い切ります。「正直クロスディゾルブなんて、ただ徐々に入れ替わっていくだけなんで、そんなに面白みもないのと、ここから広げようという手立てがないので、まずこのディゾルブは捨てます」。

ディゾルブを捨てて、マージとマスクで、まず「ただの丸」のトランジションを練習で作る。丸が全くないくらい小さいところから始まって、最後のフレームで画面を覆い尽くすまで大きくなれば、丸のトランジションになる。ここが1段目です。


2段目:キーフレームではなくアニメカーブ。イン・アウトに「Circ」を設定する

丸ができたら、動きを付けます。3本目の記事と同じ理屈で、キーフレームで打つと、1秒のトランジションを2秒に使い回すときにキーフレームの位置を変えなければならない。「それはちょっとめんどくさいのでやりたくない」ので、アニメカーブでサイズが0から画面を覆い尽くすまで大きくなるアニメーションを付けます。

実践編で具体的だったのは、カーブの種類です。「ギュンと速くなってギュンと遅くなる」動きにしたいので、イン・アウトそれぞれにCircを設定する。すると「ギュンと速くなって、ギュンと止まる」。小町さん自身が「ちょっとギュンが続いちゃうんですけど」と笑っていましたが、この回でも「今日はマジで、ギュンといってギュンで止まるのを覚えてください」と念を押していました。


3段目:丸をSVGに差し替える。マスクをシェイプに変換するスクリプト

ここから先が、この実践編の本題です。丸ではなく、自分の形にしたい。講座ではSVGファイルを読み込んで、それをシェイプツールに変換する方法が紹介されました。

使ったのは、作者の方がGitHubで無料公開している「mask2shape.lua」というスクリプトです。フリーで配布されているものなので無料で使える、と小町さん。講座では配布フォルダに入れてあって、それを参加者それぞれのDaVinciに入れて、SVG由来のマスクをシェイプツールに変換していきました。

そして、パンダのトランジションの正体です。「基本的な方法としては、最初にやった円で作るやつが基本的なベースとしてあって、パンダは、あれに好きなSVGファイルを放り込むという動作が追加されていっただけ」。

パンダは難易度が意外に高かった。Y軸のオフセットにもアニメカーブ

ただし「パンダは難易度が意外に高かった」とも。パンダの形の問題で、サイズだけでなくY軸のオフセットにもアニメカーブを付けなければならなかったのが、微調整が難しいところだったそうです。「ねこに転生したおじさん」の肉球トランジションでも、中央がずれていたので徐々に上にずらすアニメカーブを当てていて、教訓は「最後に覆い尽くすパーツは大きくしておいたほうがいい」。

やっていることは、「同じことを別のプロパティにも同じことをやってあげる」だけ。サイズにアニメカーブを付けたのと同じ操作を、Y軸のオフセットにもやる。難しく見えるのは、手数が増えるからで、新しい概念が増えるからではない、というのが小町さんの整理です。


持ち帰りツール:オリジナルトランジションの3段チェックリスト

自分のロゴでトランジションを作るときに、どこまでできているかを確かめる表です。上から順に、1段クリアしてから次に進んでください。

できていること使うもの詰まりやすい点
1ただの丸で、マスク+マージのトランジションが成立している(小さい丸→画面を覆う)マスク、マージディゾルブから発想を切り替えられていない。まずディゾルブは捨てる
21秒でも2秒でも動きが崩れないアニメカーブ(イン・アウトにCirc など)キーフレームで打ってしまっている。尺を変えて確かめる
3丸が自分の形(SVG)に置き換わっているSVG読み込み、mask2shape.lua でシェイプに変換形によってはサイズ以外(Y軸オフセットなど)にもアニメカーブが必要。最後に覆うパーツは大きく
仕上げ他のプロジェクトで呼び出せる右クリック→トランジションプリセットを作成→ビデオトランジション>Fusionトランジション名前を付けないと後で見つからない

3段目で詰まる人が一番多いはずですが、その原因はたいてい1段目か2段目の理解が抜けていることです。「同じことを繰り返しているだけ」と思えるまで、丸に戻ってください。

→ 3段を一晩で通しでやるなら、Fusionが軽く回るMacとStudio版のセット:

M5 MacBook Pro と DaVinci Resolve Studio 20 ソフトウェア (USBドングル版)のセット


このダイジェストが向いていそうな人

  • 会社のロゴやキャラクターの形で画面を切り替えるトランジションを頼まれて、テンプレート探しで時間を溶かしている社内動画担当者。自分で作る方が早いです。ただし丸からです
  • Fusionトランジションのテンプレートは使えるが、「形を変えたい」と言われると手が出ない編集者。SVGの差し替えが、その答えです
  • 講座に出たけれど「難しかった」で終わっている人。振り返ると同じことの積み重ねだった、という小町さんの言葉を、もう一度動画で聞いてください

レンタルで試す価値があるところ

マスク、マージ、アニメカーブ、SVG。どれも無料版のDaVinci Resolveで使えます。それでも借りる価値があるのは、この3段を「一晩で通しでやる」ときの快適さです。プレビューのたびに待たされると、1段目で心が折れます。講座の前後にFusionが軽く回るマシンを借りて、3段をまず丸で、次に自分のロゴで通してみると、自分のPCで足りるか、Studio版が要るかの判断がつきます。

→ 自分のPCにStudio版だけ足して試すなら:

Blackmagic Design DaVinci Resolve Studio (USBドングル版)


📦 ロゴのトランジションは、丸→カーブ→SVGの3段。難しいのではなく、手数が多いだけです。
Fusionセミナーダイジェストはこれで4本目、最終回です。次の講座は9月30日(水)、認定トレーナーを目指す回。

9/30 認定トレーナーを目指す回の詳細・お申し込み(午前のダビンチカフェは無料)
9/30の講座の内容と「弱点ページ セルフチェック表」(告知記事)
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