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Web Presenter 4K で オンラインセミナーっぽい絵をテスト

はいみなさんこんにちは。
バンダスタジオの中村おりおです

今回もですね 、Web Presenter 4Kについて引き続き検証をしてみたいと思います。
前回、あるいは前々回Web Presenter 4Kを使って配信を行いました。↓

WebPresenter 4K のテストをしてみたらどうだったか、という話
https://panda-times.com/webpresenter-4k/

4K60P 12Gでの配信を行なったのですが、流石に12Gでの配信を行うと、SDIケーブルがきちんと12Gの対応でないといけないとか、常に50Mbps のアップロード帯域を安定的に確保していないと、ぐるぐる(配信の断絶)が出ちゃって大変、という気付きがありました。

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そういう、40 – 50 Mbps を常に用意できる環境というのはなかなか大変だと思うんですけども、そういったところを本当に準備してまで4K60Pでの配信っていうのはあり得るのか、どれだけメリットがあるのかっていうころ、ちょっと気になりましたので、検証してみたいと思います。

4Kで配信をしてみたい、ということであれば、例えば、花火だとか、コンサートとか高精細の綺麗な映像配信したい、そういった案件であれば、ニーズはすごくあると思うんですよね。

でも世の中の一般的な感じ、例えばオンラインセミナーとかの配信でガッツリ4Kにする必要はあるのか、何かメリットが感じられるか。
無いような気がするじゃないですか。

ということで、ちょっと試してみたいと思います。
Web Presenter 4K を使用した4K60Pでの配信を試してみたいと思います。

配信のテスト 12G

オンラインセミナーとかで、ありそうな絵面で検証してみたいと思います。
こういう背景を前にしゃべってパワーポイント資料に対して解説する。
先生が背景の前で喋って、いろいろ講義するみたいな。
まずは、そういった感じの動画。(今この動画)を収録をしています。

こういう、講師のアップとか

背景にPiPとかで試しました。

生放送で4K配信をやろうとするその時々の回線状況とか色々差が出てしまうので、まずは素材を4Kで撮って、素材をを生配信して収録と比較してみたり、あるいは同じ素材をHD 配信でどんだけ違うのかなっていうところをやってみたいと思います。

果たしてねどんな感じでできるのかというところですね。

※後述しますが、冒頭に貼ったものは、なるべく断絶なく生配信できたものを貼りました。

配信のテスト 1回目


こちらが配信した動画のアーカイブです。
1:00 くらいのところで動画が飛んでいるのが分かります。
なお、アーカイブだと音声の断絶はあまり気にならない(実際に発生しているが、文脈上あまり気にならない?)ですが、生配信で閲覧していた時は、ぐるぐるっと表示して途切れたので、よくありがちなオンラインのストレスを感じました。

この箇所以外でもちょくちょく途切れは発生しておりました。

配信管理側では、Web PresenterのLCDでONAIRの点滅、モニターでの絵音断絶、Youtu管理画面で「データがきていない」旨の表示、等々頻発しまして、
実際の案件で配信管理担当で入ったら行きた心地がしない状態でした。

テスト配信で良かった。

Streaming-high のほか Streaming-medium でも同様、
4K60P配信では概ね、似た感じでした。

配信のテスト HD

こちらが、素材は同じ12G/配信はHD のテストです。

絵音ともに問題ないかと思います。
特に、上記の4K60P配信で散々絵音断絶配信をやりまくった(設定や回線をあれこれ変えて何度か試しました)後だったので、

HD配信最高!

以外の感想ありませんでした。
画質の違いとかほぼないでしょ(主観)。
しばらくHD配信でいいよね。

という感じでした。
Web Presenter 4Kは、素材として12G-SDIが入るので、
拘りたければ、素材は12Gで入れて配信はHDで行うのが、今のところは現実的なのかな、と思いました。

配信のテスト雑感

上述したように、設定や回線をあれこれ変えて何度か試したので、
その時の雑感をメモ代わりに。

  • 回線は全て配信専用で、上り下り80Mbps程度の速度は出ていた
  • 「専用」とはLAN部分を指し、プロバイダー部分はベストエフォート契約
  • 同じ回線でも時間や別日などでは安定したこともある
  • 故に、回線末端ではなく経路や受け先(Youtube)側起因と思われる
  • つまり、コントロール不可
  • HD配信安定。心安らか。
  • 配信管理画面の例

    時々、回線状況が悪くなり、ガツンとキャッシュを使っているのがわかるかと思います。送り出しが詰まり、映像機器から送られてきた映像を本体内に溜めている状況ですね。しばらくするとキャッシュ残量は改善されているので詰まった分はタイムラグありつつも送り出されているようですが、送り出されたデータがYoutube側で活用されたのか、廃棄されたのかは不明です。

    配信映像でコマ落ちが発生しているので、いくつかは捨てられているのかと思います。
    Youtube配信設定は、「通常の遅延」の設定ですが、これくらいのタイムラグでもコマ落ちが発生するようです。さすが4K60Pシビアですね。

    配信管理画面の例 安定時

    こちらは安定して配信できた時の管理画面です。キャッシュは3%に張り付き、ほとんど活用していないことが分かります。
    同じ設定で違いが出てくるので、現状、送り出し側ではコントロール不可ですね。「たまたま回線が安定していた」形です。

    以上、Web Presenter 4K で オンラインセミナーっぽい絵をテストしてみた結果、
    あるいは、雑感となります。

    是非皆様も色々お試しいただけますと幸いです。

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