みなさんこんにちは。パンダスタジオレンタルのスタッフです。メディア&エンターテインメント総合展示会Inter BEE の季節となってまいりました。数多くの放送機器が展示され、放送関係の業界では必見ともいえるイベントですが、展示の数が多いので、「あれを見たい」というのを絞っていかないと、思わぬ見逃しがあるかもしれません。
今回のシリーズでは、中の人(出展社)の人に、見どころを聞いてきましたので紹介いたします。
まずは、ブラックマジック社の中の人の聞いてまいりました。
※記事は、メーカー担当者に聞いた内容をもとに、PANDASTUDIO.TVにて再構成したものです。
スタッフ
展示会などでは、後日、「聞いたような気がするんだけど、アレなんだっけ?」「例の情報どこにあるの?」といったお問い合わせをいただきますので、基本的にすべての製品情報はWebに公開し、公開してある情報をもとに案内する、というスタンスをとっております。
なので、展示会で気になる製品を見つけていただき、その製品の詳細や仕様は、ホームページで確認いただく、というのが確実です。
ということなので、追々ご確認いただくとよいかと思います。
この記事の内容
HyperDeck Studioシリーズの分類
まずは、ディスクレコーダー製品である、HyperDeckシリーズについて紹介します。HyperDeckシリーズは、大まかに、3つタイプがありまして
HyperDeckシリーズのタイプ別分類
- 一番大きな8Kに対応したタイプ
- 1Uのタイプ
- 小さいSDカードで収録できるタイプ
の3タイプになります。
ブラックマジック社の大きなテーマは8K
今回のHyperDeckの見どころですが、今年のブラックマジック社の大きなテーマとして8Kというものがあります。
8Kについては、NHK様を中心として大きな注目が集まっているようです。
HyperDeck Extreme 8K HDRの紹介動画
8Kのデッキとしてご利用頂けるのがこのHyperDeck Extreme 8K HDR になります。
ちなみに、よくある間違いですが、下の写真の左右別製品です。
一体型のように見えるんですが、左と右は別製品です。
左の方はHyperDeck Extreme 8K HDRのデッキ本体、 右の方がHyperDeck Extreme Controlというものになります。
単純に収録・再生したいという事であれば左側のHyperDeck Extreme 8K HDRを使用し、もっと詳細にコントロールしたい、例えばジョグを使って再生個所を移動させたいとか、そういう場合には、右側の Extreme Controlも追加していただく形になります。
当然ながら、右側のコントローラーだけでは収録はできません。
逆に他社のデッキと組み合わせて、他社デッキのコントロールも可能です。
8kを収録して再生して且つモニタリングを出来るというのが HyperDeck Extreme 8K HDR になります。操作はタッチパネルからコントロールすることも出来ますし、先ほどのコントローラーからコントロールすることもできます。
単純に8k収録・再生用途であれば、本体だけでコントローラーは必要ないともいますが、
例えば、放送局さんなどで、従来のデッキと同じように使用したい、従来のデッキの置き換えで使用したいという場合には、コントローラーが必要になるとおもいます。
収録媒体
CFast 2.0カードスロット x2、あるいは、USB-C 3.1 Gen 2拡張ポート x1 になります。
CFast2.0 のカードの推奨カードはサポートページをご確認ください。
1UラックマウントのHyperDeck Studio シリーズ
よりポピュラーな製品としてハイパーデッキスタジオシリーズがあります。
こちらは従来より多く使用されているモデルなので、来場者の方でも使用された方もいらっしゃると思います。
製品シリーズの分類ですが、すごくざっくり説明すると
12Gか6GかHD かという違いになります。
HyperDeck Studio 12Gは4K60p まで対応
HyperDeck Studio Pro は6G つまり 4K30pまで対応
HyperDeck Studio は HD まで対応という形になります。
どこまでのフォーマットを使用するかということで、どのモデルを使うかというものをご判断いただければと思います。
また、Proは、音声(XLR)の入力も可能ですので、XLRで音声も収録したい場合には、HD環境の収録であっても、HyperDeck Studio Pro を採用いただく方が便利かと思います。
収録は SSD で行う形になりますので
推奨のメディアは先ほどと同様、サポートページにてご確認ください。
HyperDeck(ハイパーデック)シリーズの見分け方
ところで、手持ちのハイパーデックがどの製品だろう?というのを迷った場合、正面にロゴがついておりますので、そのロゴで12G 4K 無印(HD) というところをご判断いただければと思います。
HyperDeck Studio Mini
HyperDeck Studio Miniですけども、こちらのモデルは SD カードで収録するモデルです。先ほどの1Uのタイプに比べて1/3Uという非常に小さいサイズが魅力です。
例えば3台並べて1Uでラックマウントすることができます。
こちらのHyperDeck Studio Miniは6G 4K30P までの信号に対応しています
また、こちらのモデルは、H.264での収録に対応していますので、撮ってそのまま上げる(やっても簡単なカット編集くらい)といった用途で、便利に使用できると思います。
価格帯的には、次に紹介する、VideoAssistシリーズとどっこいどっこいなので、どちらを使用するかは置き場所のサイズや場所(HyperdeckはATEMからリモートコントロール可)と相談して判断いただくとよいとおもいます。
スタッフ
- 8K対応の HyperDeck Extreme 8K HDRはデカい。コントローラーは無くても可
- 12G、6G、HDに対応した、HyperDeck Studio シリーズ
- XLRを入力したいなら、HyperDeck Studio Pro を使おう
- HyperDeck Studio MiniとVideoAssistは悩みどころ。
- 推奨メディアの情報は、必ずサポートページで確認
HyperDeck Studioシリーズの質問
収録機用途の場合、ProのXLR入力が便利なんですが、12G Pro は出さないんですか?
12GでXLRを入れたい用途の場合 HyperDeck Extreme 8K HDRをつかってください。
だそうです。
ちょっと大きくなりますが、仮に1U版でだしても似たような価格になると想定されるため、製品化のメリットが薄いと判断されたようです。
12GでXLRを入れたい用途は HyperDeck Extreme 8K HDRで!
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