ATEM miniでテロップを使うときの方法は何種類もあります。今回はDSKで透過テロップ表示 PhotoShop ATEM プラグインを使います。
VideoLifeチャンネルに、DSKで透過テロップ表示 PhotoShop ATEM プラグインを使う。 が投稿されておりましたので、ご紹介いたします。
環境の制約等、動画の内容をざっと読みたい、という方もいらっしゃると思いますので、文字起こしの上、掻い摘んでご紹介いたします。(実機を触ってレビューもされていますので、可能であれば、動画をまるっと閲覧いただき、グットボタンやチャンネル登録などもされますと、おのりんが喜ばれるかと思います。多分)
この記事の内容
ATEM Mini & ATEM Mini Pro DSK で透過テロップ表示
PhotoShop ATEMプラグインを使ってみましょう。
これはちょっと中級者向け動画という感じですかね。
はいこんにちは おのりんです。
ATEM に対してテロップを使うというのは、実はいろんな方法があるんです。
今回 DSK の使い方ということをいろいろ聞かれてたんで
DSKについてのお話をしていこうと思います。
(※DSK:ダウンストリームキー)
透過テロップを使うということに関して
一番簡単なソフトウェアが実はPhotoShopなんですね。
しかもATEMがインストールされる、ATEM セットアップというアプリケーションが
インストールされているパソコンには、そこにフォトショップが入っていると勝手に
PhotoShop にATEMプラグインが入るという仕掛けがあるんです
これ意外と知られていないので、紹介していきたいとおもいます
PhotoShop から直接ATEMにテロップが書き出せるんですねー。
ATEM Mini & ATEM Mini Pro 簡単テロップの手順
それじゃあちょっと見ていきましょう。
簡単テロップの手順です。
・PhotoShop でテロップ作ります
・そしてATEM に転送します
・ATEM Mini の DSKで表示をします
という3段階をやってみたいと思います。
では、やっていこうと思います。
テロップの概要:テロップ作り方3種類
テロップの種類をまず知っていただきたいですね.
テロップの種類は、透過テロップ、ルマのテロップ、クロマキーテロップ
という形で3種類あります。
透過テロップ
透過テロップってのアルファーキーと言われるもので、
抜く場所(マスクになるところのキー信号)がアルファーキーという形で乗っかっている
それで分別することができるテロップのことが、透過テロップなんです
ルマーキ
ルマーキーというのは1つの画面の中で、明るいところと暗いところ、
例えば白地に黒い文字の場合、もの凄い輝度差がありますよね。
普通文字のところを、逆にするので、黒いベースに白い文字というような形のテロップのファイルを作って、ルマーキーで抜くというような使い方をします。
クロマキー
もう一つクロマキーというのがあります。
クロマキーというのはクロマという色成分、色で区別をして
設定した色以外のところは見えて、設定した色部分は見えない(透ける、透過する)という形になるのです。
多くの場合決まった色というのは、グリーンクロマキーであるとかブルークロマキーという形でできています。日本人とかまあ欧米人もそうなんですけど顔の色成分っていうの赤系が多いわけですね。
肌色っていう意味でいえばその色が、変化したり、もしくは抜けたりすると顔色が変わってしまう、そういうのを避けるために、顔の色の中にほとんどない成分として緑とか青をつかいます。青だと実はあの欧米の方で目が青い人ってのがいらっしゃっるとその目のところが抜けちゃったりするので、クロマキーよりもグリーンクロマキーを使うということが、最近では割と多いですね。
アップストリームキーと ダウンストリームキー
これらのキーをどこで設定するか、ということですが、
ATEMに関しては、操作する場所が、アップストリームキーと ダウンストリームキーていうのがあります
このそれぞれのキーヤーがある場所に対して載せていくということになるわけなんですね。
DVEで、カタチを縮めて、画面の中に収まっているというような形でも収まっているわけです。
そうするとキーヤー1個もう使っちゃってるわけなんですね。
なので、DSK(ダウンストリームキー)で乗っけてみましょうか。
これは実はですね ATEM Mini の本体上にはボタンがありません。
なのでソフトウェアコントロールの上でやるしかないんですけれども、これで、例えば、↓
キーヤーが2種類起動しているということになります。
DVEをかけて縮めている私が乗っかっている。(講師映像のところ)
それからモータースポーツ系のテロップですね。(画面下部)
の2つですね。
(画面への重なりの)上下関係(順番)を見てほしいんですけれども、ダウンストリームキーていうのが一番最後に乗っかるテロップになります。
ですから僕のこの PiPのこの画面の上に、テロップが乗っかる形になっています。0
最終段に乗っかるのが、ダウンストリームキーとなります。
ちなみに、アップストリームキーや、ダウンストリームキーに関して、ATEM Mini には1個しかないんですけれども、複数持っている機種もあります。
(※ATEM の上位機種は複数のアップストリームキーやダウンストリームキーを使用可能です。)
複数持っている機種はといろんなテロップが同時に入れられるわけなんですね。
PhotoShopでテロップ作成
じゃあ今回やってみたいのはですね、PhotoShop から、ATEM Miniへ送り込むというところをちょっと見てもらうかなと思います。
PhotoShop 見ていきます。
PhotoShop の、新規作成。私は、作っているプリセットで、透過テロップというのがあります。
この透過テロップのプリセット、便利なので作っておくとよろしいかと思います。
プリセットの詳細:
幅1920 高さ1080 これもHDサイズのフルサイズですね、
アートボードの方向は横方向です。
解像度72、実はテレビ解像度実はこんなもんなんですよ
印刷だと、300とかね600とか1200とかそういうのありますけれども、
テレビの上での解像度って実は72で管理されているということをちょっと覚えておいて下さい。
72ピクセルで管理されています
カラーモードをRGB で作って8bitでもって作って。
で重要なとこ、ここです
キャンバスカラー、こちらはいろいろ背景色黒白とありますけれども絶対に透明にしておいてください。
キャンバスカラー 透明 で作ってください。
この透明な、アルファーキーになるわけですね、じゃあこの透過テロップ作ってみましょう。
(帯状の下地に文字を重ねています。作成方法は、動画を参照ください。)
ATEMソフトへ転送
はい、テロップを作ったとしましょう。
実際にこのテロップをつくって、送るべき場所はATEMのどこかというと、メディアのところの、メディアプールになります。
今は、何もメディアプールにいない状態になります。
こちらに、フォトショップで作ったテロップを、書き出します、
ATEMスイッチャー、メディアプール、こういうプラグインが入ってるんで、こうします。
どのスイッチャーに送るって言うことを聞いてきます。
送ったあとの指示、メディアプレイヤー1にセットするところまで指定して、そしてエキスポート。
ATEM Mini の DSK で表示
ATEM Mini の DSK を有効にする(DSK の ONAIR を押す)とこのように表示されます。おわり
いかがだったでしょうか
テロップを作って入れていくというのは結構大変な作業ですけれども、PhotoShop で作ることがかなり多くなると思います。
透過ファイルで作られているというのを前提にして、PhotoShop のデータをATEM のスイッチャーに送り込むというのが、フォトショップの中のプラグインにできています。
今回はDSKで出すということをやりました。
これは、アップストリームというのはルマキー、クロマキーというような形がほとんどになってまして、DSKの方がいわゆる透過のフィルキーの信号を受け取るというような形でできています。
そのため、DSKをデモのを中心としました。
どうですかちょっと難しかったかな。
でも PhotoShop が一緒にある環境の方はぜひ試してみてください
はいそれでは
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