先日、43%OFFという太っ腹なキャンペーンが発表された ATEM Mini Extreme ISO ですが、意外と ATEM Mini Proとの違いは浸透していないようです。
本記事では、ATEM Mini Extreme ISO の注目機能の1つである、
スーパーソースについて紹介していきたいと思います。
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といいつつ、実は公式でわかりやすい動画がありましたので、
そちらに基づいて紹介したいと思います。
この記事の内容
ATEM Miniシリーズを使いこなす #10|SuperSource4画面合成
今回はATEM Mini ExtremeATEM Mini Extreme ISO のスーパーソースという機能について紹介していきたいと思います。
ATEM Mini Extreme のパワフルポイント
数か月前に発売開始になりました ATEM Mini Extreme、ATEM Mini Extreme ISO という製品は、さまざまな機能が追加されております。

サイズも従来よりかなり大きく

ATEM Mini ExtremeISO の 背面
この背面図だけ見てもかなり違うことがお分かりいただけるかと思います。
スーパーソースに対応
ソフトウェア面でもかなり機能拡張されておりまして、その一つがスーパーソースということになります。
スーパーソースいうのは従来は ATEMシリーズ の中でもかなり高級なスイッチャーにしか搭載されてなかった機能なんですが、最大で4系統の映像を画面の中に合成することができるというものになります。

ピクチャーインピクチャーの例
ATEM Mini でもピクチャーインピクチャーという機能がありましたけれども、それは一つだけだったんですね、それに比べてATEM Mini Extremeの方は最大4つまで映像をはめ込むことができます。

スーパーソースの例
ATEM Mini より画像引用
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/atemmini
機能的にはそんなに難しいものではないと思うんですが、ATEM Mini シリーズでは初めて、ATEM Mini Extremeについたということになります。
詳しく見ていきたいと思います。
従来のPinPの場合
ではいつも通りソフトウェアを開きます。
こちらのソフトウェアの右上にパレットというのがありますけれども、
この中にスーパーソースという機能が入っています。

パレットの中のスーパーソース
従来のピクチャーインピクチャーだと、アップストリームキーで合成するというのが多かったと思います。

本体操作でPinPの例
さらにATEM Mini Extremeシーリーズの場合は、上に別のセレクターがありますので、DVE1の中身をこんな感じで変えたりもできるわけですね。
スーパーソースの使用
ただこの、キーヤーという位置づけとは、スーパーソースというのは違うんですね
名前の中にソースという言葉が入っていることからも分かる通り、このスーパーソースというのソースの1つなんですね、入力の一つということになります。
どこでそれがわかるかというと、この左側のプログラムの選択ですね。
123456と入力系統を全部選べるようになっていますけど、
ここにスーパーソース、SSRCというのがあるんですね。

スーパーソースのボタン
なので予め準備をしておいた画面をこの SSRCでパッと出すという使い方になります。
(SSRCボタンを)押してみます。
こんな感じで4つの同時合成ができているということになります。

スーパーソースを使用した4分割画面
ソースを変えますと、こんな感じになる(別のソースに切り替わる)ということですね。
このスーパーソースというのは、ここでパッと押してすぐに出せるように、準備をしておく必要があるんですね。
その準備をする方法、機能は色々あるんですけれども、とりあえずオススメはマルチビューを使うということだと思います
マルチビュー画面の設定変更
実は今回、このATEM Mini Extreme は後ろに(出力用の)HDMIが2つあるのでその1個をまた入力に戻しています。8番に戻しています。
なので皆さんにマルチビューをご覧いただけると思いますので、
ちょっとそれを見てみましょう。

マルチビュー画面
右上のプログラムのところは同じ入力がループしちゃってるので、合わせ鏡のようになってますけれども、それ以外はわかりやすいと思います。
下に1から8の入力があって、左上にメディアプレイヤー1,2配信状況、
収録状況の小窓があります。
おそらく皆さん、初期の段階ではこの中にスーパーソースのが入ってないと思います。
どこのボックスにもスーパーソースというのがないと思いますので、
設定で変えてあげる必要があります。
この ATEM ソフトウェアコントロールの左下ですね、こちらの歯車、開いてもらうとマルチビューというのがありまして、さまざまな設定ができます。

歯車からマルチビューを変更
折角なのでこのマルチビューを見ながら、ピクチャーインピクチャーで見ながらお話ししますね。こんな感じで出ておりますがこのボックス小さいところに選択、プルダウンメニューがありますよね、ここでスーパーソースというふうに選んでもらうと、こんな感じでスーパーソースを出すことはできるんですね。↓

スーパーソースを表示
これでもいいんですが、おそらくそれより分かりやすいのが、
この分割画面をより大きくするということですね。
実はこのエクストリームの製品ですね、ビューコントロールというがありまして、
分割画面を16分割にもできますし、

16分割
こんな感じで4分割にもできます。

4分割画面
もしくはその中間をとることもできるんですね。
例えば先程の画面でいうと、下にソースが8つありましたけど、
左上をスーパーソースという風にすることもできます。
よりマルチビューを見ながらの準備がやりやすいと思います。

左上にスーパーソースを表示
プログラムにまだ選んでなくてもマルチビューの中で確認することができる、
ということになります。
スーパーソースの基本的な使用方法
ではスーパーソース、お話をしていきましょう。
ピクチャーインピクチャーの中身をスーパーソースにしたいと思います。
スーパーソースの設定画面は、右上にあります。
パレットの中のスーパーソースというところで選べます。
どういうふうに調整をしていくかというと、最初は、レイアウトプリセットがあるので、それを選んでもらうとわかりやすいと思います。
これ4つ用意されてまして、それぞれ押しますと、こんな感じで変更ができます。

レイアウトプリセット
一番わかりやすいのが、この均等な4分割ですね、これが分かりやすいと思います。
これでお話をしていきます。
位置関係を有効化というのを押すとわかりやすいのですが、左上がボックス1で、右上が ボックス2、左下がボックス3、右下がボックス4ということになっています。

ボックスの位置、サイズ、中身の変更
この4画面、例えば、こんなにいらないよということであれば、2画面の方してもらって、その2画面もこういった配置ではなくて、例えば上下に並べたりいうこともできるんですね
このあたりはですね、最初にこんな感じで準備をしておくと分かりやすいと思います。

2画面の例
背景の設定
ここまでで、分割(ボックスの設定)を見ていきました。
次回からはスーパーソースの背景部分の設定について見ていきましょう。
(次回に続きます。)
ATEM Mini Extreme ISO | SuperSourceの背景
ATEM Mini Extreme の SuperSource について
ATEM Mini Extreme ISO | SuperSourceで4画面合成
ATEM Mini Extreme ISO | SuperSourceの背景
ATEM Mini Extreme ISO | SuperSourceとアップストリームキー、ダウンストリームキー
ATEM Mini Extreme ISO | SuperSourceを簡単に呼び出す方法
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