ライブ配信の本番中、ディレクターの指示が飛ばなくて、カメラマンが2秒遅れて振り向く——あの2秒のヒヤッとした感じ、現場をやったことがある人なら一度は経験していると思う。私もある。20mも離れたカメラに身振り手振りで「寄って!」と伝えようとして、結局伝わらず、引いたままのカットが本番に乗ってしまった。あれ以来、私はインカムの良し悪しを本気で気にするようになった。
そのインカムの世界に、Saramonicから次世代モデルが来た。WiTalk9Xと、それを大規模に束ねるベースステーションWiTalk BASE-V。パンダスタジオでは、この2機種を6月24日(水)に日本橋浜町スタジオ7階で実機体験できる無料セミナーを開催する。しかも、ただ触るだけじゃない。他社インカムとの比較も、既存システムとの接続も、その場で全部試せるという、現場担当者にはなかなかおいしい内容になっている。
WiTalk9X は何が“次世代”なのか
まず新型のWiTalk9X。従来のWiTalkシリーズ(IBC 2024で出たWiTalk9)の正常進化版で、ポイントは大きく3つ。
1. 業界初のモジュラー設計。 ヘッドバンドのパーツを差し替えて、シングルイヤー/デュアルイヤー/ヘルメット対応の3スタイルを約10秒で切り替えられる。ディレクターは両耳でどっぷり、走り回るADは片耳で周囲の音も拾う——役割ごとに最適化できるのが効く。
2. とにかく軽い。 シングルイヤー構成でバッテリー込み172g(約6oz)。長丁場のロケや終日のイベントでも首と耳が死なない。しかもIPX4の防滴で、内側・外側のデュアルアンテナが信号の強い方を自動で掴みにいく。
3. ClearTalk 2.0 のAIノイズキャンセル。 指向性デュアルマイク+AIで環境ノイズを削るので、騒がしいイベント会場でも声が埋もれない。通信は1.9GHz DECT、バッテリーは最大12時間(予備電池でホットスワップ可)、ハブなしで約400m届く。
そして地味に一番大事なのが、ハブなしで9人同時通話できること。トランシーバーの「押してる間だけ話せる」ではなく、電話のように全員が同時に喋って同時に聞けるフルデュプレックスだ。この差は、現場に入れた瞬間に分かる。
BASE-V で“9人の壁”を超える
9人で足りる現場ばかりじゃない。中〜大規模のイベントやステージ進行になると、二桁の人数が当たり前になってくる。そこで登場するのがWiTalk BASE-V。
WiTalk9Xを最大64ユーザーまで拡張でき、グループのカスケード接続(束ねて段重ね)で最大約700mまで飛距離も伸びる。BASE-VはVマウントバッテリー駆動にも対応するので、電源コンセントが取りにくいロケ現場でもそのまま運用できる。体験会のセッション2は、まさにこの「どこまで飛ぶか?!」を会場でガチ検証する時間になっている。
他社・既存システムとの“合わせ技”もその場で試せる
ここが今回のセミナーの一番おいしいところだと個人的に思っている。新製品の自社紹介で終わらず、比較と連携を正直に見せる構成になっている。
- 従来のSaramonic WiTalkシリーズとの世代間比較
- Hollyland Solidcom C1など他社ワイヤレスインカムとの併用・比較
- 既存インカムや有線システムとの4線インターフェース接続でのハイブリッド運用
- パンダスタジオ オリジナルインカムとの比べ聴き
「うちは今これを使ってるんだけど、混在させて大丈夫?」みたいな現場のリアルな疑問を、機材を前にして相談できる。カタログのスペック表を10回読むより、会場で5分触る方が早い。これは本当にそう。
タイムスケジュール(6/24・水)
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 12:30–13:00 | 受付 |
| 13:00–13:30 | Saramonic WiTalk9X/BASE-V のご紹介 |
| 13:30–14:00 | セッション1:WiTalk9X 基本体験(全員同時通話) |
| 14:00–15:00 | セッション2:WiTalk BASE-V +拡張体験「どこまで飛ぶか?!」 |
| 15:00–15:30 | セッション3:他社インカム比較コーナー |
| 15:30–16:00 | お楽しみ抽選会 |
| 16:00–18:00 | 自由検証・導入個別相談 |
後半は完全フリー。気が済むまで触って、導入の相談まで持ち込める。
当日体験できる機材
Saramonicエリア
- WiTalk9X ヘッドセット一式(マスター1+リモート8:計9台)
- WiTalk BASE-V 本体 1台(アンテナ4本/Vマウントバッテリー or AC電源)
- WiTalk9(従来モデル)ヘッドセット一式 ※台数構成は確認中
他社・比較エリア
- Hollyland Solidcom C1(6〜8名構成)
- パンダスタジオ オリジナルインカム
こんな方におすすめ
- ライブ配信・オンラインイベントで、スタッフ間の連携ミスに悩んでいる方
- 9名以上が関わる中〜大規模イベントやステージ進行で、フルデュプレックス環境を整えたい方
- 既存のSaramonic WiTalkシリーズからのリプレイス・増設を検討している方
- 他社ワイヤレスインカムとの併用・比較検証を一度にやりたい方
- ロケ・移動中継・屋外イベントで、軽くて長時間つけられるヘッドセットを探している方
- 既存の有線インカムや4線インターフェースと組み合わせたハイブリッド構成を考えている方
- 現場DXの一環で、音声コミュニケーションをワイヤレス・デジタル化したい制作会社・イベント会社の方
- インカム導入が初めてで、複数メーカー・複数システムをまとめて比較しながら導入判断したい方
- 自社のレンタルラインナップや社内常備機材として、次世代インカムを検証したいレンタル・配信事業者の方
ひとつでも刺さったなら、来て損はないはず。
開催概要
- イベント名:Saramonic 次世代ワイヤレスインカム「WiTalk9X」&「WiTalk BASE-V」体験会
- 開催日時:2026年6月24日(水)13:00〜18:00(受付12:30〜)
- 開催形式:リアル開催
- 会場:パンダスタジオ 日本橋浜町スタジオ 7階(東京都中央区日本橋浜町2-62-6-7F)
- 参加費:無料(体験会参加チケット)
- 定員:※要確認
- 主催:パンダスタジオ
お申し込み
席に限りがあるので、検討中の方はお早めに。詳細とお申し込みは下記の特設ページから。
▶ お申し込みはこちら:https://rental.pandastudio.tv/seminar/54
現場のインカム更新・増設を考えているなら、これだけの機種を一度に触れて、しかも相談まで乗ってもらえる機会はそうそうない。あの「2秒のヒヤッ」を二度と味わわないために、ぜひ会場で。
体験機種をレンタル・購入で
会場で試して気に入ったら、そのまま現場投入できる。WiTalk9Xは構成違いで複数ラインナップがあるので、ここでは体験会の主役(9人構成+拡張ベース)を中心に。
小規模から試したい方は3人用キットもあります。
