【実機レビュー】CLASSIC PRO CCS30・CCS10は本当に“高コスパ”? サウンドハウスのビデオ三脚をインハウス動画制作目線で検証

※本記事はパンダスタジオレンタルのデータベースを元にAIを活用して制作しています。 リンク経由のレンタルや購入で収益を得る場合があります。

この記事を書いた人・監修した人

パンダスタジオの創業メンバーの1人。東京都立産業技術大学院大学で修士号を取得。電気通信大学大学院、熊本大学大学院、グロービス大学院でも学ぶ。PANDASTUDIO.TVでは、主に、BlackMagic Design製品を担当しスタジオ構築や配信を担当。

「高コスパなカメラ三脚、気になる」——そんな一言から始まったのが今回のレビューです。音響機材の通販大手サウンドハウスが、自社ブランド CLASSIC PRO(クラシックプロ) からビデオ三脚を出してきました。その名も CCS10CCS30。広告では「高コスパカメラ三脚」とうたわれています。

サウンドのハウス(=音響の会社)が出した三脚は、はたして映像制作の現場で使えるのか。今回はパンダスタジオの工務部(スタジオ構築チーム)が、実際にスタジオ案件で使う想定で実機レビューしました。結論から言うと「手放しでスゴい」ではないものの、3万円台で業務用カメラが載るというポイントは、特にインハウス(社内)で動画制作をしている方に刺さる内容です。

動画でチェック(約26分)

動画のハイライトはこちら。気になるところから飛んでご覧ください。

  • 1:56頃/CCS10とCCS30は何が違う?(小型 vs 中型)
  • 4:44頃/「耐荷重15kg」の落とし穴。AIまとめ表へのツッコミ
  • 9:05頃/浜町6階Gスタジオで実機検証(Sony Z190を搭載)
  • 11:58頃/CCS10は評価厳しめ。パン棒干渉とスペーサーキット
  • 17:19頃/競合(リーベック THシリーズ/中華系)との比較
  • 23:16頃/意外な強み「サウンドハウス保証3年」

そもそもCLASSIC PRO(サウンドハウス)とは

CLASSIC PROは、楽器・音響機器のネット通販最大手サウンドハウスが手がける自社ブランドです。コストを極限まで抑えつつ実用性にこだわる路線で、パワーアンプやスピーカースタンドなどで定番化しています。そのカメラ三脚版が、今回の CCS シリーズという位置づけです。

ラインアップは2種類。用途のイメージはこうです。

  • CCS10:小型三脚。ミラーレス・一眼や、運動会で使うようなハンディカム向け。
  • CCS30:中型三脚。Sony Z190クラスの業務用ビデオカメラ向け。

CCS10とCCS30の違いを整理

動画内では、スペックの違いをAIにまとめてもらった比較表も登場します(余談ですが、頼んでいない「パンダスタジオ評価 ★3/★5」までAIが勝手に書き足してきて、中村が思わずツッコむ場面も。AIあるあるですね)。混乱を避けるため、ここでは押さえておきたい違いだけを整理します。

項目 CCS10 CCS30
クラス 小型三脚 中型三脚
想定カメラ ミラーレス・一眼/ハンディカム 業務用ビデオカメラ(Sony Z190クラス)
耐荷重(メーカー値) 約9kg 約15kg
スプレッダー ミッドスプレッダー(脚の中間で支えるタイプ)
参考価格(税込) 約23,000円 39,800円

価格差はおよそ16,000円。ざっくり言えば「軽い機材なら10、業務用カメラなら30」という棲み分けです。※最大高・縮長・重量などの細かなスペックは、購入前にサウンドハウスの製品ページで最新値をご確認ください。

では現実的にCCS30で安心して使えるのはどのあたりか。動画でも触れているとおり、Sony の Z190・Z280・Z200 といった業務用ハンディカムクラスがちょうど良い狙いどころです。

【実機レビュー】CCS30(中型)— Z190を載せて検証

検証場所はパンダスタジオ浜町6階のGスタジオ(グリーンバック撮影対応)。放送局・配信というより、企業が社内のスタジオで動画を撮る「インハウス動画制作」を想定し、ふだんスタジオ構築の案件で使えるかという視点で、工務部のメンバーと一緒に試しました。スタジオにあった Sony Z190 を実際に載せています。

浜町スタジオでチェック

良かった点

  • 雲台はカウンターバランスこそ取れないものの、ドラッグが効いて動き出し・停止がスムーズ
  • 脚が高く上がるのは良い。人の頭越しやフェンス・手すりの上から撮りたいシーンで効いてくる。
  • なにより価格に対する満足感がある。3万9,800円、4万円をちょっと切るこの値段でこの動きなら納得。

気になった点(ツッコミどころ)

  • 脚パイプが細く、安定感が物足りない。耐荷重的には余裕があっても「振ると不安」。
  • ミッドスプレッダーのため、グラウンドスプレッダーに替えて安定感を増したい(ウェイトを置けるとなお良い)。この対応が可能かはサウンドハウスに確認中です。
  • 足止め調整ネジを増し締め調整できると良いが、それらしい機構は見当たらなかった。

総じて「細かい不満はあるが価格を考えれば十分」。実際にパンダスタジオレンタルにも導入しています。気になる方はまず借りて、ご自身の現場で確かめてみてください。

CLASSIC PRO CCS10 カメラ三脚 (耐荷重:9kg  最大高さ:1760mm)

CCS30が向いている人

  • Sony Z190/Z200/Z280クラスの業務用ビデオカメラを載せたい
  • 予算を抑えつつマルチカムで台数を揃えたい
  • 社内スタジオなど、インハウス動画制作の固定〜軽い振り運用が中心

【実機レビュー】CCS10(小型)— 評価はやや厳しめ

一方、工務部の評価が厳しかったのがCCS10です。クラスとしては小型三脚で、ミラーレス一眼を載せるイメージ。標準レンズまでの一眼には適していますが、望遠レンズを載せるのは無理がある印象でした。ロックを緩めた瞬間にお辞儀(前に倒れる)しそうで、ちょっと怖い。

もう一つの難点が、パン棒の頭がカメラ側に当たってしまい、カメラを載せる位置に制限が出ること。結果、前後バランスが取りにくくなります。「2万3,000円払うなら、もう少し素直に使えてほしい」というのが正直な感想です。

ただしこれは、サウンドハウスの使用動画をよく見るとスペーサーキットで前へ逃がすことで解決できる仕様のようでした。「なるほど、こう使うのか」と納得はしたものの、ひと手間ではあります。足先に安定化パーツが欲しい、という声も出ました。

CLASSIC PRO CCS10 カメラ三脚 (耐荷重:9kg  最大高さ:1760mm)

CCS10が向いている人

  • これまで3,000円クラスのフォト用三脚でビデオ撮影をしていた方(ここからのステップアップに最適)
  • 標準レンズまでのミラーレス・一眼で、動画も撮りたい方

逆に言うと、Amazonなどで売っている数千円のフォト三脚で社内動画を撮っている方には、CCS10は大きな前進です。ビデオカメラ用の三脚が2〜3万円で手に入るのですから、3,000円→3万円のランクアップは“ハッピー”だと思います。

ただしパンダスタジオのスタッフ的には、「CCS10を買うなら、あと約1万6,000円足してCCS30にしたほうがいい」という見解。インハウス動画制作も続けていくと、ハンディより業務用カメラを使いたくなるもの。あとで買い直すくらいなら、最初からCCS30にしておくほうが長く使えます。

競合と比べてどう?

CCS30の直接の競合は、国産メーカーリーベック(Libec)のTHシリーズ。価格帯では NEEWER や SmallRig といった中華系メーカーとも重なってきます。

予算が潤沢なら、業務用カメラを載せる用途でまずおすすめしたいのはやはりリーベック。グラウンドスプレッダーで安定し、国産ならではの修理サポートが手厚いのが大きい。保証期間外でも、10年選手の三脚を適切な費用で直して長く使えます。中華系の高価格三脚だと、部品がなく「壊れたらさようなら」になりがちなのとは対照的です。

とはいえ、リーベッククラスは定価ベースで10万円帯。マルチカム収録で4台・5台と揃えるとなると、1台あたり10万円近い価格差はやはり重くのしかかります。「価格を抑えてマルチカムをやりたい」とき、CCS30が現実的な選択肢として浮上してくるわけです。

「カメラを振らない」現場が増えている

最近のインハウス動画制作では、「カメラは振りません(PTZで固定です)」という現場がとても多い。理由はシンプルで、機材より人件費のほうが高いから。上場企業の正社員を専属カメラマンとして全カメラに張り付けるのは現実的でなく、結果としてカメラは固定運用になりがちです。

カメラを振らないなら、雲台のカウンターバランスはほぼ関係ありません。つまり「ハイエンドの三脚でなくてもいい」ケースが増えている。ここにCCS30のコスパがハマります。

意外な強み「サウンドハウス保証3年」

地味ながら効いてくるのが保証です。サウンドハウスは全商品3年保証を掲げています(※一部商品を除く・購入時期による条件あり。三脚が対象かは念のためサウンドハウスの保証規定をご確認ください)。

仮に3年保証の対象だとすると、これはかなり強い。3万円台で3年間使えるということになります。Amazonなどで素性のわからない“謎三脚”を買うと、保証が1年だったり、修理は本国へ送れと言われて送料が三脚より高くついたり……「壊れたら買い替え」前提になりがち。それと比べれば、この価格で長く使える安心感は大きなアドバンテージです。

サウンドハウス保証規定

https://www.soundhouse.co.jp/guidance/usage/detail/?no=G00798

用途別に見るなら

  • 社内スタジオで業務用カメラ(Z190/Z200)を固定〜軽い振りで運用 → CCS30。コスパ良好。
  • 予算重視でマルチカムの台数を揃えたい → CCS30。1台あたりのコストを大きく圧縮できる。
  • 数千円のフォト三脚からのステップアップ(ミラーレス・標準レンズ中心) → CCS10。ただし1万6,000円差でCCS30も要検討。
  • 大型カメラ・本格的なパン操作・長期業務運用 → リーベック THシリーズなど上位機を推奨。
289:ビデオ三脚

まとめ:まずは「借りて試す」のが正解

CLASSIC PRO CCS30/CCS10は、手放しで絶賛できる三脚ではありません。脚の細さや安定感など、ツッコミどころは確かにあります。ですが「3万円台で業務用カメラが載り、3年保証で長く使える」という価値は本物。そのツッコミどころが、あなたの現場で許容できるのか——価格としてどう判断するのか。こればかりは、実際に触ってみないと分かりません。

パンダスタジオレンタルなら、購入前にCCS30もCCS10も借りて試せます。気になっている方は、ぜひご自身のカメラを載せて確かめてみてください。

最新の入荷機材はこちらからチェックできます:
▶ 新着レンタル機材を見る

機材レンタルのパンダスタジオ

カメラ・三脚・照明・音響まで、撮影に必要な機材を幅広くレンタル。気になる機材は購入前に試せます。

▶ パンダスタジオ・レンタル トップページ
▶ セミナー情報を見る

この記事が役に立ったらハートを押してね

メニュー
  • 今日
  • 週間
  • 月間
  • 累計
カテゴリー