現代の映像制作において、画質と機動力の両立は大きな課題です。キヤノン(Canon)のデジタルシネマカメラ「Canon EOS C50 デジタルシネマカメラ」と、広角から望遠までカバーする高倍率ズームレンズ「Canon RF24-240mm F4-6.3 IS USM キヤノンRFマウント」のセットは、この課題に対する最適なソリューションとなります。本記事では、この魅力的な動画撮影機材セットの基本性能、画期的な映像テクノロジー、そして実際の撮影現場で発揮される圧倒的な効率性について詳しく解説します。
Canon EOS C50と高倍率ズームレンズセットの概要と基本性能
次世代のシネマカメラ:Canon EOS C50の基本スペックと特徴
Canon EOS C50は、キヤノンが誇るシネマEOSシリーズの血統を受け継ぎながら、圧倒的なコンパクトさと高スペックを両立したデジタルシネマカメラです。本機は、フルサイズCMOSセンサーと高性能映像エンジン「DIGIC DV 7」を搭載し、驚異的な画質と高い処理能力を実現しています。特に、近年需要が高まっているシネマティックな映像表現や、柔軟な編集を可能にする内部RAW記録に標準対応しており、クリエイターの想像力を制限しません。また、RFマウントの採用により、最新の光学技術を用いたRFレンズ群との親和性が極めて高く、多様な映像表現を可能にしています。
基本スペックとして、7K60Pの高解像度撮影に対応し、豊富な情報量を維持したまま美しい映像を記録できます。以下に、本カメラの主な基本スペックをまとめました。
| 項目 | スペック概要 |
|---|---|
| センサーサイズ | フルサイズCMOSセンサー |
| 映像エンジン | DIGIC DV 7 |
| 最大記録解像度 | 7K60P 内部RAW記録 |
| 記録フォーマット | Cinema RAW Light, XF-AVC, XF-AVC S, XF-HEVC S |
| マウント規格 | キヤノン RFマウント |
| AFシステム | デュアルピクセルCMOS AF II(瞳・顔・頭部検出対応) |
| カラープロファイル | Canon Log 2, Canon Log 3, BT.2020など |
機動力を極限まで高める「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」の魅力
セットレンズである「Canon RF24-240mm F4-6.3 IS USM」は、広角24mmから望遠240mmまでを1本でカバーする10倍の高倍率ズームレンズです。フルサイズCMOSセンサーの描画力を最大限に活かしつつ、レンズ交換の隙を与えない迅速なフレーミングが可能になります。強力な光学式手ブレ補正(IS)を搭載しているため、手持ち撮影が基本となる機動力重視のドキュメンタリー現場や取材活動において、ブレのない安定した4K・7K映像を確実に記録することができます。
また、キヤノン独自のナノUSM(超音波モーター)を採用したことで、動画撮影において極めて重要な「静粛かつスムーズなオートフォーカス」を実現しています。カメラ駆動音が音声トラックに混入するリスクを劇的に低減し、動く被写体に対してもピントを外しにくいため、ワンマンで機材をコントロールするクリエイターにとって、まさに撮影の効率化を極限まで高める心強い機材パートナーとなります。
フルサイズCMOSセンサーとDIGIC DV 7がもたらす圧倒的な描写力
「Canon EOS C50」の心臓部には、大型のフルサイズCMOSセンサーが搭載されています。このセンサーは、広いダイナミックレンジと優れた高感度性能、そしてフルサイズ特有の美しい背景ボケ(浅い被写界深度)を生み出します。暗所でのノイズを極限まで抑え、夜景や室内光のみのシーンでもクリアで透明感のある画作りが可能です。このセンサーが捉えた膨大な光の情報は、高性能映像処理エンジン「DIGIC DV 7」によって瞬時に処理され、豊かな階調とリアルな色再現性が実現します。
DIGIC DV 7は、高ビットレートの記録処理や、リアルタイムの高度なAFトラッキング、さらに後述する4Kオーバーサンプリング処理を高速で行うためのコア技術です。フルサイズCMOSセンサーとの相乗効果により、デジタルシネマならではの空気感や立体感、人物の肌の滑らかな質感までを豊かに表現し、視聴者の感情を揺さぶるハイクオリティな映像作品へと昇華させます。
プロフェッショナルがこのレンズセットを選ぶべき理由とメリット
プロの現場において、キヤノンのEOS C50とRF24-240mm F4-6.3 IS USMのレンズセットが選ばれる最大の理由は、「クオリティに妥協しない圧倒的な機動力」にあります。通常、シネマカメラでの本格的な撮影には複数の単焦点レンズや大口径ズームレンズを用意し、シーンごとに頻繁なレンズ交換が必要になりますが、このセットであれば1本でほぼすべての標準的画角をカバーできます。レンズ交換によるゴミの侵入リスクやシャッターチャンスの損失を防ぎ、ワンオペレーションでの機動力を劇的に向上させます。
また、キヤノンの卓越したカラーサイエンス(Cinema Log 2 / Log 3対応)がもたらす色再現の美しさと、RFマウントが提供する高度な手ブレ補正や高速・高精度なAF制御が高度に融合している点も大きなメリットです。限られた制作時間と機材リソースの中で、最大限の映像美と表現力を引き出すためのシステムとして、これ以上の組み合わせはありません。投資対効果(ROI)の観点からも、すべての映像制作者にとって強力な武器となるセットです。
妥協のない高画質を実現する映像記録テクノロジー
7K60Pの豊富な情報量を活かした高度な内部RAW記録
「Canon EOS C50」は、このコンパクトなボディでありながら最大7K60Pの高解像度内部RAW(Cinema RAW Light)記録に対応しています。RAW記録はセンサーが捉えた光のデータをそのまま保存するため、露出やホワイトバランス、シャドウやハイライトの階調情報を後から自由自在に調整することができます。7Kという圧倒的な画素数は、クロップ処理やデジタルパン、チルトを施しても4KやフルHDのマスター作成において一切の画質劣化を招かない驚異的な柔軟性を提供します。
また、60Pというフレームレートでの内部記録により、高精細なスローモーション映像をRAWフォーマットでキャプチャすることが可能です。激しい動きを捉えるスポーツ映像や、叙情的な映画の1シーンにおいて、滑らかで精細なハイスピード撮影を妥協なく実現します。従来のシネマカメラのように巨大な外部レコーダーを装着する必要がなく、内蔵のメディアに直接保存できるため、取り回しの良さと高品位なグレーディング耐性を同時に享受することができます。
4Kオーバーサンプリングによるノイズレスで鮮明な映像表現
高画質な4K映像を生成するために、Canon EOS C50はフルサイズ7Kセンサーの全画素から得られる豊かな情報を贅沢に活用する「4Kオーバーサンプリング」処理を採用しています。センサーから取り込んだ広大な7Kデータを高度なアルゴリズムで圧縮・再構築して4K出力を生成するため、最初から4Kセンサーで撮影した映像と比較して、ディテールの再現力が劇的に向上し、モアレや偽色の発生を極限まで抑えることができます。
このプロセスは、特に低照度環境下でのノイズ低減において大きな力を発揮します。映像内の微細なディテールを損なうことなく不要なデジタルノイズを排除し、暗部から明部まで濁りのないクリアで洗練された映像表現を約束します。ドキュメンタリーから企業PVまで、幅広い配信環境で視聴される4Kコンテンツにおいて、視聴者に「一目で違う」と感じさせるプロクオリティの鮮明さと立体感を提供します。
編集の自由度を劇的に向上させる「オープンゲート記録」の活用
「オープンゲート記録」は、イメージセンサーの全アクティブエリア(一般的には3:2や16:9以外の全センサー領域)を使用して映像をキャプチャする高度な記録機能です。この機能を使用することで、カメラマンは通常アスペクト比によってカットされてしまう上下左右の情報を漏れなく記録できます。これにより、編集(ポストプロダクション)段階でのフレーミング変更やリサイズ、スタビライズの自由度が飛躍的に高まります。
特に、1つの素材からYouTube用の横位置動画(16:9)と、InstagramやTikTok、YouTube Shorts用の縦位置動画(9:16)を同時に、かつ最も解像度損失の少ない状態で切り出すことが可能になります。マルチプラットフォーム展開が当たり前となった現代の映像制作シーンにおいて、オープンゲート記録は撮影の手間を半減させ、コンテンツのクオリティを最上級に保つための不可欠なテクノロジーとして活躍します。
シネマEOSシリーズが誇る豊かな階調表現とカラーサイエンス
キヤノンのシネマEOSシリーズが世界中の映像クリエイターから愛され続ける最大の理由が、その卓越した「カラーサイエンス」と豊かな階調表現にあります。Canon EOS C50は、最大16ストップを超える広大なダイナミックレンジを誇る「Canon Log 2」および「Canon Log 3」を搭載しています。これにより、白飛びしやすい強い太陽光の下や、黒潰れしやすい深い影の中にあるディテールを美しく階調豊かに描き出すことができます。
また、キヤノン独自の肌色の表現力(スキントーン)は非常にナチュラルで美しく、照明機材に制限がある現場であっても、人物の生き生きとした表情や自然な温もりを損なうことなくキャプチャします。カラーグレーディングにおいても、狙い通りのシネマティックなルックへ容易に調整できるカラープロファイルが整備されており、ポスプロ作業時間を大幅に圧縮しつつ、映画館のスクリーンにも耐えうる上質なビジュアルを提供します。
現代の多様な映像制作ニーズに対応する先進機能
SNS・配信プラットフォームに最適な「縦動画撮影」機能
スマートフォンの普及に伴い、Instagramのリール、TikTok、YouTube Shortsなど、縦型動画コンテンツの需要は急速に拡大しています。「Canon EOS C50」は、こうした時代の変化に対応するための「縦動画撮影(バーティカルレコーディング)」機能をネイティブにサポートしています。カメラ本体を物理的に横向きから縦向きへ設置した際、UIや各種ステータス表示が自動的に90度回転し、視認性を維持したまま快適に撮影を継続できます。
これにより、従来のシネマカメラにありがちだった「縦位置撮影時の設定確認や操作の難しさ」が解消され、一般的なデジタルカメラと同様の直感的な操作感で、高画質な縦型動画を制作することが可能になります。フルサイズCMOSセンサーの美しいボケ味を活かしたシネマクオリティの縦型広告やSNS用プロモーション映像を、圧倒的なスピード感とクオリティで市場に投入することができます。
映画のようなシネマティック表現を可能にする「アナモフィックレンズ対応」
独特の横長のボケ味、シネマ特有の美しいブルーのフレア、そしてシネマスコープサイズのアスペクト比。これら映画独自の視覚的表現を追求する上で欠かせない「アナモフィックレンズ」への対応も、Canon EOS C50の大きな強みです。カメラ本体に強力なデスクイーズ(画面伸張表示)機能を内蔵しており、アナモフィックレンズ装着時に歪んだ状態でセンサーに入力される映像を、ファインダーや外部モニター上で正しい比率(2.0x、1.3xなど)にリアルタイムで補正して表示可能です。
これにより、撮影スタッフは最終的なアスペクト比を現場で正確に確認しながら、フォーカス合わせやフレーミングを的確に行うことができます。アナモフィックレンズ特有の情緒的でスケールの大きな映像世界を、外部モニター用のアタッチメントや複雑な変換器なしでスマートに作り上げることができ、個人の映画制作者から本格的な映画製作のセカンドカメラとしても最適なポテンシャルを発揮します。
ワンマンオペレーションを支える高度なオートフォーカスと操作性
「Canon EOS C50」には、キヤノンが長年培ってきた「デュアルピクセルCMOS AF II」が搭載されています。このAFシステムは、画面内のほぼ全域において、極めて高速かつ高精度な被写体検出とトラッキングを実現します。AIアルゴリズムを活用した「頭部検出」「瞳・顔検出」機能により、激しく動くダンサーや歩き回るインタビュー対象者の表情を完璧に追尾し、ワンマンオペレーションでのピント外しという致命的なミスを防止します。
また、人間工学に基づいて配置されたボタンやダイヤル、タッチパネルによる直感的な操作性は、撮影時のストレスを徹底的に排除します。RFレンズに搭載されたコントロールリングやアサイン可能なボタンを活用することで、視線をファインダーから外すことなく、アイリス、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスなどを瞬時に調整可能です。一人での撮影現場でも、あらゆるコントロールを指先一つで行える快適なワークフローが構築されています。
過酷な撮影現場でも信頼できる優れた耐久性とシステム拡張性
シネマEOSシリーズの信頼性は、世界中の過酷な環境(砂漠、熱帯雨林、極地など)で実証されています。Canon EOS C50もその頑丈な遺伝子を受け継ぎ、軽量でありながら堅牢なマグネシウム合金ボディを採用しています。効率的なアクティブ冷却ファンシステムを内蔵することで、長時間の高解像度・高フレームレート記録においても熱暴走を防ぎ、過酷な夏場のアウトドア撮影やスタジオでのノンストップ収録でも安定して稼働し続けます。
さらに、システムの拡張性にも優れており、本体には多数の1/4インチや3/8インチのネジ穴、フルサイズHDMI、USB-C端子、音声用XLR入力(アダプター経由)などを装備しています。ジンバルやクレーン、三脚、ケージシステムへのシームレスな取り付けはもちろん、モニター、ワイヤレス送信機、フォローフォーカスなどの周辺機器を必要に応じて自由に追加でき、撮影規模に応じた柔軟なビルドアップが可能です。
RF24-240mm F4-6.3 IS USMがもたらす撮影現場の効率化
広角から望遠までカバーする10倍ズームの圧倒的な機動力
映像制作において、レンズの焦点距離の選択肢は表現の幅そのものです。「Canon RF24-240mm F4-6.3 IS USM」は、広大な風景や狭い室内をダイナミックに捉える広角24mmから、被写体の表情や細部を印象的に切り取る望遠240mmまで、10倍のズーム比をこの1本でカバーします。これにより、広角での引き絵(マスターショット)から、望遠での寄り絵(クローズアップ)への切り替えを、レンズを交換することなく、ただズームリングを回すだけで瞬時に完了させることができます。
この圧倒的な機動力は、特に一瞬の出来事が結果を左右するライブ撮影や、シナリオが決まっていないドキュメンタリーの現場において、撮影監督にとっての最大のアドバンテージとなります。撮影ポジションを大幅に変更することなく多様なアングルを撮影できるため、カメラマンの移動スペースが制限される店舗取材や街頭インタビューなどでも抜群の使いやすさを発揮します。
レンズ交換の手間を省くことで実現する迅速な撮影進行
撮影現場において、レンズ交換にかかる時間は単なるロスタイムだけでなく、クリエイティブな「流れ」を遮る原因にもなります。また、砂埃が舞う屋外や湿度の高い環境でのレンズ交換は、センサーへゴミが付着したり、レンズ内部に湿気が侵入したりする原因となり、撮影素材の品質劣化に直結します。「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」をEOS C50に常時装着しておくことで、これらの懸念をすべて払拭できます。
機材の準備や片付け、持ち運ぶ交換レンズの数も最小限に抑えることができるため、現場への到着から撮影開始までのビルドアップ時間を劇的に短縮します。また、レンズ交換中に演者やクライアントを待たせることがなくなるため、撮影進行全体がスムーズになり、限られたスケジュールの中でもより多くのカット数を収録し、映像の構成を豊かにする時間的余裕が生まれます。
静粛かつ高速なAFを実現するナノUSMテクノロジーの動画における強み
キヤノンが誇るモーター技術「ナノUSM(超音波モーター)」は、静止画だけでなく、特にシネマ動画撮影においてその真価を発揮します。超小型でありながら高トルクなナノUSMは、フォーカスレンズを高速かつスムーズに、そして完全に「無音」で駆動させます。従来のフォーカスモーターに見られた不快な「ジー、ジー」という動作音は一切発生しないため、カメラの内蔵マイクやオンカメラマイクで環境音や会話を直接収録する際にもノイズが入る心配がありません。
また、デュアルピクセルCMOS AF IIとの連動により、ピント合わせの際に画角がわずかに変化する「フォーカスブリージング」を抑え、極めて滑らかなピント送りを自動で行うことができます。被写体が手前から奥へと移動するような難しいフォーカス追尾でも、ハンティング(ピントが迷う現象)を起こすことなく、まるでプロのフォーカスプラーがマニュアルでピントを合わせているかのような自然で美しい映像表現をアシストします。
長時間の撮影でも疲労を軽減する軽量コンパクトなレンズ設計
プロの映像撮影は、しばしば数時間から丸一日に及ぶ過酷な作業となります。特に手持ち(ハンドヘルド)やジンバルを使用した撮影では、機材の重量がカメラマンの身体的疲労に直結し、長時間の撮影になるとブレやフォーカスのズレ、構図の妥協が生じる原因になります。「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」は、これほどの高倍率ズームでありながら質量約750gという驚異的な軽量設計を実現しています。
「Canon EOS C50」と組み合わせることで、システム全体の重心が非常に安定し、手持ち撮影でも手首や腕への負担が最小限に抑えられます。ジンバルに搭載した際にも、軽量なためジンバルモーターへの負荷を軽減し、バッテリーの持ちを良くするとともに、より軽快でスピーディーなカメラワークをサポートします。撮影者のポテンシャルを最大限に維持し続けることができる、エルゴノミクスに優れたシステムパッケージです。
Canon EOS C50セットを最大限に活かす実践的な撮影シーン
フットワークと高画質が求められるドキュメンタリー・取材撮影
ドキュメンタリーやニュース、現場取材の撮影においては、次に何が起こるか予測不可能であり、機材のフットワークの軽さと、ニュースやドキュメンタリーとしての高い画質が同時に求められます。「Canon EOS C50」と「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」のセットは、この要件を満たす完璧な動画撮影機材です。インタビュー撮影では、24mmの広角でインタビュアーを含めた空間全体の状況を写しつつ、即座に240mmの望遠にズームして被写体の繊細な表情や手元のアップを記録することができます。
暗い室内や夜間の屋外など、照明条件が刻々と変わるような状況でも、EOS C50のフルサイズCMOSセンサーとDIGIC DV 7の強力な高感度性能、4Kオーバーサンプリングによるノイズレスな描写力が生きるため、暗部の階調を失うことなく鮮明な映像を維持できます。コンパクトなシステムは取材対象者に与える威圧感を軽減するため、より自然で引き締まった生の表情を引き出すことができ、質の高いリアルな映像コンテンツを構築できます。
機材を最小限に抑えたいトラベル動画・Webコンテンツ制作
トラベル動画やYouTubeなどのWebコンテンツ制作では、クリエイター自身が一人で移動し、企画から撮影、編集までこなすことが一般的です。こうした状況では、バックパック1つに収まる機材のコンパクトさが何よりも重宝されます。EOS C50と高倍率ズームレンズの組み合わせなら、重量やかさばるレンズケースをいくつも持ち運ぶ必要がなくなります。旅先での急な雨や厳しい移動環境でも、堅牢なシステムが機材トラブルから保護してくれます。
また、縦動画撮影機能を活用すれば、旅行中のダイナシックな風景は通常の16:9で記録し、同じ現場でSNSのリアルタイム発信(ストーリーズやリールなど)用の9:16縦型コンテンツをストレスなく連続して撮影できます。レンズの交換なしで広大な大自然からローカルフードのシズル感あるマクロ的撮影までを完結させ、手ブレ補正と高速AFによって手持ち撮影のクオリティを大幅に高めることができる、Webクリエイターにとっての究極のオールインワン・ソリューションです。
表現力とスピード感を両立させる企業のプロモーション動画撮影
企業のオフィスやイベント会場、工場などを舞台にしたプロモーション動画の撮影では、クライアントの業務を妨げないよう、限られた時間内での迅速な進行(スピード感)と、企業ブランディングにふさわしい「高級感・表現力」の両立が義務付けられます。EOS C50のフルサイズCMOSセンサーがもたらす美しいボケ表現やシネマEOS特有のハイクオリティな色彩は、企業の製品や働く人々の姿を映画の一シーンのようにドラマチックに描き出し、信頼性とプレミアム感を演出します。
さらに、現場ではRF24-240mm F4-6.3 IS USMのズーム力を活用し、複数の画角を迅速に押さえることができます。例えば、工場の製造ラインの全体像を広角でオフィス空間を俯瞰し、次の瞬間には稼働する精密部品の微細な動きを望遠で捉えるといった撮影が、機材変更なしで行えます。ナノUSMによる静粛なAFと優れた手ブレ補正により、手持ちのままジンバルや三脚への載せ替え時間すら節約し、タイトなスケジュールの企業撮影を驚異的な効率で成功に導きます。
ポストプロダクションの負担を軽減する効率的なワークフロー
映像制作の最終クオリティを左右する編集作業(ポストプロダクション)において、EOS C50のテクノロジーは作業負荷(ワークフロー)を劇的に軽減します。7Kで記録されたデータや、オープンゲート記録されたRAWファイルは、編集時のクロップや構図微調整を可能にしながらも、DIGIC DV 7と最新の圧縮アルゴリズム(Cinema RAW Light)のおかげで、ファイルサイズが過度に肥大化せず、一般的なワークステーションでの扱いやすさが維持されています。
また、4Kオーバーサンプリングによる鮮明な映像は、最初からノイズが極めて少なくカラーグレーディングでの破綻が起きにくいため、補正(ノイズ除去など)に費やす時間を最小限に留め、よりクリエイティブな色作りに没頭できます。キヤノンのLog 2 / Log 3に最適化されたLUT(ルックアップテーブル)をワンクリックで適用するだけで、完璧なコントラストと肌色が復元され、撮影から最終納品までのスピードを最速化。納品サイクルの短いWeb広告やシリーズ動画の制作において無類の強みを発揮します。
よくある質問(FAQ)
Q1: Canon EOS C50とRF24-240mmのセットは、初心者でも使いこなせますか?
はい、非常に使いやすく設計されています。EOS C50はプロフェッショナルな映像制作に必要な機能を凝縮したシネマカメラですが、キヤノン独自の「デュアルピクセルCMOS AF II」による極めて高精度なオートフォーカスや、直感的なタッチパネル操作、各種オート機能を搭載しています。また、RF24-240mmレンズも非常に広い焦点距離をカバーするため、レンズ選びやレンズ交換の複雑な知識がなくても、直感的に最適な画角で撮影を始めることができます。初心者からステップアップしたいクリエイター、プロとして即戦力の機材を求める方まで幅広くお勧めできるシステムです。
Q2: 7K60Pの内部RAW記録を行うには、どのようなメモリーカードが必要ですか?
EOS C50で7K60Pの内部RAW記録(Cinema RAW Light)を行うには、書き込み速度が非常に高速な「CFexpress Type B」カードが必要です。RAW記録はデータ転送量が極めて膨大になるため、推奨されるビデオスピードクラス(VPG400など)に対応した信頼性の高いメモリーカードをご用意ください。また、長時間の収録を考慮し、128GB以上の大容量カードを複数枚用意しておくと撮影現場で安心してご使用いただけます。
Q3: このズームレンズはF4-6.3と可変値ですが、暗い室内や夜間の撮影での影響はありますか?
F値が望遠側でF6.3と可変する仕様ですが、EOS C50に搭載された「フルサイズCMOSセンサー」と高性能映像エンジン「DIGIC DV 7」が備える優れた高感度・低ノイズ性能により、暗所でも十分に美しい映像が撮影可能です。必要に応じてISO感度を上げることで、F値の暗さを十分にカバーでき、4Kオーバーサンプリング技術によって暗部ノイズを最小限に抑制します。より深いボケ味や超低照度下での撮影が必要な場合は、F1.2やF1.8といった単焦点RFレンズを必要に応じて併用することをお勧めします。
Q4: 「オープンゲート記録」で撮影した映像は、主要な編集ソフトでそのまま使えますか?
はい、Premiere ProやDaVinci Resolve、Final Cut Proなどの主要なプロ向けノンリニアビデオ編集(NLE)ソフトウェアは、キヤノンのCinema RAW Light(CRMフォーマット)やオープンゲート形式をネイティブにサポートしています。読み込み後に、クリップの属性設定やアスペクト比の変更、任意の解像度(16:9や9:16など)へのクロップ処理がシームレスに行えます。キヤノンが提供する専用のプラグインを使用することで、より安定した動作と正確なカラー再現が可能になります。
Q5: このシステムは、ジンバル(スタビライザー)に載せて使用することはできますか?
はい、問題なく搭載可能です。EOS C50はシネマカメラとしては非常にコンパクトで軽量であり、レンズのRF24-240mm F4-6.3 IS USMも質量約750gと高倍率ズームとしては軽量なため、市販されている中型から大型の3軸ジンバル(DJI RS 3 ProやRS 4など)にバランスよく搭載できます。高精度なナノUSMによるAF性能と強力な手ブレ補正のおかげで、ジンバルを使用したダイナミックなカメラワークでもピンボケやブレを恐れず、非常に滑らかで映画のような移動ショットを撮影することができます。
