目玉機能「ROIモード」デモ。4Kカメラ1台でマルチカメラ演出

この記事を書いた人・監修した人

パンダスタジオの創業メンバーの1人。東京都立産業技術大学院大学で修士号を取得。電気通信大学大学院、熊本大学大学院、グロービス大学院でも学ぶ。PANDASTUDIO.TVでは、主に、BlackMagic Design製品を担当しスタジオ構築や配信を担当。

V-1-4K最大の目玉といえる「ROI(Region of Interest)モード」。1台の4Kカメラから映像を切り出し、まるで複数カメラがあるかのような演出を実現します。第6回は実機デモの様子をもとに、仕組みと使い勝手を紹介します。

1台の4Kカメラから複数の「ショット」を作る

ROIモードは、4Kの高精細な映像から必要な範囲をHD解像度で切り出す(クロップする)機能です。マルチビュー画面でROIモードをオンにすると、ROI1〜4の専用領域が現れます。それぞれに「引きの全体像」「人物のアップ」などのショットを登録し、スイッチャーのクロスポイントで切り替えていく——つまりカメラ1台でマルチカメラのような切り替えができるのです。静止画もアサイン可能です。

ズームは100〜400%、基準は200%

切り出しのズームは100〜400%で調整。4KからHDを切り出すため、200%がドット・バイ・ドット(4K→2K/HD)の基準になります。200%を超えるとデジタルズーム的になり、400%まで寄ると輪郭がやや甘くなる傾向はありますが、配信で小さく見せる用途なら200〜300%程度でも十分実用範囲とのことです。位置(ポジション)も自由に調整できます。

「スイッチャーならでは」のディゾルブ切り替え

ROI機能はコンバーター製品にもありますが、それらは1入力のスケーラーを切り替えるだけ。V-1-4Kはスイッチャー上で動くため、フェーダーでディゾルブ(なめらかな切り替え)をかけられるのが大きな違いです。演出の幅が一段と広がります。

iPadアプリ「V-1-4K Remote」で直感操作

メニュー画面の文字を見ながらの設定は、どうしても直感的とはいきません。そこで活躍するのが専用アプリ「V-1-4K Remote」。iPad上で指でスワイプしながら、ROIの大きさや位置をなめらかに調整できます。設定した範囲はマルチビューにスムーズに反映され、スプリットなどの画面合成にもそのまま使えます。アプリはスイッチャー発売(6月25日予定)までにリリース予定で、ROIモードとiPadアプリを組み合わせることで、マルチビューを見ながら直感的に操作できます。

製品情報・入手について

Roland V-1-4Kは2026年6月25日発売予定。発売後はパンダスタジオのレンタル・販売でもご利用いただけます。製品情報:https://rental.pandastudio.tv/

※本記事は体験会での解説をもとに構成しています。仕様・発売情報は変更される場合があります。最新情報はメーカー・販売店の公式情報をご確認ください。

この記事が役に立ったらハートを押してね

メニュー
  • 今日
  • 週間
  • 月間
  • 累計

集計中

カテゴリー