RGBlinkは、IBC 2026で新製品を4つ持ってきていました。中でも気になるのが、今回初めて実演した8チャンネルの4Kライブスイッチャー。HDMI×4、12G-SDI×4、NDI×2、UVC×1を8チャンネルに割り当て、各ウィンドウをピクセル単位でスケーリングできる。しかも「4K入力なのに出力はフルHD」だった従来機と違って、4Kの制作システムが組める。予定価格は約4,000米ドル(収録時点)で、11月に量産開始予定。
ほかにバッテリー8時間・無線伝送の小型カメラ(約350米ドル)、AIエージェントを動かすエッジ処理ハード、Osmo Pocketを入力してHDMIとNDIを同時に出すコンバーターの第2世代(129ユーロ)。担当者の「パンダスタジオのレンタル用途やLEDディスプレイにはピクセル単位の調整が必要だから、この製品が適している」という指名込みの説明でした。
動画で見た方が早いのは、8ch 4Kスイッチャーの実演(3分半すぎ)。「小さいのに機能がたくさんある」「できることは本格的なのに見た目はかわいい」と取材班。本体のサイズ感と画面の情報量は映像で見比べてください。
RGBlinkの新製品は現時点で新規取り扱い候補です。RGBlinkの「小さくて多機能」の現行機は、パンダスタジオレンタルで借りられます。
→ 現行のコンパクト配信スイッチャー:
1つ目:バッテリー8時間、無線で送れる小型カメラ(約350米ドル)
昨年発売したカメラとの大きな違いは2つ。バッテリーを搭載して8時間動作すること、無線で伝送できること。ケーブルを抜いてもRTSPで映像を送れ、スイッチャーなど他の機器へ伝送できる。オープンなプロトコルなので他社機器でも受信できる、というのがポイント。価格は約350米ドル(収録時点)。
2つ目:AIエージェントを動かすエッジ処理ハード
通常のNASと同じようにストレージとして使え、加えて4K映像・音声の取り込みや出力処理を行い、さらにAIエージェントを動かせるハード。各種のスキルを呼び出してコンテンツを制作し、短い動画から短編ドラマまで作ってTikTokやYouTubeへ公開できる、と。機器のそばにいなくても音声でやりたいことを伝えられ、内部で自ら考えてデザインなどの処理を行い、クラウドのリソースを呼び出すこともできる。「ハードウェアを基盤にコンテンツ制作を行う点が、クラウド基盤のOpenAIとは異なる」「こうしたハードにすでに2年ほど取り組んでいる」という説明でした(動かせるソフト名は字幕由来のため記事では省略)。
編集部としては、ここは「実物を見て判断」のカテゴリです。デモは魅力的ですが、何ができて何ができないかは触ってみるまで分かりません。
この2製品は発売済み。ただし「日本は未発売」で、担当者は「パンダスタジオに日本市場への紹介をお願いしたい」と。取材班も「興味があります」と答えています。
3つ目:8ch 4Kライブスイッチャー、ピクセル単位スケーリング、約4,000米ドル
今回のIBCで初めて実演した製品。仕様を動画の説明から。
- 入力:HDMI×4、12G-SDI×4、NDI×2、UVC×1(Pocket 3、Pocket 4などを接続可)。すべての入力を8チャンネルに割り当て、プレビューもプログラムも8ch
- 各ウィンドウをピクセル単位でスケーリング。LEDディスプレイやレンタル用途で必要になる調整
- 4Kの制作システムを構築できる。従来のmini-proなどは4K入力でも出力はフルHDだった
- PTZカメラをVISCAやNDIで制御。マイクや楽器を2系統入力、映像埋め込み音声、Bluetooth音声を内蔵オーディオミキサーでまとめて扱う
- 11月に量産・出荷開始予定。予定価格は約4,000米ドル(収録時点・量産前)
担当者は比較として「同程度の構成のローランドは約8,000米ドル、別の機種は1万米ドル前後。もちろん筐体も大きく、業務用らしい見た目を求める客向け。私たちは手の届く価格と親しみやすい見た目を重視している」と(すべて担当者発言・収録時点)。
4つ目:UVCカメラ→HDMI+NDI同時出力のコンバーター、第2世代(129ユーロ)
取材班が「私は初代の製品を使っていました」と言ったのがこれ。Osmo Pocket 3/4をUVCで入力してHDMIとNDIを同時に出力でき、NDI入力をHDMIへ、RTMP・RTSPもHDMIへ変換できる多機能コンバーター。発売済みで、欧州価格は129ユーロ。取材班は「パンダスタジオでも注文したい」と即答しています。
→ UVC入力の相手役。Osmo Pocketの現行セット:
※RGBlinkの新製品4つ(小型カメラ、AIエッジ機、8ch 4Kスイッチャー、UVCコンバーター第2世代)は、現時点では新規取り扱い候補として紹介しています。パンダスタジオレンタルでのレンタル開始が決定しているものではありません。商品ページ公開後、この記事にもリンクを追加する予定です。
→ RGBlinkの現行NDIスイッチャー・レコーダー:
この機材が向いていそうな人・現場
- LEDウォールに配信画面を出していて、ウィンドウ位置を「あと3ピクセル」で合わせたいイベント映像会社(8ch 4Kスイッチャー)
- Osmo Pocketを配信カメラに使っていて、HDMIとNDIの両方で出したいワンオペ配信者(UVCコンバーター)
- 4K配信システムを予算4,000ドル台で組みたいが、見た目より中身を優先したい制作会社
レンタルで試す価値があるところ
スイッチャーの「ピクセル単位」は、LEDディスプレイに出してみるまで必要かどうか分かりません。いまMini EdgeやTao 1で配信している人は、まず自分の出力先(LED、プロジェクター、配信)でウィンドウ位置のズレに困ったことがあるかを思い出してみてください。困っていれば新機種の価値は大きいし、困っていなければ現行機で十分です。11月の量産までに、その判断をしておくと動きが早い。
用途別に探すなら
小型の配信スイッチャーをメーカー横断で比べたい人
Osmo Pocketシリーズの記事をまとめて読みたい人
→ DJI製品一覧
展示会で見た新製品が入荷したかを確かめたい人
→ 新着機材一覧
8ch 4Kスイッチャーは11月量産予定、UVCコンバーター第2世代は取材班が「注文したい」と言った製品です。取り扱いが決まればこの記事にリンクを追加します。
📦 「あと3ピクセル」で困ったことがあるか、いまの出力先で思い出す。
IBC 2026取材シリーズの動画は、撮れたものから順にPANDASTUDIO TVで公開しています。
→ 新着機材一覧(展示会で見た製品の入荷チェックに)
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→ PANDASTUDIO TV でIBC 2026取材動画をチェックする
出典:パンダスタジオ IBC 2026 アムステルダム取材動画「IBC Day2_08 RGBlink Rough v01 2」(2026年9月12日収録)
※製品名・仕様・発売時期は取材時のブース担当者の説明(字幕)に基づくもので、収録時点の情報です。掲載のレンタル商品は商品一覧(2026年7月版)でIDの実在を確認済みです。
