【実機比較】CLASSIC PRO CCS10とCCS30、業務カメラを載せて試した。レンタル屋が選ぶ”ちょうどいい”ビデオ三脚はどっちだ

※本記事はパンダスタジオレンタルのデータベースを元にAIを活用して制作しています。 リンク経由のレンタルや購入で収益を得る場合があります。

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PANDASTUDIO.TVのCEOの西村正宏のWeb上ニックネーム。東京都中央区在住。兵庫県たつの市出身。早稲田大学大学院で情報工学の修士号。駒澤大学大学院で経営学の修士号を取得。IT,インターネット、AI、映像機器、音響機器を愛す。
パンダスタジオの創業メンバーの1人。東京都立産業技術大学院大学で修士号を取得。電気通信大学大学院、熊本大学大学院、グロービス大学院でも学ぶ。PANDASTUDIO.TVでは、主に、BlackMagic Design製品を担当しスタジオ構築や配信を担当。

【実機比較】CLASSIC PRO CCS10とCCS30、業務カメラを載せて試した。レンタル屋が選ぶ”ちょうどいい”ビデオ三脚はどっちだ

映像をやっていると、誰もが一度は足を踏み入れる沼があります。三脚沼です。 Sachtler、Miller、Vinten。放送や映像制作の現場で名前を聞く三脚は、たしかに素晴らしい。あの、カメラを振り出したときのトロッとした粘り。止めたときにピタッと決まって、余韻でわずかに揺り戻さない感触。一度あれを知ってしまうと、安い三脚に戻れなくなる。だから沼なんです。 ただ、現実問題として。企業の動画担当者や、社内に制作チームを抱えたインハウスの現場で、本当にそこまでの三脚が要るのか。要らない場面のほうが、正直多い。 そんなところに、あのサウンドハウスが初のカメラ三脚を出してきました。しかもCCS10とCCS30の2本同時。ケーブルや電池で散々お世話になっているクラシックプロが、ついに三脚に手を出した。これは触らないわけにいきません。 今回、パンダスタジオのスタジオ構築部門で、両機に実際の業務用カメラを載せて検証しました。結論から言うと、こうです。
放送業界向けではない。でも、レンタルに出せるのはCCS30。CCS10は、用途を選ぶ。
兄弟機なのに、現場での評価はけっこうハッキリ分かれました。順番に見ていきます。  

まず、兄弟機のスペックを並べる

CCS10とCCS30、見た目はよく似ていますが、中身の役割分担は明確です。
項目 CCS10 CCS30
耐荷重 9kg 15kg
最大高さ 1760mm 1810mm
折りたたみ時長さ 830mm 850mm
重量 3.57kg 4.9kg
ボール径 75mm 75mm
チルト範囲 -75°〜+90° -75°〜+90°
パン範囲 360° 360°
スプレッダー ミッド ミッド
三脚段数 3段(2-2-1構造) 3段(2-2-1構造)
カメラ取付 1/4+3/8インチ 1/4+3/8インチ
付属品 収納バッグ、L形六角棒レンチ 収納バッグ、L形六角棒レンチ
こうして並べると面白いことに気づきます。雲台まわり(75mmボール、チルト・パン範囲、プレート移動量、ドラグの仕様)はほぼ共通。違うのは、脚と耐荷重と高さと重量、そして価格です。 つまり、同じ顔をした体格違いの兄弟。CCS10が軽量の弟、CCS30が一回り大きい兄、という関係になっています。

CCS30:業務カメラを載せても、ちゃんと粘る

まずは兄のCCS30から。検証ではSony PXW-Z190クラスの業務用ハンディを載せました。中型三脚として、ど真ん中の使い方です。 スタジオ構築部門からの評価はこう。
中型三脚の部類。Z190クラスに適している。雲台のカウンターバランスは取れないが、ドラグが効いてスムーズな動き出しと停止。脚が高く上がるのは良い。価格に対して満足感は得られる。レンタルに導入しても良いかと思う。
実際にパンとチルトを振ってみると、安い三脚にありがちな「動き出しでカクッとくる」あの嫌な感触が少ない。ドラグがしっかり粘ってくれるので、動き出しと止めが素直に決まります。動画用途では、この一点が映像のクオリティに直結するので、ここが価格以上なのは素直に嬉しい誤算でした。 なお、メーカーの商品説明では「油圧式ダンピング機能付き」と謳われていますが、スペック表上のドラグ機構は「樹脂製」「固定調整」表記。当社で触った限り、高級機のように無段階で重さを追い込むタイプではありません。あくまで「効きの良い固定ドラグ」として捉えるのが正しい。ただ、その固定の効きが、この価格帯にしては上等だった、という話です。

もちろん、弱点もある

正直に書きます。レンタル屋として現場目線で触ると、気になる点はいくつかありました。 ひとつめ、カウンターバランス調整がない。これは構造上の割り切りで、重心の偏った構成や重量級レンズだと、お辞儀したり起き上がったりを雲台側で吸収できません。実際にはカメラプレートの前後位置(前3cm/後2cm)でバランスを詰める運用になります。 ふたつめ、脚パイプが細く、剛性感は価格相応。メーカーは「ミッドスプレッダーで安定」と推していますが、Z190クラスを載せて本気で安定を求めると、正直もう一声ほしい。当社の本音としては、グランドスプレッダー仕様に変更して接地の安定感を底上げしたいところです。 みっつめ、脚の止めネジの増し締め調整ができない。長期運用でロックが緩んできたときに増し締めしたいのですが、それらしき調整ネジが見当たりませんでした。レンタルのように回転数が多い運用だと、ここは長期で要観察ポイントです。

CCS10:弟は、もう少し用途を選ぶ

続いて弟のCCS10。こちらはSony αに望遠レンズを載せて検証しました。 スタジオ構築部門の評価は、兄より辛口です。
小型三脚の部類。ミラーレス一眼向け。望遠レンズを乗せるには無理がある。標準レンズまでの一眼カメラに適していると思う。価格に対して物足りなく感じる。
そして、これは実機を触ったからこそ拾えた注意点なのですが——
このクラスの雲台に多く見られる欠点で、ミラーレス一眼を乗せるとパン棒の頭がカメラ底部に当たってしまう。カメラを載せる位置に制限が生じて、バランスがとりにくい。
これ、カタログにもネット上のレビューにも出てこない情報です。小型のボディを75mmクラスの雲台に載せると、パン棒の付け根とカメラの底が干渉して、ベストな前後位置に置けない。結果として、ただでさえカウンターバランスがない構成で、さらにバランスを追い込みにくくなる。望遠を載せると厳しい、という評価はここに起因しています。 加えて、脚先にCCS30のような安定化のパーツがほしいという声も。CCS10は弟ぶんだけ脚まわりも軽量で、その分、接地の安心感では兄に一歩譲ります。 ユーザーレビューでは「この値段で1760mmまで伸びるのは、イベントや学校行事で人混みの上から狙えて魅力」という好意的な声もあり、高さと価格は確かに武器。ただ、動かす撮影のための雲台性能という点では、価格に対して物足りない、というのが当社の率直な評価です。

で、どっちを選ぶ?レンタル屋の選び分け

兄弟機ですが、向いている人はかなりハッキリ分かれます。

CCS30が向いている人

  • 業務用ハンディ(Z190クラス)や、望遠を付けた一眼で動画を撮りたい
  • 企業内スタジオ、ウェビナー、研修動画、社長メッセージ収録
  • 動かす撮影で、動き出しと止めの質を価格内で確保したい
  • 4カメ・5カメのマルチカメラ構成を、現実的な予算で組みたい

CCS10が向いている人

  • ミラーレス+標準レンズまでの構成
  • 大きく振るより、据え置きで高さを稼ぎたい(イベント後方からの引き、など)
  • とにかく入門で、最初の1本を安く始めたい
逆に、放送局、スポーツ中継、長焦点での追従、高頻度なパン・チルト運用。ここは素直に上位の三脚を検討してください。CCSシリーズは、その土俵で勝負する製品ではありません。

パンダスタジオの結論

CCS30は「最高の三脚」ではありません。けれど、「企業の動画担当者が最初に導入するビデオ三脚」としては、価格を考えればよくできています。脚の剛性やカウンターバランスといった割り切りはあるものの、動かす撮影の肝であるドラグの効きが価格以上だったのが大きい。 当社としても、CCS30はレンタル機材として導入を検討できるレベルと評価しました。高級三脚を4本揃えれば数十万円。その差額をカメラやワイヤレス、スイッチャー、収録機に回せると考えれば、マルチカメラ構成の現実解として十分にアリです。 CCS10は、用途がハマれば良い入門機ですが、雲台のパン棒干渉と価格のバランスを考えると、万人に勧められる一本ではない、というのが正直なところ。「動かさず、高さを稼ぐ据え置き用」と割り切るなら検討の価値があります。 「高級三脚は予算的に厳しい。でも写真用三脚では不安。」そんな現場には、まず触って試してほしい2本です。買う前にレンタルで実機の感触を確かめるのが、三脚沼にハマらない一番の近道だったりします。

まとめ

  • サウンドハウス(クラシックプロ)初のビデオ三脚、CCS10/CCS30の2本立て
  • 雲台はほぼ共通、違いは脚・耐荷重・高さ・重量・価格
  • CCS30:Z190クラスでも実用的。ドラグの効きが価格以上。レンタル導入アリ
  • CCS30の弱点:カウンターバランス無し/脚が細い/増し締め調整不可
  • CCS10:ミラーレス+標準レンズまで。パン棒がカメラ底に干渉する点に注意
  • 動かす撮影・マルチカメラなら兄のCCS30、据え置きの入門なら弟のCCS10
両機とも、パンダスタジオレンタルで実機をお試しいただけます。
CLASSIC PRO CCS30 カメラ三脚(耐荷重 15kg 最大高さ:1810mm)

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