並べて置くと、サイズも重さもほとんど同じ。持ち比べても200〜300gくらいしか変わらない。それなのに、片方は1万円以下で、片方は名前に「プロ」が付いている。三脚売り場でよくある「何が違うの?」に、目の前で分解するように答えていたのがこのトークショーの動画です。
話しているのは、ケンコー・トキナーのチーフデモンストレーター田原栄一さん。写真展のイベントの一部を切り出した8分ほどの動画で、ネジ1本の構造まで実演していました。
※この動画はパンダスタジオの動画ではありません。ケンコー・トキナーのデモンストレーター田原栄一さんのチャンネルの公開動画(メーカー社員による製品紹介・#pr表記あり)を、参考になった動画として紹介しています。
見どころは4分すぎの「二重ネジ」の説明です。カメラに入っていく下のネジと、それを引き込む上のネジ。言葉だと伝わりにくいのですが、手元を映しながら回してくれるので一発で分かります。7分すぎに三脚を素早く畳んで、ローアングルに組み替えるところも、動画で見た方が早い場面です。
動画で「普通に売っている、すごく売れている三脚」として出てくる GX 6400 系は、パンダスタジオレンタルで取り扱いがあります。
→ SLIK GX-S 6400:
ベーシック三脚 GX 6400 の良いところ
田原さんはまず、GX 6400 が三脚選びの大事なポイントを1つクリアしていると話していました。伸ばすとだいたい目の高さが出ること。小さく畳めることを優先した三脚だと、伸ばしたときに背が足りないことがある。セルフィーで使うにも困らない高さがあるのは、売れている理由のひとつです。
もともとはハンディカムで運動会を撮るための三脚として作られ、たくさん売るために安くした。そのためにプラスチックを使っている、という成り立ちの説明もありました。
違い1:雲台と本体が、プラスチックか金属か
カメラの向きを変える部分(雲台)と、脚を3本まとめる部分(本体)。GX 6400 はここがプラスチック、上位の三脚は両方とも金属です。
動画内で田原さんが強調していたのは「プラスチックだから割れる」ではなく、たわみの問題でした。向きを決めて締めていくと、微妙にずれていく。重いレンズを載せたときに気になるのはここです。
違い2:カメラを留めるネジが「一重」か「二重」か
GX 6400 はクイックシュー式で、先に板をカメラに付けておく方式です。ところが70-200mm F2.8のような大きめのレンズを付けると、クイックシューが緩む問題が起きる。理由はネジが一重で、いくら締めてもしっかり閉まりきらない構造だから、という説明でした。
上位の三脚は二重ネジ。下のネジをカメラにくるくる入れたあと、上のネジを回すと、入ったネジを雲台側に引き込む。だから重いレンズでもずれにくい。重さはほとんど変わらないのに、ここが違う、という話です。
違い3:ハンドルが1本か2本か、ローアングルが撮れるか
ベーシックな三脚は、ハンドルで上下、つまみで左右と縦横。上位の三脚は縦位置・横位置の方向にも2本目のハンドルがあります。プロ用の三脚を見るとだいたいハンドルは2本、という説明でした。
さらに、センターポールの下部を外せる構造で、地面すれすれの低いアングルまで下げられる。安い三脚ではこれができない、と実演していました。
持ち帰り表:売り場・レンタルで見る3つのチェックポイント
| 見る場所 | ベーシック三脚(GX 6400) | 上位の三脚 | 効いてくる場面 |
|---|---|---|---|
| 雲台・本体の素材 | プラスチック | 金属 | 締めたあとの構図のずれ |
| カメラを留めるネジ | 一重(クイックシュー) | 二重ネジで引き込む | 重いレンズでの緩み |
| ハンドル | 1本+つまみ | 2本(縦横方向にもハンドル) | 縦位置への切り替えの速さ・確実さ |
| ローアングル | できない | センターポール下部を外して低く | 花・テーブルフォト・低い視点 |
→ 金属の雲台の三脚を、レンタルで自分のレンズに載せて比べるなら:
なお、動画で比較相手として出てくるSLIKのプロ系小型三脚は、パンダスタジオレンタルでは現在取り扱いがありません。
この機材が向いていそうな人・現場
- 親子写真やセルフィー用にベーシックな三脚で十分だったが、70-200mmを買ってからクイックシューの緩みが気になり始めた人
- 縦位置の写真が多いのに、つまみを緩めるたびにカメラがガクッと倒れるのが怖い人
- テーブルフォトや花の接写で、もっと低い位置から撮りたいのに三脚が下がりきらない人
レンタルで試す価値があるところ
この動画の3つの違いは、どれも「重さはほぼ同じ」というのがポイントです。カタログの重量やサイズでは比べられない。自分のカメラとレンズを載せて、ネジを締めて、縦位置に倒して、構図がずれるかどうか。そこで初めて差が分かります。
今使っている GX 6400 クラスで足りているのか、上位に替えると何が楽になるのか。一度並べて比べてから決めるのが一番確実です。
三脚のレンタルはこちら
→ 動画のベーシック三脚 GX 6400 系(3ウェイ雲台):
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→ 三脚を検索
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→ 新着機材一覧
📦 重さはほとんど変わらない。違うのは、雲台とネジとハンドル。
カタログで比べられない差だからこそ、自分のレンズを載せて確かめてみてください。
