AIエージェントは坊さんだった説。ハードディスクに溜まった撮影素材を、DaVinci Resolve 21.1のAI連携で「2番出汁」「3番出汁」とって供養する

※本記事はパンダスタジオレンタルのデータベースを元にAIを活用して制作しています。 リンク経由のレンタルや購入で収益を得る場合があります。

この記事を書いた人・監修した人

パンダスタジオの創業メンバーの1人。東京都立産業技術大学院大学で修士号を取得。電気通信大学大学院、熊本大学大学院、グロービス大学院でも学ぶ。PANDASTUDIO.TVでは、主に、BlackMagic Design製品を担当しスタジオ構築や配信を担当。

この記事は半分、業務連絡です。動画素材が溜まっている知り合いに「これ、いいよ」と伝えたくて動画にしました。
DaVinci Resolve 21.1でAIアシスタント連携が入ったので、それを何に使うか、という話です。私の答えは「坊さん」でした。


前提:21.1で、AIに頼むのがだいぶ簡単になった

DaVinci Resolve Studio 21.1では、File メニューの「AIアシスタントの設定」を起動すると、ClaudeやChatGPT用の窓口(MCPサーバー)がインストールされて、あとはAI側のアプリから「DaVinciでこうして」と頼めばよくなりました。今まではPCにPythonを入れたり、いろいろ手順が要ったのですが、DaVinciにPythonが入っているので別途インストールしなくてよくなった、らしいです。「らしい」と言うのは、そのあたりをAIが勝手にやってくれるので、私は何をしているのか分かっていないからです。設定でつまずいた記録は別の動画と記事にしてあるので、手順はそちらを見てください(Vol.1から追えます)。

今日の話は、それをどう使うか、です。

素材、溜まりませんか

一部の方には刺さると思うのですが、動画素材って溜まりますよね。私は東京都檜原村の街おこしのお手伝いをしていて、村のいろんな場面を撮ります。朝から晩まで撮ると100クリップくらいになります。その日のテーマで1本、10分くらいに編集する。テロップも入れて、ちゃんと自分で作ります。

問題はそのあとです。1本目に使わなかった2群、3群の素材が残る。「この素材からまだ2番出汁、3番出汁が取れるんじゃないか」と思っていると、ハードディスクからアーカイブに移せないんですよ。移しきれますか、皆さん。私はなかなかできません。結果、作業ディスクをずっと占領する。

じゃあサブPCに移して暇なときに、と思っても、サブPCはスペックが良くないので、素材を確認しようとするだけで読み込みを延々と待つことになる。動画の4分50秒あたりに、その待ち画面が映っています。こうなると2番出汁、3番出汁を取る作業そのものが億劫になります。

そういう億劫な作業こそ、AIにしてもらえるといい。動画内で引用したXのポストにも「自分が作業していないときに簡単な作業をやってもらうとか、使い方が大事」とありました。そのとおりで、メイン作業ではない、サブ素材から2番出汁、3番出汁を取る作業は、AIに向いています。

実際にやった手順

最初の素材は「檜原村の渓流」というテーマで撮ったものです。ここから別のタイムラインを作ってもらいます。やったことは3段階です。

まず、100クリップを自分で見返すのが大変なので、AIに「全部の素材のサムネイルを取って、一覧にしてくれ」と頼みました。AIが一覧画像とCSVファイルを作ってくれます。

次に、そのCSVで「次のネタで使いたいやつにフラグを付けてくれ」と頼みました。skipという列を作って、使わないものは1、使いたいものだけ0にする。たとえば道路のカットが何本もあるから1本でいい、道路と紫陽花で「道端の紫陽花」が1本できないか、滝のカットだけで「村の滝」が1本いけないか、といった具合に、AIが素材を見て仕分けます。

最後に「じゃあ、これで1つ作ってよ」と頼むと、AIがまた動画を作ってくれます。納品用ではなくても、自分のSNSにアップするとか、別の用途に使えます。

使えるものが出し切れたら、「この素材は十分に出しを取りましたので、アーカイブディスクへ行ってもらいましょう」と言えます。これで供養が終わります。AIエージェントは坊さんだった、というのはそういう意味です。

本業が編集ではない人ほど効く

この使い方の良いところは、メイン作業ではないときに、たとえば寝ているうちにAIが勝手にやってくれることです。本業が動画編集ではなくて、いろんな用途でサブ的に動画を編集している方ほど、この「溜まった素材の処理」に時間を割けないので、効くと思います。

ただし、DaVinci Resolve Studioが要ります。動画内では「ぜひ買ってください、私たちは売れても関係ないですが」と言っていますが、「AIとStudioに投資する価値があるのかな」と迷っている方は、パンダスタジオレンタルでStudioのUSBドングルを日単位で借りて、数日回してみてから決めるのがいいです。

Blackmagic Design DaVinci Resolve Studio (USBドングル版)

サブPCが非力で素材の確認すら待たされる、という方は、Studioが最初から入っている小型ワークステーションを借りて、それを「坊さん専用機」にする手もあります。

DaVinci Resolve Studio 導入済 | HP Z2 Mini G4 Workstation

持ち帰りツール:供養の指示文3つ

動画で頼んだ内容を、そのまま打てる形にしました。フォルダ名とテーマを差し替えてください。

(1)「DaVinci Resolveのメディアプールにある『__』フォルダの全クリップについて、サムネイルを1枚ずつ取って一覧画像を作り、ファイル名・尺・撮影日時をCSVにまとめてください」

(2)「そのCSVにskip列を足してください。次のテーマ『__』で使えそうなクリップだけskip=0、それ以外はskip=1にして、選んだ理由を1行ずつ書いてください。似たカットが複数あるときは1本に絞ってください」

(3)「skip=0のクリップで、テーマ『__』の_分程度のタイムラインを新しく作ってください。元のタイムラインは触らないでください。カット点は音声波形も見て決めてください」

(3)まで終わって使えるものが出たら、その素材フォルダはアーカイブへ。出なかったら、それはそれで「出し切った」ということなので、やはりアーカイブへ。どちらにしても作業ディスクが空きます。

この記事が向いていそうな人

撮影素材の1本目は作ったが、残りを捨てられずディスクを圧迫している人。副業や兼務で動画編集をしていて、まとまった編集時間が取れない人。そして、AI連携を「何に使えばいいか」で迷っている人。私はこの供養が一番気に入っていますが、「いや、俺はこう使っている」「本業のアシスタントにちゃんと使える」という使い方があれば、動画のコメント欄で教えてください。

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