撮りためた動画76本、AIに丸投げしてみた。Osmo Pocket 4P×ChatGPT×DaVinci Resolveで村のPR動画を作る
「とりあえず撮った動画素材が76本。さて、どうしよう」——これ、けっこう絶望するやつです。撮るのは簡単になったのに、編集が追いつかない。インハウス動画制作の一番の壁は、実はここだと思います。
前回の「Osmo Pocket 4P、インハウス動画制作にめっちゃ使える説」の続編として、今回はそのげんなりする編集作業をAIに丸投げしてみた実験の話です。題材は、大学院の研究の一環で関わっている東京都・檜原村の村起こしプロジェクト。Osmo Pocket 4Pで撮った渓流や紫陽花などの素材を、AIがPR動画に仕立てるところまでやってみました。
【動画埋め込みここに挿入:https://www.youtube.com/watch?v=tAKmZ9d7jIQ】
やったこと:素材の分析から編集ラフまでAIに投げる
流れはこうです。
- まず、地域の価値をどう伝えるかという「地域バリューチェーン」の考え方(東京都立産業技術大学院大学・板倉先生)をまとめた引き継ぎ資料をChatGPTに読ませる
- Osmo Pocket 4Pでなんとなく撮ってきた動画素材76本をまるごとAIに分析させる。使えそうなカットをシーンA・シーンBと分類し、ダメなものは容赦なくリジェクト
- さらにCodex(ローカルで動くAI)を編集ソフトのDaVinci Resolveと連携させ、どう編集するかをやり取りしながら1本目のラフを組んでもらう
- AIが選んだテーマは「東京にも自然があるという一般論ではなく、なぜ檜原村なのかを掘り下げる」。渓流の映像を軸に、それらしい1本につないできた
- 最後は人間の出番。「冒頭3秒で引き込まれる映像になっているか」を自分の目で確認する
正直、ここまでAIがやってくれるのか、という手応えでした。動画編集を覚えなくても、ある程度のものは作れる時代になっています。
意外な発見:「何が刺さるか」をAIに聞ける
もうひとつの発見がこれです。地元の人ほど「自分の町の景色は見慣れすぎて、都会の人に何が刺さるのか分からない」とよく言います。そこで、撮った素材をとりあえずAIに食わせて「どれがいい?」と聞いてみる。AIのラフ案がダメならダメと言えばいい。気軽に壁打ちできる批評相手として使えるわけです。動画だけでなく、αカメラで撮った静止画も同じように分析してもらいました。
ただし、線引きもはっきり言っています。心を動かすもの、CMのようなもの、本当に感動させる映像は、プロの写真家・映像作家に頼んでください。最終的に相手は人なので、人に働きかける部分は人が介在したほうがいい——AIで下ごしらえ、勝負どころはプロ、という役割分担です。
この記事・動画が参考になりそうな人
こんな人・現場に
- 観光PR・移住促進の動画を作りたいが予算も編集スキルもない自治体・観光協会の担当者
- 社内に撮りっぱなしの動画素材が眠っている広報担当
- AI×動画編集ワークフローを試してみたい人
この実験、レンタル機材で再現できます
使ったのは、Osmo Pocket 4Pと、編集ソフトのDaVinci Resolve。どちらもパンダスタジオレンタルで試せます。まず素材を気軽に撮りためるならこの1台から。
2つのレンズで画づくりの幅を広げたい人はVlogコンボを。
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「AIでは足りない」と思ったら:写真教室・動画教室
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