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UV570とKBD2000の応用例

前回、リモートカメラとコントローラーの基本的な使い方を紹介しました。
今回は、リモートカメラの使い方ちょっと応用を考えてみたいと思います。
インターネット経由でもリモートカメラを操作できるのではということですね

概要

インターネット経由でUV570とKBD2000

システムイメージはこんな感じです
リモートカメラがスタジオでATEM Mini Proにつながっていて、インターネット経由でコントロールセンターからリモートカメラを操作できます。
ATEM Mini Pro もリモートカメラもコントロールセンターから操作できるといったような感じですね

離れた場所からこんにちはー

どんな用途かというと、例えば、どっか某所にスタジオがあって先生がきます、それに対してコントロールセーターはどっか別の場所にあって、先生が入ってくると遠隔で「先生今日は」みたいな話をして、そこからスタジオ機材やカメラとかを遠隔操作して収録開始、っていう感じですね

こんなことに使えるのではないかということですね

設定

設定なんですけども要はリモートカメラコントレーラーがどっかインターネット経由の別の場所、カメラと別の場所にあってカメラのIPを正しく設定すればいいわけですから、リモートカメラコントローラーの設定画面、マニュアルでIPを入れるところに、グローバルIPを入れてあげて、ファイアウォールの方も適切にポートを上げて開けるとこういうことをすればできるはずです。↓

カメラのIPにグローバルIP入れる

やってみた

ということで行ってみました

インターネット経由で繋いでみた

はい現在パンダスタジオ浜町の M1会議室におります。
別の動画でも紹介した通り M1会議室は、Bスタジオとネットワーク的には別になっております。
つまりこの映像は今インターネット経由で取得しています。

インターネット経由でマルチビューの絵をとってリモートカメラの操作もインターネット経由で行っています。
こっちがストリーミングブリッジできている映像、真ん中がZOOMで飛ばしています、で(左が)リモートカメラコントローラーですね

ZOOMの映像がちょっと、元のところからチカチカしているのですが、これ はケーブル由来なのがパソコン由来なんかちょっとわかんない状態です。

インターネット経由でリモートカメラを操作できるのでズーム(カメラを寄る)したり、下がったりとかっていうのも、インターネット経由で行っています

でここでですね2台、ZOOMとStreaming Bridgeでマルチビューが二つあります。
これがですね、ZOOMの方が即時性が高いので、例えば、寄ってみましょうか。

タイムラグ

これくらいのタイムラグがあります。
1秒まで行かないですかね、動き出しがZOOMの方が早いというのが分かるかと思います

逆に、画質的にはこれで見るとわからないかもしれないですけど、ZOOMの方が若干荒いかなくらいですね。
Streaming Bridge の方が絵は綺麗だと思います

解像度の違い:ZOOM

解像度の違い:Streaming Bridge

※動画を見て頂いた方がわかりやすそうですが、「Media Player1」で比べると顕著かと思います。

スマホのカメラで撮ってるのでちょっと伝わりづらいかもしれないけど、このメディアプレーヤー1の解像度がStreaming Bridgeだとこんな感じなんですけど、伝わりますでしょうか

ATEMも遠隔操作しよう

先ほど紹介した浜町 M1会議室からインターネット経由で今Bサブに置いてあるリモートカメラを操作している状況です
実は ATEMソフトウェアコントロールもファイアウォールで適切な設定をしてあげればインターネット経由で操作することが可能です。

なので例えば今こんな感じですよね、でソフトウェアコントロールでカメラ2を指定すればこのように。
(プレビューを)Media Player1 にしてみましょう
こんな感じで画面が切り替わります。

画面1

画面2

※上記2枚の画像、右上のマルチビュー部分で、プログラム・プレビューの映像が切り替わっています。

そして、これでPiPになれ
なりましたねー

右下にパンダの映像がCAM1の映像がメディアプレーヤーの上に出たかと思います。
こんな感じでリモートからインターネット経由でBサブに置いてあるATEM Mini Pro ISO を操作しています。
そして 今こちらにはマルチビューが来ています。

OUTPUT を変えることができるので、このマルチビューをプログラムに変えれば、、、きましたね、プログラムになりましたね

マルチビューからプログラムに切り替え

まぁこんな感じでATEM Mini Pro ISOのアウトプットをこうやって切り替えてあげるとマルチビューのほかに、今プログラムがどうなっているのかというのも確認することが可能です。

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FAQ

Q:遠隔操作で生中継もできますか?
A:やめた方が良いのでは。
機器の操作自体は可能ですが、上述のようにタイムラグがあります。先読みカメラワークにめちゃくちゃ自信があるのでなければやめた方が良いと思います。
生中継したいなら、大人しく、LiveU LU600を使用した方が懸命かと。

Q:どうやってマルチビュー送ったんですか?
A:お気づきになりましたか。
ATEM Mini Pro を2段使用しています。1段だけだとPGMしか飛ばせないので。

Q:完全無人化?
A:まだまだ課題は多いです。
そもそも回線やネットワーク落ちたら詰みますので、緊急時には人間が巡回できる範囲の遠隔操作だと思います。

Q:どの程度の回線が必要ですか?
A:最低10Mbpsだと思います。
Streaming Bridgeで映像を送るとして、10Mbpsくらいが最低でしょうか。それより、固定のグローバルIP(IPv4)が必要です。

Q:ファイアーウォールってなんですか?
A:詳しい人に聞いてください。
というか、そこからの場合、この話は忘れた方がいいです。事故ります。

Q:IPってなんですか?
A:詳しい人に聞いてください。
というか、そこからの場合、この話は忘れた方がいいです。事故ります。リモートカメラ自体、触らない方がいいと思います。

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