皆さんこんにちはパンダスタジオ中村です。
今日は、先日行われました「ブラックマジックデザイン製品で実現するインハウス動画製作の最前線」、の裏側。こちらについてご紹介したいと思います。
先日、こんな感じでセミナーが行われました。セミナー自体はこちらですね。
パンダスタジオお台場の第3スタジオ。
こんな感じのちょっとオシャレな内装のスタジオで行われました。
現場の様子
司会 兼 スイッチャー操作 を1名で。
登壇者 1名 あるいは 2名が 次々登壇して、資料を元にお話。
適宜差し込み動画がある
現場には、観客も20-30名ほど臨席
セミナー(ハイブリッドセミナー)を行った
このセミナーのまず物理的な配置をちょっと確認していきましょう。
こんな形で行われました。
これですね、これがパンダスタジオお台場の第三スタジオになります。
3カメ体制でカメラを設置します。
観客席がこんな感じにあって、そして観客の方はこのまま正面見れば、出演者の方がどうしているかわかって、パワーポイントの映像が見えないので、合成結果をこのモニターに出して、
このモニターで、今どんなプレゼントをしているのか、というのが見ることができる、こんな感じになっておりました。
岡野さんが司会をしながらここでスイッチャーをし、
出演者の方が1名あるいは、2名いて、
もう1人、ブラックマジックの石井さんがこちらの方で、だいたいこのあたりに待機。
それぞれの役割なんですけども、
ブラックマジックの岡野さんは、司会兼、ATEMオペレーター。リアルのイベントを回しながら、進行させながら、さらにスイッチング、カメラの切り替えだとか、「こちらの動画をご覧ください」と
言ったら動画を再生させる。そういったことも全部一人で実施します。
いわゆるワンオペっていうのは、スイッチャー操作とかミキサーとかも全部やるんですよ。っていう形なんですけど、
なんだろうこれ、オペレーターに専念しているわけでもない。もうノーオペレーターぐらいな気がするんですけど、まあ、兼務でやってる。0.5オペぐらいとかね。
兼務でやってる。
で、こちらにいる石井さんは、では何をしていたかというと、配信チェックですね。
YouTubeにも動画を配信しておりました。
YouTube上の音声がどんなものかというのを確認して、配信チェックということ。
あとはですね、後ほどご紹介するんですけども、今回は(ATEMから)完全にコントロールできるレンズではない。
ちょっとこう、ズームとかをしたりするときに、マニュアルで操作をしなきゃいけない。
レンズをつけているので、カメラを操作したり、
あるいはここですね、演者の方が一人になったり二人になったりするので、若干ちょっとこのカメラの位置を画角を調整するなんてことが必要になっております。
そういったときにを離れて、あっちこち、カメラを操作するなんてことをされております。
そしてですね、この図からわかるとおりですね、
このイベント、オンライン配信そのものは、ブラックマジックの方のみで行われる。
僕も一応この場所には同席はしていたんですけども、セミナーの進行には関与せずという形です。
今回のセミナーは、
インハウス動画制作最前線。
インハウスセミナーの最前線ですから、インハウスセミナーの最前線というインハウスセミナーをやって、
インハウス動画制作を自らブラックマジックさんがやられていると。
そんな形になってるわけですね。
では、
はどうなってるのか。それをこれからご紹介します。まずスイッチャーは先ほどご紹介したように、ATEM SDI Extreme ISO となります。
ATEM SDI シリーズの上位機数でさらにSDIケーブルが繋がります。
3カメ体制ですから、カメラを3台用意しています。
これらのカメラのアウト。
つまりATEMスイッチャーから見た入力。
これはSDIケーブルでそれぞれ3本入れました。
INの1から3に入っています。
それから適宜、ビデオ素材が入ってきますので、それを再生するための HyperDeck Studio HD Plus です。
これもSDI ケーブルでATEM SDI Extreme ISO に入れます。
ちょっと結線は省きますけれども、これをリモートコントロールするために、lanケーブルでスタジオ内のLANに接続している。
同じLAN上にいて ATEM SDI Extreme ISO と接続されているという状態です。
パソコン映像、出演した方が1名あるいは2名いらっしゃるので、これらの映像を取り込むためにパソコンのHDMIを、Micro Converter BiDirectional SDI/HDMI 3G で変換してSDI にして、これも入力しています。
こんな感じですね。
音声は今回は audio-technica ATW-1311 を使いました。
ワイヤレスラベリアマイクこちらで2台用意して4波分。
それをキャノンケーブルで、XLRケーブルで各カメラ (Studio Camera 4K Pro G2) に入れているという形ですね。
こちらは キャノンケーブルがそのまま入りますので、カメラに音声をそれぞれ入れているという形になります。
そしてここからがポイントなんですけど、
アウトの部分に ATEM SDI Extreme ISO アウトの数がちょっと足りないので、今回は Mini Converter SDI Distribution を用意しまして、これでアウトの数を増やしまして、カメラコントロールを使います。
電動ズームのないレンズを使っているので、ズームはできないんですけど、その他のコントロールをピント合わせたりだとか、色調整したり、タリーランプ、つくつかないとかね、そういった制御もありますから、せっかくスタジオカメラを使っているので、そういった制御をしたいので、SDIを戻してあげる。
ここでアウトプットを増やして、分配して、このように各カメラにSDIケーブルで戻してあげる。
さらにですね、そのSDIアウトを、出演者用のローモニター、返しのモニターだとか、先ほどご紹介した皆さんに見ていただくモニターまで分配して、HDMI変換
あとは、LANケーブルでYouTubeに直接配信をしている。インターネットごしにYouTubeに配信している。
こんな感じになってるわけですね。
このようなシステム。
あとは、付属としてISO REC用のSSDがついているだとか、
マルチビューを確認するために、岡野さんの手元に Video Assist 7” 3G
マルチビューを確認しているという形ですね。
Video Assist 7” 3G はこんな小さななりで、SDIが入りますから、こういう時、重宝ですね。
システム図のポイント
今回はちょっと映像にこだわりたかったので、電動ズームを諦めて
M.ZUIKO PRO のレンズにしました。
ここをちょっと補足しますと、
通常、大体3万4万くらいのレンズをつけているんですが、
今回は10万20万クラスのレンズでやっています。
やっぱりこっちの方が、絵がかっこよかったんじゃないかなと思います。
その代わり、ズームの操作とかはマニュアルになったので、随時石井さんがカメラのところまでいて何か必要があったら動かしたという形です。
やっぱりね、高いレンズで撮ると絵が変わるな、という感覚がありました。
で、今回のシステムを組んでみると、こんな感じのお値段になります。
だいたい目安に、これくらいです。200万弱くらいである、というふうにお考えいただければと思います。(2023年9月1日現在)
今回セミナーで行った機材ですね。
レンズはちょっとレンタルに返しちゃったんですけども、そのほかの機材は、パンダスタジオお台場の第3スタジオ、あるいは第4スタジオ。
そういったところで設置されております。
この機材に興味ある。例えば、これがスタジオに設置された状態を見たいといった方ですね。
ぜひ、パンダスタジオお台場に見学やご相談をお待ちしております。
是非ですね、こんな感じの場所でオンラインセミナー、ハイブリッドセミナーをやっていました、というところを見学いただいて、さ我社だったらこういうことをやりたいと。
そういったところを、ご検討いただければと思います。
ここまで動画をご視聴いただきまして、どうもありがとうございました。
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