ATEM SDI が発売されました。
パンダスタジオでも予約を受け付けております。
(メーカーに確認しましたが、間もなく納品可能だそうです)
ATEM Miniと何が違うの?
皆さんきになる、わたしも気になる点は、
ATEM Miniシリーズと何が違うの?だと思います。
結論から先に書くと、

ATEM SDI と ATEM Mini の違い
端子がSDIになった以外、違いはないっぽい。
です。
逆に、HDMIを残しておいてほしかった部分(MultiView用の出力など)も全部SDIになっているので、ちょっと不便になった部分さえある、ともいえます。
ではまったく不要な機材でしょうか?そういう事はありません。

ATEM Mini Extreme ISO のボタン配置

ATEM SDI Extreme ISO のボタン配置
これまではATEM Miniしかないので、仕方なくHDMIを使用していた場面が少なからずありました。そういった場面ではむしろ、ATEM SDIシリーズへの置き換えが進んでいくと考えられます。
小規模なスタジオや配信で便利
小規模とは言ってもSDIケーブルを引き回したい程度、
10m~50m程度の配線距離あるような場合です。
※SDIは100mまで使用可能ですが、100mケーブルをガンガン引き回すような案件なら、もうちょっとお高いスイッチャーの方がおススメかと思ったので。
お客様のスタジオの写真をあげるのは差しさわりがあるので、当社(PANDASTUDIO.TV)のスタジオを例にとるとこの程度の広さでしょうか。
以下の画像は、パンダスタジオ浜町6FのDスタジオとそのサブ(※)の平面図です。
(サブ:ディレクターさんとかスイッチャーさんとかが詰めてる部屋)

パンダスタジオ浜町6F Dスタ
これくらいの大きさになると、全部をHDMIで引き回すのは大変なので、HDMI-SDIに変換して引き回し、ATEM Miniに入れる前に再度HDMIに戻していました。
光HDMIケーブルがあれば長距離伝送も可能ですが、HDMIは仕様上ロックの無い機構なので、抜けによる事故も怖いですし、そもそも光HDMIケーブル自体が取り回しに注意の求められるケーブルです。スタジオ設備、特に5m超える部分にはなるべくSDIケーブルを使用したいところです。
こういった場面では、ATEM SDIシリーズが今後活躍すると思われます。
(講師1人で、スイッチオペも自分でやる収録専門のもっと小さいスタジオなら、既存のATEM Miniシリーズで良いでしょう)(例えば、パンダスタジオ秋葉原 レッサーパンダスタジオ )
コンバーター類
SDIを引き回す場面ならば、ATEM SDIシリーズは都合がよいのですが、前述のとおり、ちょっと不便になった部分があります。
・MultiViewや返しモニタとの接続
・PCとの接続
主に上記の2点です。
MultiViewや返しモニタとの接続
SDIケーブルが刺さる放送用のモニタを使用してもよいのですが、HDMIケーブルで運用すれば安価なPC用、テレビ用のモニタが使用できるので助かります。
このような場面では、ATEM SDI から主力されたSDIケーブルをHDMIケーブルに変換するコンバーターが必要になります。
個人的なおすすめは、以下になります。
極論、双方向である必要はなく、SDItoHDMIの片方向で良いのですが、こういったコンバーターは予備がいくらあっても困らないと思っているので、価格差も小さいことですし、双方向にしておくことをお勧めしたいと思います。
PCとの接続
先ほどとちがい、こちらはATEMへの入力方向ですね。
講師がPC(例えばパワポスライド)などを背景にしてしゃべる場面を想定しています。
小規模用途の場合、なにかとPCからの映像を使用する場面が多く、大抵はHDMIでの出力になります。
これをATEM SDI に変換するためSDItoHDMIのコンバーターが必要になります。
おススメはこちらです。
こちらも本来は、片方向でよく、スケーラーも(ATEMに入っているので)必要ないのですが、この辺りも予備的な意図になります。
特にPCが常設ではなく、講師持ち込みとなった場合、謎解像度を出力するPCや機械との相性問題が発生するのでスケーラーやコンバーターを複数種類おいておきたいです。(スタジオに絵出し用のノートPCを常備するのも良いでしょう)
お得なセットで購入
といった形で、ATEM SDI おススメの場面でも若干のコンバーターの追加が必要だと考えます。
パンダスタジオでは、これらのコンバーターとATEM SDIシリーズをお得なセットにした販売もおこなっておりますので、ぜひご検討ください。
もちろん、すでにコンバーターをお持ちの方は単品の方をご検討いただけますと幸いです。数量限定ですが、持ち運びに便利なケースもつけております。
以下のURLよりお買い求めいただけますので、ぜひ、ご検討ください。
ATEM SDIシリーズの販売とお得なセットの一覧
https://rental.pandastudio.tv/shop/list/ATEMSDI/
追記:OUTPUTの数の違い
ATEM SDI Pro ISOと ATEM Mini Pro ISOの比較では、OUT端子の数に違いがありました。
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