展示会に出るとき、大きなメーカーさんならブースをガッツリ押さえて、かっこいい美術造作を組めます。でも、そうじゃない出展のほうが、実は多いですよね。造作の費用は抑えたい、なんなら一コマブースだけ。NPOだから安く出させてもらえた、学校だから一枠もらえた——そんな理由で、ちょっとだけ出展する機会って、けっこうあります。物産展、展示会、物品展、セール会場。費用をかけて美術を作るわけにはいかないけれど、あんまりショボい感じにもしたくない。しかも人手も足りない。
これ、実はうちパンダスタジオ自身が何度も通ってきた状況です。今日は「そういう一コマブースで、スマートアタッシュをこう使った」という、うちの実例を2つ紹介します。きれいごとじゃなく、実際にやってみた話です。
実例1:レンズメーカーさんのブースで、作例とプロモを1台に
あるレンズメーカーさんのところで、一コマブースに出展したときの話です。うちはそこをシューティングブースにして、「このレンズ、こんな感じで撮れますよ」という作例をバンバン流していました。
定番は、ひよこの置物を手前と奥に並べて、後ろにLEDで光るオブジェを置く構図。手前のひよこにピントを合わせると、後ろの光がどんなふうにボケるか——その場で体験してもらうわけです。ただ、これだけだと画角や作例が偏っちゃうんですよね。そこでスマートアタッシュに、そのレンズメーカーさんのプロモーションムービーを流しておきました。自分たちの実演+メーカー公式の映像、この2本立てで、一コマブースでもかなりいい感じに見せられました。
正直に言うと、撮影のときはまだ電源を入れていない場面だったりもしたんですが(笑)、言いたいことは伝わるかなと。要は、狭い一コマでも、画面が1枚あるだけでブースの説得力がまるで変わる、ということです。
実例2:照明祭りで、PYXISの映像を“生”で流す
もうひとつは、照明祭りというイベントで、プロ機材ドットコムさんのブースに出たときです。ここに置いてあったの、ぱっと見ただのモニターに見えるんですが——実はスマートアタッシュなんですよ。
このときは、プロモーション映像を流すだけじゃありませんでした。Blackmagic PYXIS 6Kを持ち込んで、その場で撮った映像をスマートアタッシュに流したんです。スマートアタッシュはHDMIで外部映像を入力できるので、PYXISで撮ったライブ映像をそのまま大画面に映せる。「今まさに撮ってる映像」を見せられるわけです。
なぜそんなことをしたか。照明祭りなので、ブースにはいろんな照明が並んでいます。だったら、カメラ単体の話より「この照明があると、撮った映像がこう変わる」というデモのほうが刺さる。照明のあり・なしで画がどう変わるかを、その場で撮って、その場で大画面に出す。プロ機材ドットコムの森下さんがカメラの上にマグネットで照明をマウントして撮る、なんてデモもやっていました。
忙しいときは商品紹介のプロモ映像を流しておくもよし、デモ映像を流しておくもよし。ただのごちゃごちゃしたテーブルが、画面1枚で「ちゃんと見せる場所」に変わりました。
2つの実例から言えること
共通しているのは、「一コマブース・少人数・低予算」という、いちばんしんどい条件でこそ効く、ということです。
美術にお金をかけていないブースだと、人手の応援もそんなに回せません。スタッフとお客さんの区別がつかなくなるくらい人を立てる、なんて無理ですよね。そんなときに画面が1枚あると、忙しい時間帯はプロモ映像を流しっぱなしにしておくだけで、ブースが勝手にしゃべってくれる。手が空いたらライブデモに切り替える。スマートアタッシュ1台が、ざっくり人ひとり分くらいの働きをしてくれる感覚です。そう考えると、レンタル価格以上の仕事はしてくれているなと、正直思います。
正直、ここは気をつけたいところ
万能ではありません。画面はあくまで「ブースの説得力を底上げする道具」で、最後にお客さんの背中を押すのは結局その場の人間です。それと、当たり前ですが電源は入れておきましょう(実演中にうっかり、はうちもやらかしています)。置き場所も、テーブルの上のどこに置けば動線に入るか、事前に決めておくと当日あわてません。
使ってみたいなら ―― まずディスプレイ1台から
難しい準備はいりません。スマートアタッシュ27型を1台、商品紹介の動画やプロモ映像を入れて流すだけ。外部のカメラやPCの映像を出したいなら、HDMIでつなげば大画面に映せます。声で呼びかけたり音を鳴らしたいなら、ミキサーやマイクを足していく——という段階的な広げ方もできます。
機材の組み合わせや段階的なそろえ方は、こちらの記事にまとめています: 人手が足りない展示・催事ブースを“機材”で回す(STEP 1→3の作り方)
レンタルで試す
次の出展まで日があるなら、一度借りて、自社のブースで見え方を試しておくのがいちばん早いです。うちもそうやって、現場で使いながら工夫を見つけてきました。スマートアタッシュはパンダスタジオでレンタルできます。いろんなアイデアを、この1台で実現してみてください。
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