Blackmagicの新ST 2110 IPコンバーターは12G-SDI 8入力8出力。2台直結して光ケーブルを挿せば500mでも1kmでも、SDIのまま長距離伝送|北陸放送機器展 2026 ブース取材 #03

Blackmagicの新ST 2110 IPコンバーターは12G-SDI 8入力8出力。2台直結して光ケーブルを挿せば500mでも1kmでも、SDIのまま長距離伝送|北陸放送機器展 2026 ブース取材 #03

※本記事はパンダスタジオレンタルのデータベースを元にAIを活用して制作しています。 リンク経由のレンタルや購入で収益を得る場合があります。

この記事を書いた人・監修した人

パンダスタジオの創業メンバーの1人。東京都立産業技術大学院大学で修士号を取得。電気通信大学大学院、熊本大学大学院、グロービス大学院でも学ぶ。PANDASTUDIO.TVでは、主に、BlackMagic Design製品を担当しスタジオ構築や配信を担当。

「ST 2110」と聞くと、局の設備を丸ごとIP化する話に聞こえて、自分には関係ないと思っていました。でもブラックマジックデザインのブースで滝野さんに聞いた使い方は、もっと手前の話でした。SDIの入力が8つ、出力が8つある箱を2台買って、間を光ケーブルで直結する。それだけで、既存のSDIシステムのまま500mでも1kmでも伸ばせる。北陸放送機器展 2026、ブラックマジックデザインさんのブースで、出たばかりの新製品を説明してもらいました。


見どころは後半、取材者が「まずこれを2台用意します」と、自分の現場に置き換えて使い方を言い直していくところ。「本格的にST 2110をやらなくても、とにかく長距離を何本か通したいときに使える」という着地は、動画で聞いた方が腹落ちします。

新製品は現時点で新規取り扱い候補です。「SDIを光で遠くまで送る」だけなら、いま借りられるBlackmagicの光コンバーターで同じことができます。

→ 12G-SDIを光で送る定番:

Blackmagic Design Mini Converter Optical Fiber 12G


何をする箱か:12G-SDI 8入力・8出力をST 2110のIPに変換して、光で束ねて送る

4月のNABで発表された新製品のうちの1つで、ST 2110対応のIPコンバーター(ゲートウェイ)です。SDIの入力口が8つ、出力が8つ。SDI 1入力あたり最大4K60Pが入るので、4K60Pを8本束ねてQSFPモジュール経由の光ケーブルで送れる、という説明でした。

使い方の例は、大きな会場のA地点にカメラなどのソースを8本SDIで入れて光で送り、離れたB地点のもう1台で受けてSDIで出す。ST 2022-7の冗長化にも対応しているので、パケットロスが起きても信号を補正して安全に送れる。局をはじめ、会場内の一般企業や大きな設備のあるところで、すでに運用が始まっているとのことです。

本命の使い方:いきなり全部IPにしない。既存SDIの「延長線」として組み込む

滝野さんが強調していたのは「全てをいきなりIPで設営するのは、まだ段階的に踏んでいかなきゃいけない」という現実。だからこの製品は、既存のSDIシステムの中に組み込んで便利に使うもの、という位置づけです。

取材者が言い直した手順はこうです。SDIで100m以上、もっと長く引きたい。しかもケーブルが何本も必要。そういうときに、まずこれを2台用意する。8入力・8出力が2台なので、延べ16の入出力になる。QSFPの光ケーブルは、FS.comのようなところで対応品を必要な長さ(500mでも1kmでも2kmでも)買う。2台を直結すれば、ST 2110の仕組みで長距離が通る。

正直に書くと、私はここまで聞くまで「2110の箱=ネットワークスイッチが必須」だと思い込んでいました。直結でも使える、というのが一番の発見です。

「SDIを遠くへ何本も送りたい」ときの選択肢の整理

やりたいこと選択肢いま借りられるか
SDIを1本、光で数百m〜数kmMini Converter Optical Fiber 12G+SFPモジュール(送受で2台)取り扱いあり
カメラの映像・リターン・タリー・電源をまとめて光1本Camera Fiber Converter+Studio Fiber Converter取り扱いあり
SDIを8本まとめて光で、冗長も新ST 2110 IPコンバーター×2台を直結新規取り扱い候補
設備全体をST 2110のIPネットワークに同製品+対応スイッチ・PTP設計案件として相談

→ 表の2行目、カメラ1台分をまとめて光で送るなら:

Blackmagic Camera Fiber Converter

※ブラックマジックデザインの新しいST 2110 IPコンバーター(動画内では「SDIエクスパンダー」と呼んでいます)は、現時点では新規取り扱い候補として紹介しています。パンダスタジオレンタルでのレンタル開始が決定しているものではありません。商品ページ公開後、この記事にもリンクを追加する予定です。

この機材が向いていそうな人・現場

  • ホールの舞台袖から客席後方の中継席まで、SDIを4本も5本も引き回していて、毎回ケーブルドラムの数に泣いている技術担当者
  • 局や大規模設備でST 2110化が決まっているが、まずは既存SDI機材を活かしたまま「拠点間だけIP」で試したい人
  • 4K60Pのマルチカメラをサブ会場へ送る案件で、SDI延長器を何台も並べる構成から抜け出したいイベント会社

レンタルで試す価値があるところ

光伝送は「繋がるかどうか」より「自分たちの現場で誰が設定できるか」が本当の壁です。SFPモジュールの種類、シングルモードとマルチモードの違い、光ケーブルの取り回し。新製品が入荷するまでの間に、Mini Converter Optical Fiber 12GやCamera Fiber Converterを借りて光の運用を一度回しておくと、ST 2110の箱が来たときに詰まる場所が減ります。


Blackmagicの光伝送機材のレンタルはこちら

→ スタジオ側の受け:

Blackmagic Studio Fiber Converter

→ Mini Converter Optical Fiber用の12G SFPモジュール:

Blackmagic Design 12G BD SFP Optical Module


用途別に探すなら

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📦 ST 2110は「全部IP化する日」のためではなく、「明日のSDIを遠くへ送る」ために使えます。
北陸放送機器展 2026のブース取材動画は、撮れたものから順にPANDASTUDIO TVで公開しています。

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PANDASTUDIO TV で北陸放送機器展の取材動画をチェックする

出典:パンダスタジオ 北陸放送機器展 2026 ブース取材動画「BEE 03 BlackmagicDesign Rough v01」(ブラックマジックデザイン ブース)
※製品名・仕様は取材時のブース担当者の説明(字幕)に基づく収録時点の情報です。字幕の「ST270」「ダッシュ7」「1kg」はそれぞれST 2110・ST 2022-7・1kmの聞き取り誤りとして補正しています。掲載のレンタル商品は商品一覧(2026年9月18日版)でIDと公開状態を確認済みです。

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