Lマウントのユーザーが長く言ってきた「選択肢が少ない」に、VILTROX(ビルトロックス)が数で答えました。IBC 2026のブースに並んだのは、Lマウントの新レンズ4本、14mm・20mm・40mm・50mm。小型軽量のAIRシリーズをLマウントに展開したものです。「私たちは市場の声を大切にしている。Lマウントは選択肢が少ないというご意見を多くいただいた。そこでLマウントに力を入れ、4本を用意した」。
ほかにも、街歩き用のパンケーキレンズ3本、2か月前に出たブラックに続く26mm EVOのシルバー(マグネット式キャップ)、APS-C向けの40mm・18mm・27mm、シフトレンズ、そしてフルサイズ用35mm F1.4 ProでProシリーズが35・50・85mmの3本に。VILTROXのAIRとProは、Eマウント・Zマウント・Xマウントの現行品をパンダスタジオレンタルで取り扱い中です。
動画で見た方が早いのは、机に並んだLマウント4本と、その隣のパンケーキ3本の大きさ。フルサイズ対応のAFレンズがこのサイズ、というのがAIRの価値で、Lマウントのミラーレスに付けたときの薄さは映像で伝わります。26mm EVOのブラックとシルバーが並ぶ場面も。
Lマウント版はまだ未掲載ですが、同じAIRの50mmはEマウントでパンダスタジオレンタルにあります。光学系はマウント間で共通のことが多いので、「AIR 50mmの写り」はこれで先に確かめられます。
→ AIR 50mmのEマウント版。Lマウント版の写りを先に見るなら:
Lマウントに4本:14mm・20mm・40mm・50mm、すべてAIR
担当者の説明を順に。「まずこちらの4本が新しいLマウントレンズ。私たちは市場の声を大切にしていて、Lマウントは選択肢が少ないというご意見を多くいただいた。そこでLマウントに力を入れ、4本のレンズを用意した。14mm・20mm・40mm・50mm。軽量なAirシリーズにLマウントを展開し、ユーザーにより多くの選択肢を提供する」。
レンタル屋の目線で言うと、Lマウントは「AFの効く小型レンズ」が不足していたマウントです。パナソニックS5II/S9、シグマfp、そしてBlackmagicのPYXISやCinema Camera 6KはLマウント。純正やシグマの単焦点はありますが、「軽くて手頃でAFが効く」枠にAIRが4本入ると、Lマウントのカメラをジンバルに載せる案件で選択肢が一気に増えます。特に14mmは、AIRのEマウント版にも無い焦点距離で、Lマウントが先行する形です。
各レンズのF値は動画内で語られていません。Eマウント版では20mmがF2.8、40mmがF2.5、50mmがF2.0なので、Lマウント版も同じ光学系と思われます(要確認)。
※VILTROX AIRシリーズ Lマウント版4本(14/20/40/50mm)は、現時点では新規取り扱い候補として紹介しています。パンダスタジオレンタルでのレンタル開始が決定しているものではありません。商品ページ公開後、この記事にもリンクを追加する予定です。
→ AIR 20mmと40mmの現行品(E・Zマウント)。Lマウント版の写りの参考に:
パンケーキ3本と、26mm EVOのシルバー:ボディの色に合わせる
「こちらの3本はパンケーキレンズ。非常に小さく軽いので、街歩きの撮影に向いている」。そして「2か月前にブラックの26mm EVOを発売した。ボディに合わせて色を選びたいという声を多くいただいている。シルバーのボディを持つカメラにはシルバーのレンズを組み合わせると、外観がよりよくまとまる」。設計もコンパクトで、マグネット式のキャップを外せばすぐ撮影できる。「とても軽量」。
「レンズの色をボディに合わせる」は、富士フイルムやニコンZfのシルバーボディを使う人には分かる話です。機材を貸す側としては、色違いは在庫が2倍になるので悩ましいのですが、Vlogや街歩きの「見た目も含めて機材を選ぶ」層が増えているのは事実です。
※パンケーキレンズ3本と26mm EVO(ブラック/シルバー)は、現時点では新規取り扱い候補として紹介しています。パンダスタジオレンタルでのレンタル開始が決定しているものではありません。商品ページ公開後、この記事にもリンクを追加する予定です。
APS-C向け:40mm・18mm・27mmなど
「こちらはAPS-C向けのレンズラインアップ。40mm・18mm・27mmなど、APS-Cユーザーの選択肢を広げる」。VILTROXのAPS-C用は、パンダスタジオレンタルではF1.4シリーズ(13/23/33/56mm)とPro(27mm・75mm F1.2)がE・Z・Xで揃っています。今回の40mm・18mm・27mmが新製品なのか既存ラインの紹介なのかは、動画内では判別できませんでした。
→ APS-Cの現行品。F1.2の27mmと、定番のF1.4 33mm:
シフトレンズと、35mm F1.4 Pro:Proシリーズが35・50・85の3本に
「こちらはシフトレンズ。特殊なレンズの分野でも技術的な進歩を示す製品」。焦点距離やマウントは語られませんでしたが、建築や商品撮影で使うシフト(あおり)レンズをVILTROXが出す、というのは価格帯の面で意味があります。
最後に「今注力している」というフルサイズ用35mm F1.4 Pro。「Proシリーズの3本がそろった。35mm・50mm・85mmとラインアップが充実している。F1.4の明るさと品質で、プロのクリエイターにも応える」。このフルサイズ用Pro F1.4は、APS-C用の旧Pro(27mm/75mm F1.2)とは別の系統です。85mm F1.4 PROはEマウントでレンタル中です。
→ フルサイズ用Pro F1.4の現行品。3本のうちの85mm:
※シフトレンズ、35mm F1.4 Pro・50mm F1.4 Proは、現時点では新規取り扱い候補として紹介しています。パンダスタジオレンタルでのレンタル開始が決定しているものではありません。商品ページ公開後、この記事にもリンクを追加する予定です。
この機材が向いていそうな人・現場
- Lマウントのカメラ(S5II/S9/fp/PYXIS/BMCC 6K)で、軽いAFレンズを探していた人(AIR Lマウント4本)
- ジンバル運用でレンズの重さを1本100g単位で気にしている撮影者
- シルバーボディのカメラで、見た目も含めて街歩きのレンズを選びたいVlogger(26mm EVOシルバー)
- F1.4の3本(35/50/85)をひとつのメーカーで揃えたいポートレート・MVの撮影者(Pro)
持ち帰り:VILTROXの新製品、動画の説明から
| 製品 | 内容(動画内の説明) | ねらい | レンタル |
|---|---|---|---|
| AIR Lマウント4本 | 14/20/40/50mm | 「Lマウントは選択肢が少ない」の声に応える | 未掲載(E/Zの同焦点距離あり) |
| パンケーキ3本 | 非常に小さく軽い | 街歩きの撮影 | 未掲載 |
| 26mm EVO シルバー | 2か月前のブラックに追加。マグネット式キャップ | ボディの色に合わせる | 未掲載 |
| APS-C 40/18/27mm | APS-Cの選択肢を広げる | — | 系統の現行品あり(13/23/33/56mm F1.4、27/75mm F1.2 Pro) |
| シフトレンズ | 特殊レンズ分野への進出 | 建築・商品撮影 | 未掲載 |
| 35mm F1.4 Pro | Pro 35/50/85 F1.4がそろう | プロのクリエイター向け | 85mm PRO E=あり、35/50は未掲載 |
レンタルで試す価値があるところ
Lマウント版が入荷するまでは、Eマウント(またはZ)のAIRを借りて、写りとAFの速さを自分の基準で見ておくのが近道です。AIRは光学系がマウント間で共通のことが多いので、Eマウントで確かめた写りは、Lマウント版が来たときの判断材料になります。Pro F1.4も同じで、85mmをEマウントで借りて「VILTROXのF1.4の描写」を知っておけば、35mm・50mmの入荷を待つ間に判断が固まります。
用途別に探すなら
VILTROXのレンズをまとめて見たい人
Lマウントのレンズを探している人
展示会で見た新製品が入荷したかを確かめたい人
→ 新着機材一覧
AIRのLマウント4本、パンケーキ、26mm EVO、シフトレンズ、35mm/50mm F1.4 Proは、取り扱いが決まればこの記事にリンクを追加します。次の記事は、iPhone 18向けCinema Kitを見せてくれたSmallRigへ。
📦 Lマウントに、軽いAFが4本来た。
IBC 2026取材シリーズの動画は、撮れたものから順にPANDASTUDIO TVで公開しています。
→ 新着機材一覧(展示会で見た製品の入荷チェックに)
→ 映像制作・撮影技術のセミナー情報
→ PANDASTUDIO TV でIBC 2026取材動画をチェックする
出典:パンダスタジオ IBC 2026 アムステルダム取材動画「IBC Day3 08 VILTROX Rough v01」(2026年9月13日収録)
※製品名・仕様・発売時期は取材時のブース担当者の説明(字幕)に基づくもので、収録時点の情報です。掲載のレンタル商品は商品一覧(2026年7月版)でIDの実在を確認済みです。
