写真の人物レタッチで名前が知られているEvotoが、IBC 2026では動画編集ソフトを見せていました。基本操作はデスクトップ版のEvotoと同じ。動画を読み込み、参照画像をアップロードすると似た色調をクリップに適用し、人物のレタッチはスライダーで。「とても簡単に使えるソフト」というのがブースの担当者の一言です。
1分半の短い取材ですが、写真の世界のツールが動画に来るときの「入り方」がよく分かる動画です。
動画で見た方が早いのは、加工前と加工後の並べ表示。モデルの肌の気になる部分を整えながら元の質感は残す、という説明が、比較画面だとすぐ分かります。
Evotoの動画編集ソフトは現時点で新規取り扱い候補(ソフトウェアのため取り扱い形態は未定)です。同じ「色を合わせる」「人物を整える」作業を、いまプロの現場でやるならDaVinci Resolveのカラーページです。
→ 比較の基準になる編集・グレーディング環境:
AIによる色調整:参照画像を入れると、似た色調をクリップに
担当者のデモの流れはこうです。動画を読み込む(タイムラインのファイルも取り込める)。AIによる色調整機能で、参照画像をアップロードすると似た色調をクリップにすばやく適用できる。カメラ用LUTやクリエイティブLUTもクリップに適用できる。
「この写真の色にしたい」という指示の仕方は、グレーディングを言葉で説明できない人には分かりやすい入り口です。逆に、LUTやカーブで自分の意図どおりに追い込みたい人には物足りないかもしれません。ここはデモを見て判断するところです。
人物レタッチ:スライダーで、肌の質感は残す
Evotoの本業である人物レタッチは、デスクトップ版と同じようにスライダーを動かして調整。加工前と加工後の表示を比較すると違いがすぐ分かり、モデルの肌の気になる部分を整えながら元の肌の質感は残す、という説明でした。レンダリングも簡単で高速、仕上がりに満足したら端末に書き出す、という流れです。
編集部のメモ:写真のツールが動画に来るとき
人物レタッチは、写真では当たり前でも動画では手間がかかる作業です。フレーム単位で肌を整えるのは、これまで専用のツールや職人技の領域でした。Evotoがそこをスライダー1本で扱えるようにしたなら、インタビュー動画や商品説明動画を量産している現場では、確かに使いどころがあります。一方で、動画は動くので「その質感が1フレームごとに安定するか」は、デモの静止画的なカットでは分かりません。ここは実際の素材で試したいところです。
この機材(ソフト)が向いていそうな人・現場
- インタビュー動画や社員紹介動画を量産していて、出演者から「肌をきれいにしてほしい」と毎回言われている企業の広報担当者
- 写真ではEvotoを使っていて、動画でも同じ操作感でレタッチしたいフォトグラファー
- グレーディングを「この写真の色に」という指示で済ませたいECの動画担当
レンタルで試す価値があるところ
ソフトウェアはレンタルしにくい分野ですが、比較対象は借りられます。DaVinci Resolve Studioのドングルを借りて、同じ素材でカラーページの「ショットマッチ」とEvotoの「参照画像」を比べる。人物の肌はResolveの「フェイス修正」で。それで自分の現場に足りないのは操作の簡単さなのか、精度なのかがはっきりします。
用途別に探すなら
編集・グレーディングを学びたい人
編集用のPC・モニターを探したい人
展示会で見た新製品が入荷したかを確かめたい人
→ 新着機材一覧
Evotoの動画編集ソフトの正式名称・発売時期は動画内では語られていません。分かれば追記します。
📦 「この写真の色に」で済むのか、自分の素材で試す。
IBC 2026取材シリーズの動画は、撮れたものから順にPANDASTUDIO TVで公開しています。
→ 新着機材一覧(展示会で見た製品の入荷チェックに)
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出典:パンダスタジオ IBC 2026 アムステルダム取材動画「IBC Day2_04 Evoto Rough v01 2」(2026年9月12日収録)
※製品名・仕様・発売時期は取材時のブース担当者の説明(字幕)に基づくもので、収録時点の情報です。掲載のレンタル商品は商品一覧(2026年7月版)でIDの実在を確認済みです。
