映像制作の現場において、妥協のない画質と機動力を両立するカメラの存在は不可欠です。本記事では、300fpsのハイフレームレート撮影を実現する「Blackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2(EFマウント)」の魅力と革新的なスペックについて詳しく解説いたします。Blackmagic Design(ブラックマジックデザイン)が誇るこのデジタルフィルムカメラは、映画制作からライブプロダクションまで、幅広いプロフェッショナルな現場で高い評価を得ています。15ストップのダイナミックレンジやスーパー35mmセンサー、そして内蔵NDフィルターや12G-SDIといった業務用ビデオカメラとしての充実した機能を備えたBMD URSA Mini Pro アーサ 4.6K G2が、どのように映像表現の可能性を広げるのか、その具体的な優位性やBlackmagic RAW(BRAW)、ProRes収録の実力に迫ります。
Blackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2が選ばれる4つの理由
ブラックマジックデザインが誇る次世代デジタルフィルムカメラ
Blackmagic Design(ブラックマジックデザイン)が開発した「Blackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2(EFマウント)」は、映像制作の最前線で求められる厳しい要求に応える次世代のデジタルフィルムカメラです。従来の業務用ビデオカメラが持つ操作性や堅牢性を継承しつつ、シネマカメラとしての圧倒的な画質を統合した本機は、プロフェッショナルな現場における新たなスタンダードとして位置づけられています。高度な映像処理技術と直感的なインターフェースが融合しており、オペレーターは撮影そのものに集中することが可能です。
また、BMD URSA Mini Pro アーサ 4.6K G2は、映画制作のみならず、高い信頼性が求められる放送局の番組制作やライブプロダクションの現場でも広く採用されています。ブラックマジックが培ってきたカラーサイエンスと最新のセンサー技術が結集した本機は、どのような照明環境下でも被写体のディテールを克明に描き出し、クリエイターの意図を忠実に反映した映像表現を実現します。
スーパー35mm 4.6Kセンサーによる圧倒的な高画質
本機の心臓部には、高性能なスーパー35mm 4.6Kセンサーが搭載されており、息を呑むような圧倒的な高画質を提供します。このスーパー35mmセンサーは、映画業界で標準的に使用されるフォーマットに準拠しており、被写界深度を活かしたシネマティックな映像表現を容易にします。4608×2592ピクセルという高解像度は、4KやHDでの最終出力においても、豊富な情報量をもとにしたシャープでクリアな映像を保証します。
さらに、このセンサーは微細なテクスチャや色彩のニュアンスを正確に捉える能力に優れています。ポストプロダクションでのクロップやスタビライズ処理を行う際にも、4.6Kという余裕のある解像度が大きなアドバンテージとなります。デジタルフィルムカメラとしてのポテンシャルを最大限に引き出すこのセンサー技術により、あらゆるプロジェクトにおいて最高品質の映像素材を確保することが可能です。
従来の業務用ビデオカメラを凌駕するコストパフォーマンス
Blackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2は、ハイエンドなシネマカメラに匹敵するスペックを備えながらも、従来の業務用ビデオカメラを凌駕する驚異的なコストパフォーマンスを実現しています。通常、数百万円規模の投資が必要となる高度な撮影機能やインターフェースを、現実的な価格帯で提供している点は、多くの映像制作会社や独立系クリエイターにとって大きな魅力です。
初期投資を抑えつつも、12G-SDIや内蔵NDフィルター、プロフェッショナルなオーディオ入力など、現場で必要とされるインターフェースが標準で網羅されています。これにより、追加の周辺機器を購入するコストや手間を大幅に削減でき、限られた予算の中でも作品のクオリティを飛躍的に向上させることが可能となります。ビジネスの観点からも、投資対効果の非常に高い機材と言えます。
EFマウント標準装備による多彩なレンズ選択肢
本機はEFマウントを標準装備しており、世界中で広く普及しているキヤノンEFレンズ群をそのまま活用できる点が大きな強みです。シネマレンズからスチル用の高品質な単焦点レンズ、さらには汎用性の高いズームレンズまで、撮影の目的や予算に応じた多彩なレンズ選択肢が用意されています。これにより、既存のレンズ資産を有効に活用しながら、即座にハイレベルな撮影を開始することができます。
また、EFマウントの採用は、ドキュメンタリーや企業VPなど、機動力が求められる現場においても有利に働きます。オートフォーカスやアイリス制御に対応したレンズを使用することで、ワンマンオペレーション時の負担を軽減し、より効率的な撮影ワークフローを構築できます。必要に応じてPLマウントやB4マウントへの交換も可能(別売オプション)であり、将来的なシステムの拡張性も十分に確保されています。
業務用シネマカメラとしての4つの革新的スペック
最大300fpsのハイフレームレート撮影機能
Blackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2の最も注目すべき革新的スペックの一つが、最大300fpsに達するハイフレームレート撮影機能です。この機能により、肉眼では捉えきれない一瞬の動きを、極めて滑らかでドラマチックなスローモーション映像として記録することができます。スポーツの決定的な瞬間や、水しぶき、炎の揺らめきなど、動きの速い被写体を美しく描写する際に絶大な威力を発揮します。
高速なセンサー読み出しと強力な画像処理エンジンの恩恵により、ハイフレームレート撮影時においても画質の劣化を最小限に抑えています。これにより、TVCMやミュージックビデオ制作において、視覚的なインパクトの強い映像表現を妥協することなく追求できます。300fpsという圧倒的なスピードは、クリエイターに新たなインスピレーションをもたらす強力な武器となります。
15ストップのダイナミックレンジによる豊かな階調表現
本機は、15ストップという驚異的なダイナミックレンジを実現しており、明暗差の激しいシーンでも白飛びや黒つぶれを防ぎ、豊かな階調表現を可能にします。強い日差しの下での屋外撮影や、暗い室内から窓外を狙うような厳しい照明条件下においても、ハイライトからシャドウまでのディテールをしっかりと保持します。この広いラティチュードは、シネマカメラとして不可欠な要素です。
15ストップのダイナミックレンジによって捉えられた豊富な階調データは、ポストプロダクションにおけるカラーグレーディングの自由度を飛躍的に高めます。映像のトーンを意図通りにコントロールしやすく、映画制作において求められる複雑で繊細なルックの構築を強力にサポートします。プロフェッショナルの厳しい要求に応える、極めて信頼性の高いセンサー性能と言えます。
高品位なBlackmagic RAW(BRAW)へのネイティブ対応
次世代の映像フォーマットであるBlackmagic RAW(BRAW)にネイティブ対応している点も、本機の大きな特長です。BRAWは、RAWデータの持つ圧倒的な画質と編集の柔軟性を維持しながら、従来のビデオフォーマット並みのファイルサイズと処理の軽さを実現した画期的なフォーマットです。カメラ内部での高度なデモザイク処理により、ノイズが少なくディテールに富んだ高品位な映像を記録します。
このBRAWフォーマットを使用することで、ホワイトバランスやISO感度、露出といった重要なパラメーターを撮影後に非破壊で調整することが可能となります。高品質な映像を効率的に収録・管理できるため、ストレージコストの削減とワークフローの高速化を同時に達成します。映像制作の現場において、クオリティと効率のジレンマを解消する理想的なソリューションです。
業界標準のProResフォーマットによる柔軟な収録
Blackmagic RAWに加えて、映像業界で広く普及しているApple ProResフォーマットでの収録にも対応しています。ProRes 4444 XQからProRes 422 Proxyまで、多彩な圧縮率を選択できるため、プロジェクトの要件や納品フォーマットに合わせた柔軟な運用が可能です。放送局や多くの映像制作会社において標準的に採用されているフォーマットであるため、外部の編集スタジオとのデータのやり取りも極めてスムーズに行えます。
ProRes収録は、PCへの負荷が比較的低く、即座に編集作業に移行できるというメリットがあります。ニュース報道やイベントのハイライト制作など、スピードが重視されるライブプロダクションや短納期のプロジェクトにおいて、この安定した収録ワークフローは大きな強みとなります。用途に応じてBRAWとProResを使い分けることで、あらゆる現場のニーズに的確に対応できます。
300fps対応と15ストップがもたらす映像表現の4つの優位性
フルHDでの300fps撮影が描く滑らかなスローモーション
フルHD解像度において最大300fpsの撮影が可能な本機は、標準的な24fps再生時に12倍以上という極めて滑らかなスローモーション映像を描き出します。この機能は、スポーツ中継におけるリプレイ映像の品質向上や、アクションシーンにおける緊張感の演出など、時間を引き延ばすことで得られる特有の映像美を提供します。被写体の微細な筋肉の動きや表情の変化までを克明に記録することができます。
ハイフレームレート撮影を多用する現場では、これまで専用の特殊なハイスピードカメラを用意する必要がありましたが、本機であれば通常撮影からスローモーション撮影までを1台で完結できます。これにより、機材のセッティング時間を短縮し、限られた撮影スケジュールの中でも多彩なカットを効率的に収集することが可能となり、制作プロセス全体の生産性向上に寄与します。
4.6Kフルセンサーでの120fps撮影による高精細な映像美
解像度を妥協したくないプロジェクトにおいては、4.6Kのフルセンサー領域を使用した最大120fpsの撮影が威力を発揮します。スーパー35mmセンサーの画角をそのまま維持しながら高解像度のスローモーションを記録できるため、クロップによる画角の変化を気にすることなく、意図した通りの構図で撮影を進めることができます。これにより、広大な風景や群衆の動きを高精細かつドラマチックに捉えることが可能です。
4.6K 120fpsで記録された映像は、大画面での上映を前提とした映画制作や、高品質なプロモーションビデオにおいて、観客を惹きつける強力なビジュアル素材となります。高解像度とハイフレームレートの融合は、映像のリアリティと没入感を飛躍的に高め、他の追随を許さない圧倒的な映像美をクリエイターに提供します。
暗部からハイライトまでを保持する15ストップの驚異的なラティチュード
15ストップのダイナミックレンジ(ラティチュード)は、映像表現に劇的な変化をもたらします。例えば、逆光でのポートレート撮影において、人物の顔のディテールを明るく保ちながら、背景の空の青さや雲の立体感を白飛びさせることなく同時に記録することができます。このように暗部からハイライトまで幅広いトーンを保持できる能力は、照明機材が制限されるロケーション撮影において非常に頼もしい存在です。
豊かな階調情報は、映像に自然な立体感と奥行きを与えます。特にフィルムライクなルックを目指すシネマ用途においては、この滑らかなトーンのつながりが作品の質感を大きく左右します。カメラが捉えることのできる光の範囲が広がることで、撮影監督はより大胆なライティング設計に挑戦でき、創造的なビジョンを妥協なく映像化することが可能となります。
カラーグレーディングの自由度を最大化する広大な色空間
本機が採用している第4世代のBlackmagic Designカラーサイエンスは、極めて広大な色空間をサポートしており、現実世界の色を驚くほど正確に再現します。肌のトーンは自然で美しく、鮮やかな色彩はより豊かに表現されます。この優れた色再現性は、ポストプロダクションにおけるカラーグレーディングの自由度を最大化し、クリエイターが思い描く独自のカラールックを構築するための強固な基盤となります。
15ストップのダイナミックレンジと広大な色空間の組み合わせは、映像のカラーコレクションにおいて破綻しにくい堅牢なデータを提供します。極端な色温度の調整やコントラストの強調を行っても、バンディングやノイズの発生を抑え、クリーンな映像を維持します。色彩を通じたストーリーテリングを重視する映画制作現場において、この優位性は計り知れません。
Blackmagic RAW(BRAW)とProResによる4つの収録ワークフロー
BRAWが実現する非破壊編集と軽量データ管理の両立
Blackmagic RAW(BRAW)は、RAWデータならではの非破壊編集のメリットを享受しつつ、ファイルサイズを劇的に抑えることができる革新的なフォーマットです。撮影後にISO感度やホワイトバランス、露出を品質の劣化なく調整できるため、現場での設定ミスをリカバリーしたり、後から映像のトーンを大きく変更したりすることが容易です。これにより、制作の最終段階までクリエイティブな選択肢を残すことができます。
また、BRAWは高度な圧縮アルゴリズムを採用しており、固定ビットレートや固定クオリティといった複数のオプションから最適な設定を選択できます。これにより、従来のRAWフォーマットが抱えていた「データ容量が大きすぎる」という課題を克服し、ストレージの節約とデータ転送時間の短縮を実現しました。軽量データ管理と高品質な非破壊編集の両立は、現代の映像制作における理想的なワークフローを提供します。
ポスプロ工程を効率化するDaVinci Resolveとのシームレスな連携
BMD URSA Mini Pro アーサ 4.6K G2で収録されたBRAW素材は、同じくBlackmagic Designが提供するポストプロダクションソフトウェア「DaVinci Resolve」と極めてシームレスに連携します。DaVinci ResolveはBRAWのデコードに最適化されており、重いRAWデータであっても変換作業なしで即座にタイムラインに乗せ、軽快に編集やカラーグレーディングを行うことができます。
ハードウェアとソフトウェアが同一メーカーによって設計されている強みを活かし、カメラ側で設定したメタデータがそのままDaVinci Resolveに引き継がれます。これにより、カラーマネジメントのプロセスが簡略化され、撮影現場で意図したルックをポストプロダクションで正確に再現することが可能です。一貫したエコシステムが、ポスプロ工程全体の効率と品質を劇的に向上させます。
放送局や映像制作会社で重宝されるProRes収録の安定性
Apple ProResフォーマットによる収録は、放送局や多くの映像制作会社において長年にわたり信頼されてきた業界標準のワークフローです。Blackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2は、このProRes収録に完全対応しており、既存のシステムや編集環境にスムーズに統合することができます。特に、異なるソフトウェア間での互換性が高く、複数人での共同作業を行う大規模なプロジェクトにおいてその真価を発揮します。
ProResは、視覚的な品質の劣化を最小限に抑えながら、編集時のレスポンスに優れたイントラフレーム圧縮を採用しています。そのため、プロキシファイルを作成する手間を省き、収録したオリジナルデータで直接編集を進めることが可能です。安定性と作業効率のバランスに優れたProRes収録は、納期の厳しいビジネス用途の映像制作において、確実な成果をもたらす重要な機能です。
プロジェクト規模に応じた最適な圧縮率とフォーマットの選択
本機は、BRAWとProResの両フォーマットにおいて、多彩な圧縮率のオプションを提供しています。例えば、最高品質が求められる映画やハイエンドCMではBRAWの固定クオリティ「Q0」を選択し、長時間のインタビューやイベント収録ではストレージ容量を抑えるためにBRAW「12:1」やProRes 422 LTを選択するといった柔軟な運用が可能です。プロジェクトの規模や目的に応じて、画質とデータサイズの最適なバランスを常に選択できます。
デュアルCFast 2.0カードスロットとデュアルSD UHS-IIカードスロットを搭載しているため、選択したフォーマットに合わせて適切な記録メディアを使い分けることも可能です。さらに、USB-C拡張ポートを利用して外付けのフラッシュディスクに直接収録することもでき、長時間のノンストップ撮影や、撮影後すぐにドライブを編集機に接続して作業を開始する最速のワークフローを実現します。
現場のプロを支える4つのハードウェア機能と拡張性
光量を瞬時に調整可能な2・4・6ストップの内蔵NDフィルター
屋外での撮影や照明環境が急激に変化する現場において、内蔵NDフィルターの存在は非常に重要です。本機には、高品質な2、4、6ストップのIR補償NDフィルターが内蔵されており、カメラ本体の物理ダイヤルを回すだけで瞬時に光量を調整することができます。これにより、マットボックスや外付けのフィルターを用意する手間が省け、撮影の機動力が大幅に向上します。
この内蔵NDフィルターは、赤外線(IR)汚染を効果的に除去するよう特別に設計されており、NDフィルター使用時に発生しやすい色被りを防ぎ、真の色彩を維持します。被写界深度を浅く保ちたい場合や、シャッタースピードを一定に保ちながら適正露出を得たい場合に、画質を損なうことなく迅速な対応が可能です。プロフェッショナルな映像表現を支える、極めて実用性の高いハードウェア機能です。
最新の放送環境に適応する12G-SDI入出力端子の搭載
業務用ビデオカメラとしての信頼性を高める要素として、最新の12G-SDI入出力端子の搭載が挙げられます。12G-SDIは、1本のBNCケーブルで最大2160p60の高解像度・高フレームレート映像を伝送できるため、ケーブルの取り回しがシンプルになり、現場でのトラブルリスクを低減します。ライブプロダクションやスタジオ収録において、スイッチャーや外部モニターとの接続を確実かつ高品質に行うことができます。
また、SDI入力端子を通じて、ATEMスイッチャーからのトークバック、タリー、カメラコントロール信号を受信することが可能です。これにより、マルチカメラ収録時の連携が極めてスムーズになり、テクニカルディレクターからの指示をリアルタイムで受けながら的確なカメラワークを実現できます。最新の放送環境に完全適応するインターフェースは、プロの現場での運用を強力にバックアップします。
長時間の撮影をサポートする堅牢かつ軽量なマグネシウム合金ボディ
過酷な撮影現場での使用に耐えうるよう、本機のボディには軽量でありながら極めて堅牢なマグネシウム合金が採用されています。この素材により、カメラ内部の精密な電子部品やセンサーを衝撃からしっかりと保護しつつ、長時間の肩乗せ撮影や手持ち撮影においてもオペレーターの疲労を軽減する絶妙な重量バランスを実現しています。耐久性と機動性を高次元で両立させた設計です。
さらに、カメラ本体には直感的に操作できる多数の物理ボタンやスイッチが人間工学に基づいて配置されています。メニュー画面の深い階層にアクセスすることなく、アイリス、ISO、シャッターアングル、ホワイトバランスなどの主要な設定をブラインドタッチで瞬時に変更できます。過酷な環境下でも撮影者の意図に素早く応答する堅牢なボディは、プロフェッショナルにとって最も信頼できるパートナーとなります。
豊富な外部アクセサリーと組み合わせ可能な高いカスタマイズ性
Blackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2は、撮影スタイルに合わせてシステムを構築できる高いカスタマイズ性を誇ります。業界標準のロゼットマウントや1/4インチネジ穴を多数備えており、フォローフォーカス、マットボックス、外部モニター、ワイヤレス映像伝送装置など、サードパーティ製の豊富な外部アクセサリーを容易にマウントすることができます。現場のニーズに合わせた最適なリグ組みが可能です。
また、純正のアクセサリー群も充実しています。肩乗せ撮影を快適にするショルダーマウントキットや、高精細な有機ELディスプレイを搭載したURSA Viewfinder、ライブプロダクション用のURSA Studio Viewfinderなどを追加することで、シネマカメラからスタジオカメラへと瞬時にトランスフォームさせることができます。この卓越した拡張性により、一台のカメラで多種多様な撮影案件に対応することが可能となります。
映画制作からライブプロダクションまで活躍する4つの活用シーン
妥協のない映像品質が求められる本格的な映画制作・シネマ用途
スーパー35mm 4.6Kセンサー、15ストップのダイナミックレンジ、そしてBlackmagic RAWによる高品位な記録能力を備えた本機は、妥協のない映像品質が求められる本格的な映画制作のメインカメラとして最適です。広大な色空間と豊かな階調表現により、劇場の大スクリーンでの上映に耐えうるシネマティックなルックを構築できます。EFマウントを活用して名玉と呼ばれるシネマレンズを装着すれば、さらに表現の幅が広がります。
映画制作の現場では、照明の微細な調整や緻密なカラーグレーディングが不可欠ですが、本機が提供する豊富なデータ量はポストプロダクションの要求に十二分に応えます。また、必要に応じてPLマウントに換装(別売)することで、業界標準のハイエンドシネマレンズを使用することも可能です。インディーズ映画から商業映画まで、クリエイターのビジョンを具現化するための確かな実力を備えています。
複数台のカメラを同期させる高度なライブプロダクション
12G-SDI端子やタリー、トークバック機能を標準装備しているため、音楽ライブやeスポーツ大会、企業の大規模なプレゼンテーションといったライブプロダクションの現場でも大いに活躍します。ATEMスイッチャーと組み合わせることで、複数台のカメラの色合わせやアイリス制御をスイッチャー側から一括してリモートコントロールすることができ、システム全体の運用効率が飛躍的に向上します。
ライブ配信においては、シネマカメラならではの被写界深度の浅いリッチな映像をリアルタイムで届けることが可能です。従来の一般的な放送用カメラとは一線を画す、映画のようなルックを持つライブ映像は、視聴者に強いインパクトを与え、コンテンツの価値を高めます。B4マウント(別売)に交換して放送用ENGズームレンズを使用すれば、スポーツ中継などのズーム操作が頻繁な現場にも柔軟に対応できます。
ハイスピード撮影を活かしたTVCMやミュージックビデオ制作
最大300fpsのハイフレームレート撮影機能を最大限に活かせるのが、視覚的なインパクトが重視されるTVCMやミュージックビデオの制作現場です。フルHDでの300fpsや4.6Kでの120fps撮影により、水滴の跳ね返りやダンサーのダイナミックな動きを、美しく滑らかなスローモーションで捉えることができます。日常の風景を非日常的でドラマチックな映像へと昇華させる強力なツールとなります。
これらの制作現場では、限られた時間内で多様なカットを撮影する必要がありますが、本機は通常再生用の高解像度撮影からハイスピード撮影までをシームレスに切り替えることができます。内蔵NDフィルターを活用した迅速な露出調整や、直感的な操作系による素早いセッティング変更により、撮影のテンポを崩すことなく、ディレクターの要求に即座に応えるクリエイティブな撮影進行を実現します。
ドキュメンタリーや企業VPにおける機動力の高いワンマンオペレーション
軽量かつ堅牢なボディ、内蔵NDフィルター、プロフェッショナルなXLRオーディオ入力端子を備えた本機は、少人数やワンマンオペレーションでの撮影が多いドキュメンタリー制作や企業VP(ビデオパッケージ)の現場においても非常に優秀です。高品質な映像と音声を1台のカメラで完結して収録できるため、機材量を最小限に抑えつつ、プロフェッショナルなクオリティを維持できます。
EFマウントの標準装備により、手ブレ補正機能付きのズームレンズ等を使用することで、三脚が使えない環境での手持ち撮影も安定して行えます。また、マグネシウム合金製のボディは長時間の持ち運びにも適しており、過酷なロケーションでの取材活動を強力にサポートします。機動力と高画質を両立したBlackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2は、あらゆるビジネスシーンの映像制作において頼りになる存在です。
Blackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2に関するよくある質問(FAQ)
Q1: EFマウントから他のレンズマウントへの変更は可能ですか?
A1: はい、可能です。Blackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2は標準でEFマウントを装備していますが、別売りのオプションマウントキットを使用することで、PLマウント、B4マウント、Fマウントへの交換がユーザー自身で簡単に行えます。これにより、シネマレンズから放送用ENGレンズまで、プロジェクトに応じた幅広いレンズ資産を活用できます。
Q2: Blackmagic RAW(BRAW)での撮影時、記録メディアは何を使用すればよいですか?
A2: 本機には、デュアルCFast 2.0カードスロットとデュアルSD UHS-IIカードスロットが搭載されています。高解像度やハイフレームレートでのBRAW収録には、高速な書き込みが可能なCFast 2.0カードの推奨品を使用してください。また、背面のUSB-C拡張ポートを利用して、高速な外付けフラッシュディスク(SSDなど)に直接収録することも可能です。
Q3: 300fpsのハイフレームレート撮影を行うための条件はありますか?
A3: 最大300fpsの撮影は、解像度をフルHD(1920 x 1080)に設定し、センサーをウィンドウ(クロップ)モードにした場合に可能となります。4.6Kフルセンサー領域を使用した場合は最大120fps、4.6Kウィンドウモードでは最大150fpsとなります。用途に合わせて解像度とフレームレートのバランスを選択してください。
Q4: ライブ配信用のスイッチャーと接続してカメラコントロールを行うことはできますか?
A4: はい、可能です。Blackmagic DesignのATEMスイッチャーと12G-SDIケーブルで接続することで、スイッチャー側からカメラのアイリス、フォーカス、カラーコレクション、タリー、トークバックなどをリモートコントロールできます。これにより、本格的なマルチカメラ・ライブプロダクションを効率的に構築できます。
Q5: 内蔵NDフィルターはどのような種類が搭載されていますか?
A5: 本機には、クリア(フィルターなし)に加えて、2ストップ、4ストップ、6ストップのIR補償NDフィルターが内蔵されています。本体側面のダイヤルを回すだけで物理的にフィルターを切り替えることができ、赤外線による色被りを防ぎながら、屋外などの明るい環境下でも最適な露出と被写界深度を素早く設定できます。
