照明メーカー NANLITE(ナンライト) の日本公式チャンネルが、ライティングの考え方をとても分かりやすく解説してくれています。スタッフが見て「これは現場で役に立つ」と感じたので、ポイントを整理して共有します。シリーズ第1弾は、カフェでのインタビュー撮影を題材にした実演です。
解説は、NANLITE日本公式アンバサダーの鈴木佑介氏。出演者と一緒に、ライトが何もない「ゼロの状態」から1灯ずつ足していき、最終的にカフェの空気感を再現するまでを実演しています。
この動画でわかること
- 真っ暗な状態から1灯ずつ足していく「足し算」のライティング手順
- キーライト → 窓明かり → アクセント → フィル → ヘアライトの組み立て順
- 屋外と室内で色温度を変えて「リアルなミックス光」を作る考え方
- 背景(バーカウンター)まで作り込んで立体感を出すコツ
ライティングの組み立て(動画の流れ)
ポイントは、すべて消した状態から1灯ずつ足していくこと。完成形をいきなり作るのではなく、各ライトの役割を確認しながら積み上げていきます。
- ① キーライト:人物の画面右側に、窓の延長線上から当たるイメージでソフトボックス付き FC-500B を1灯。
- ② 窓外の光:屋外側にもう1灯 FC-500B を置き、フレネルでスポット気味にして羽根(バーンドア)で光をシェーピング。窓からの光を強調。
- ③ 小物のアクセント:画面右の花瓶にピンポイントで光を当て、画づくりに変化を付ける。
- ④ フィルライト:キーで生まれた影を、新作の小型ライト FC-60B +ソフトボックスでほんのり持ち上げる。
- ⑤ ヘアライト:髪に艶を出すため、新作の横長パネル PavoSlim 60C をタングステン系の色で。
- ⑥ 背景づくり:奥のバーカウンターが暗いので、FC-500B+フレネルを色温度2700Kで天井バウンス。さらにグラス周りを FC-120系(約5600K)で下からのフットライトとして当て、外光や仕込み照明のように見せる。
色温度の使い分けがキモ
この動画でいちばん参考になるのが色温度のミックスです。窓の外側は高めの色温度、室内は黄色っぽいタングステン寄りにして、わざと色味を混ぜることで「リアルなカフェの空気感」を再現しています。
「ちゃんとライティングをすることによって立体感も出している、というわけでございます」
鈴木氏は、ただ絞りを開けて明るくするだけではコントラストが付かず平面的になる、と指摘。光を足して陰影をコントロールすることで、奥行きのある画になると解説しています。
使用機材(動画内で登場)
- FC-500B … キーライト・窓外光・背景づくりに複数使用
- FC-60B … 小型フィルライト(新作)
- PavoSlim 60C … 横長パネルのヘアライト(新作)
- FC-120系 … 背景のフットライト
- ソフトボックス/フレネル/バーンドア などのアクセサリー
まとめ
「1灯ずつ足して役割を確認する」「屋外と室内で色温度を変える」「背景まで作り込む」。この3点を押さえるだけで、インタビュー映像はぐっと立体的になります。カフェに限らず、人物+背景のある撮影全般に応用できる考え方です。
使用機材のレンタル
この動画で使われている NANLITE 機材のうち、パンダスタジオレンタルで取り扱いのあるものはこちらからレンタルできます。
→ FC-500B のレンタル:
→ FC-60B のレンタル:
→ PavoSlim 60C のレンタル:
このライティング、なぜ「借りて試す」のが向いているか
多灯ライティングは、スペック表だけでは現場での使い勝手が分かりにくいタイプです。明るさは足りるのか、色はきれいに混ざるのか、ソフトボックスやスタンド込みでこのセットに置けるサイズ感か——こうした「置いてみて初めて分かる」部分は、買う前に一度レンタルで試しておく価値があります。
この機材・このやり方が向いている人・現場
- カフェ・オフィス・応接間など「ロケ風の室内」でインタビューや対談を撮りたい人
- 照明部やDITなしで、内製チーム・個人で人物を撮ることが多い人
- 窓・外光のある現場で、自然なミックス光を作りたい映像制作者
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まずは主役の FC-500B から:
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出典:NANLITE JAPAN 公式チャンネル「〈001〉NANLITE カフェインタビュー撮影のライティングテクニック」
動画:https://www.youtube.com/watch?v=0Y5zVuxxMos
チャンネル:NANLITE JAPAN(公式アンバサダー:鈴木佑介 氏)
※本記事はNANLITE公式動画の内容を当社スタッフがまとめ・要約したものです。機材名は動画音声からの聞き取りを含むため、正式名称は公開前にご確認ください。
