遠くて、速くて、一度きり。ロケット打ち上げほど”撮り直しが効かない”被写体もない。
Blackmagic Design公式動画で紹介されているのが、人気YouTubeチャンネルEveryday Astronaut(ティム・ドッド氏)の撮影現場だ。100回以上の打ち上げを撮ってきた彼が、URSA Mini Pro 12KやATEMをどう使っているか――高解像度を”保険”として使う発想が参考になったので整理する。
Blackmagic Design公式チャンネルの事例動画。打ち上げ撮影のためのカメラ・スイッチャー構成が紹介されている。
「8Kで撮って、4Kで寄る」――高解像度の正しい使い方
ロケット撮影では高フレームレートと、後から寄れる余白が効く。霧の中での撮影では、8K・600mmで打ち上げを追い、欲しい焦点距離に合わせて4Kへクロップ。120fpsを保ったまま、後段で十分に手ブレ補正できるだけの余白を確保した、という。
「最高解像度=常用」ではなく、トリミングとスタビライズの”のりしろ”として高解像度を使う。これはハイエンド機をレンタルで使うときの実践的な考え方だ。
現場とスタジオの使い分け
詳しい内容は、動画では言及されていないが以下の記事が参考になる。YouTubeチャンネル「Everyday Astronaut」、
Blackmagic Studio Camera 4K ProおよびURSA MiniPro 12Kを使用してロケットの打ち上げを撮影
https://www.blackmagicdesign.com/jp/media/release/20211102-01
カリフォルニア州フレモント 2021年11月2日 – Blackmagic Designはこの日、YouTubeチャンネル「Everyday Astronaut」が、Blackmagic Studio Camera 4K ProやURSA Mini Pro 12Kカメラなど、複数のBlackmagic製品を使用して、114万人の登録者にロケット科学の教育を行っていることを発表した。Everyday Astronautは、宇宙を人々にとって身近なものにするというミッションを掲げ、これまでに100回以上のロケット打ち上げの撮影やライブ配信を行ってきた。その中には、SpaceX社のInspiration4ミッションも含まれている。このミッションは史上初の全民間人クルーで、地球を周回した。
ATEM Mini Proライブプロダクションスイッチャーをスタジオ外でモバイルソリューションとして使用する場合も、ATEM Constellation 8Kライブプロダクションスイッチャーをスタジオ内で使用する場合も、Everyday AstronautはBlackmagic Designを使用して宇宙開発の映像を届けている。規模に合った機材を使用することで、Everyday Astronautは、ロケットの打ち上げから舞台裏ツアー、宇宙開発のリーダーたちのインタビューまで、あらゆる映像を網羅している。
「Inspiration4の打ち上げのためにケネディ宇宙センターまで行く必要があったので、軽量でシンプルな装備にしました。URSA Mini ProとURSA Mini Pro 12KおよびURSA Mini Pro 4.6K G2カメラで小型のスタジオをセットアップしました。」創始者であるティム・ドッド(Tim Dodd)氏は語る。「これらのカメラでは、美しいスローモーションを撮影できました。特にURSA Mini Pro 12Kで撮影した120fpsの8Kは素晴らしいですね。」
まとめると、こんなところか。
- ロケ現場:ATEM スイッチャーで小型スタジオを構築、URSA Mini Pro 12K/4.6K G2で撮影
- スタジオ:ATEM Constellation 8K(SuperSource、4つのM/Eバンクを活用)
- スローモーション:URSA Mini Pro 12Kで8K/120fpsの美しいスロー
- 高解像度を後処理の余白(クロップ・スタビライズ)に回す
レンタルで試すなら
動画で言及されたていた URSA Mini Pro 12K ※OLPFモデルかは不明
こんな人におすすめ
- 遠い・速い・一発勝負の被写体(航空・スポーツ・自然)を撮る
- 高解像度で撮って、後からリフレーム/スタビライズしたい
- ロケとスタジオで機材を使い分けたい
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Everyday Astronautがロケットの撮影にBlackmagic DesignカメラとATEMを使用(Blackmagic Design公式)
