DJI のワイヤレスマイクは、今や5種類が並んでいます。Mic Mini、Mic Mini 2、Mic Mini 2S、Mic 3。名前が似すぎていて、商品一覧を眺めただけでは差が分からない。レンタルの問い合わせでも「とりあえず一番いいやつ」と言われることが多いのですが、それだと持て余すことがあります。
ガジェットレビューの戸田覚さんが、5製品を机に並べて「どんな人にどれか」を15分で整理していました。メーカー提供の動画ですが、分類の軸がシンプルで、借りる側にもそのまま使えます。
※この動画はパンダスタジオの動画ではありません。「戸田覚:ガジェット【辛口】点数評価」さんの公開動画を、参考になった動画として紹介しています。
見どころは冒頭1〜3分の「マイクあり/なし」の聞き比べです。iPhoneから約1.5〜2m離れて、マイクなし→Mic Mini あり、さらにカフェの騒音を流した状態でもう一度。この差を耳で聞くと、議論が終わります。もう一つは9分過ぎ、Mini 2S の受信機に4台の送信機を繋いで4人が同時に喋る場面。「4人同時でも声が倍にはならない」という当たり前のことを、実際に聞かせてくれます。
動画で「悩んだらこれ」と一押しだった DJI Mic Mini 2S は、パンダスタジオレンタルで取り扱いがあります。
→ DJI Mic Mini 2S 2TX+標準RX+充電ケース:
動画の分類は3段。「スマホだけ」「カメラも」「音にこだわる」
戸田さんの整理をそのまま書くと、こうなります。
スマホでしか撮らない人:Mic Mini か Mic Mini 2S(モバイル版)
スマホのUSB-C端子に受信機を挿すだけ。2つの違いは充電ケースの有無で、Mini 2S はケースにバッテリーが入っているので、昼休みにしまっておけば勝手に充電される。Mic Mini は充電スタンドをケーブルに繋ぐ必要があり、出先では面倒。でも値段が安いので「とにかく予算を抑えて入門」なら Mini、がっつり撮るなら 2S、という分け方でした。
カメラでも撮る人:Mic Mini 2 か Mic Mini 2S
送信機が2つ付くので2人で喋れる。受信機をカメラのシューに差してケーブルを繋ぐ。ここで戸田さんが評価していたのがゲインがダイヤルであること。カチカチ回すだけで一目瞭然、操作ミスがない。液晶で操作するモデルより分かりやすい、と。ペアリングも接続ボタンを押して両方グリーンに光ればOK。
Mini 2 と Mini 2S の違いは、2S にオレンジの録音ボタンがあってマイク自体で録音できること。ペアリングが切れていてカメラに音が入っていなかった、というトラブルは映像と違って気づきにくい。そのときマイク側に録音が残っていれば取り返しがつく、という説明でした。さらに 2S は最大4台まで送信機を繋げる。「とりあえず買っておいて、必要になったら4人まで」という勧め方です。
音にこだわる人:Mic 3
ディスプレイ付きで音の取れ方がリアルタイムに見える上位機。動画では Mic 3 と Mini 2S で同じ場所で録った音を続けて聞かせていて、「違いが分かる人は3を」と締めていました。正直、僕がヘッドホンで聞いても差は小さい。でも人の声を商品として扱う人には、この差が効くのだと思います。
全モデル共通でできること、機種で変わること
動画の終盤でさらっと言っていた、意外と重要な話が2つあります。
- スマホとのBluetooth接続は全モデルでできる。送信機の接続ボタン長押しでペアリングモードに入り、受信機なしで繋がる
- DJIのカメラ(Osmo Pocket 4P など)との直結は、機種によって繋がるモデルが違うので注意
戸田さん自身は「受信機を使う方が安定していて好き」と言っていて、僕も同じ意見です。Bluetooth直結は便利ですが、本番で落ちたときに復旧の手順が増える。保険として使うか、内部録音とセットにしておくのが安心です。
この機材が向いていそうな人・現場
- 社内報の動画を自分のスマホで撮り始めたばかりで、まず声がちゃんと入るかを確かめたい総務担当者(Mini 2S モバイル版)
- イベントのパネルディスカッションを1カメで撮る人で、登壇者が3〜4人いる(Mini 2S の4台接続)
- ナレーションやインタビューの声を納品物として扱う制作者で、受信機の画面で波形を見ながら録りたい人(Mic 3)
持ち帰り用:レンタルで試す順番
動画の分類を、「買う前にどれを借りるか」の順番に読み替えました。
| 自分の条件 | まず借りる | 確かめること |
|---|---|---|
| スマホだけ・1人・予算優先 | Mic Mini(1TX+1RX) | 充電スタンド運用が自分に面倒かどうか |
| スマホだけ・1人・出先が多い | Mic Mini 2S(1TX+モバイルRX+ケース) | スマホケースを付けたまま挿さるか |
| カメラも・2人まで・内部録音は不要 | Mic Mini 2(2TX+1RX+ケース) | ゲインダイヤルの位置をメモ |
| カメラも・最大4人・保険が欲しい | Mic Mini 2S(2TX+標準RX+ケース) | 内部録音の開始・停止と取り出し |
| 音質を納品物として扱う | Mic 3(2TX+1RX+ケース) | Mini 2S と同じ部屋で録って聞き比べ |
→ 表の真ん中、迷ったらまずここから:
レンタルで試す価値があるところ
動画で分かるのは「機能の差」です。分からないのは、自分の耳で Mic 3 と Mini 2S の差が聞き分けられるか、そして自分の現場で4台接続が本当に要るか。買ってから「2台で足りた」「3で録った音と2Sで録った音の差が自分には分からなかった」となるより、2種類を同じ日に借りて同じ部屋で録る方が安い。レンタルはそのための道具です。
比較に使う各モデルのレンタルはこちら
→ 入門の Mic Mini:
→ カメラ用のコスパ機 Mic Mini 2:
→ 上位機 Mic 3:
用途別に探すなら
人数や収録先から選びたい人
最新の入荷機材をチェックしたい人
→ 新着機材一覧
📦 「一番いいやつ」より「自分の条件に合うやつ」。
2機種を同じ日に借りて同じ部屋で録る。それが一番安い比較です。
