小さいLEDライトの弱点は、だいたい「アクセサリーが独自規格で、結局なにも付けられない」ことです。INKEE の GOLD CROW も、見た目は懐中電灯で、マウントは小さなオリジナル規格。ああ、これもそのタイプかと思って動画を見ていたら、途中でリフレクターの爪が「シャキーン」と広がって、ボーエンズマウントのソフトボックスが付きました。
この1点だけで、借りる候補の順番が変わる人がいると思うので、サイズ違い3種類の話と合わせて書いておきます。
見どころは後半の2分50秒あたりから。リフレクターを外して、ミニマウントの爪を広げ、ボーエンズのアクセサリーをはめてロックするまでを、スタッフが手元で見せています。これは文章より動画の方が早いです。前半は30Wと150Wの大きさ比較と、150Wに標準で付いてくるギア付きハンドルの話。
動画に出てくる INKEE GOLD CROW は、30W・60W・150W の3サイズともパンダスタジオレンタルで取り扱いがあります。「手持ちで使うのか、スタンドに立ててソフトボックスを付けるのか」で選ぶサイズが変わるので、まず現場の使い方を思い浮かべてから下のカードを見てください。
→ 一番小さい30W:
INKEE GOLD CROW とは:懐中電灯型のバイカラーLEDライト、3サイズ
INKEE(インキー)の GOLD CROW は、筒型のハンディなLEDビデオライトです。色温度は変えられるバイカラーで、おおよそ2700〜6500Kの範囲(型番で表記が少し違うので、正確な数値は商品ページを見てください)。ラインアップは 30W/60W/150W の3種類で、動画では手元にあった2台を並べていますが、「結構これだけ違います」と言うくらいサイズ差があります。
マウントは、動画で「ちょっと特殊なミニマウント」と呼んでいる小さなオリジナル規格。標準セットにはこのマウント用のリフレクターが付いています。このリフレクターの光が意外とよくて、「ふわっとソフトに広がる」「生のライトで当てても固すぎない」という評価でした。小型ライトのリフレクターは硬い光になりがちなので、ここは実際に当ててみて確かめたいところです。
150Wにはギア付きハンドルが標準で付く
150Wには角度調整用のハンドルが標準で付いてきます。このハンドル、ギアがちゃんと入っていて、角度を変えるときに「ズズズ」と滑って落ちてこない。筒型ライトは重心が前に出るので、ここが甘いと本番中にじわじわ下を向きます。30Wにはハンドルは付いていませんが、同じハンドルだけを別にレンタルできます。
→ 30W/60W用のハンドグリップ(別レンタル):
ハンドルの下は16mmのオスダボなので、普通のライトスタンドにそのまま立ちます。
オプションのフレネルレンズでスポットにもなる
純正オプションで、バーンドア付きのフレネルレンズがあります。照射角を絞ってスポット気味に当てられるので、商品撮影でキャッチライトだけ足したいとか、背景に一筋だけ当てたいときに効きます。フレネルレンズも別レンタルで用意していますが、GC-L11とGC-L13の2種類があるので、借りるライトの型番に合う方を商品ページで確認してください。
→ フレネルレンズ(型番の対応は商品ページで確認):
ここが本題:リフレクターを外すと、ボーエンズマウントになる
独自規格のミニマウントなら、「じゃあ手持ちのソフトボックスはどうするの」となります。動画のスタッフも同じ問いを自分で立てて、「心配ありません」と続けました。
- 標準のリフレクターを外す(小さなロックを開けて回すと抜けます。外し方は #03 の動画で別撮りしています)
- ライト先端の爪を広げる。動画では「シャキーン」と3回言っていますが、要は爪が外に開く
- 広がった爪にボーエンズマウントのアクセサリーをはめて、少し回してロック
これで、普通のCOBライトに付けているボーエンズのソフトボックスやランタンが、そのまま付きます。動画内では「これめっちゃすごくないですか」「プロの方に大好評でした」と言っていました。レンタルで出すときにソフトボックスを一緒に借りてもらえる、という意味でも、こちらとしてもありがたい構造です。
ただし、懐中電灯サイズのライトに大きなソフトボックスを付けると、重さのバランスはライト側に優しくないはずです。動画はマウントがはまることを見せるまでで、120cmクラスの大きなオクタを付けてスタンドごと倒れないか、までは試していません。ここは借りた人が自分の組み合わせで確かめるところです。
→ 動画で付けていたのと同じ系統の、ボーエンズマウントのソフトボックス例:
この機材が向いていそうな人・現場
- 社内インタビューを一人で撮る広報担当。カメラと三脚だけで手一杯なので、スタンドとCOBライトを運ぶ気力がない。30Wか60Wを手持ち、またはテーブル上の小さなスタンドで
- 展示会ブースで商品を撮る人。会場の照明が黄色くて、ホワイトバランスを合わせても色が濁る。バイカラーで色温度を会場に寄せられるので、Type-C給電しながら長時間回す使い方(#02で説明)が合う
- すでにボーエンズのソフトボックスを持っていて、「サブのライトを増やしたいが、ライトごとに専用アクセサリーを買うのは嫌」な人。150Wをスタンドに立てて、手持ちのソフトボックスを付ける
レンタルで試す価値があるところ
スペック表には「30W/60W/150W」としか書いてありません。本当に知りたいのは、標準リフレクターの光が自分の被写体で硬すぎないか、自分のソフトボックスを付けたときにスタンドが前に倒れないか、そして30Wで足りるのか150Wが必要なのか、です。
3サイズとも揃っているので、迷っている2サイズを一緒に借りて並べるのが一番早い。150Wのハンドルは標準で付いてくるので、スタンド運用を想定するならまず150Wから試すのをおすすめします。
用途別に探すなら
INKEE の他のライト(チューブ型・インフレータブル)も見たい人
手持ちのライトに付けるソフトボックス・ランタンを探したい人
最新の入荷機材をチェックしたい人
→ 新着機材一覧
📦 小さいライトで、いつものソフトボックス。
独自マウントだと思って候補から外していた人は、一度リフレクターを外してみてください。
→ スタンド運用ならこちらから。ハンドル標準付属の150W:
→ 中間の60W:
