DaVinci Resolveのトリム:ロールとスリップでカットのつながりを整える

※本記事はパンダスタジオレンタルのデータベースを元にAIを活用して制作しています。 リンク経由のレンタルや購入で収益を得る場合があります。

この記事を書いた人・監修した人

パンダスタジオの創業メンバーの1人。東京都立産業技術大学院大学で修士号を取得。電気通信大学大学院、熊本大学大学院、グロービス大学院でも学ぶ。PANDASTUDIO.TVでは、主に、BlackMagic Design製品を担当しスタジオ構築や配信を担当。

DaVinci Resolveのトリムで、空白はなくなったのに動きが途切れて見える。そんなときは、切り替える時刻を変えるロールと、同じ長さのまま使う映像を変えるスリップを分けて試してください。クリップ全体を動かすだけでは、前後のつながりまで直るとは限りません。

スポーツの動きを別アングルへつなぐ編集や、インタビューの導入を滑らかにしたい担当者向けです。講習でも、ギャップを埋めた後に「アクションのつながりがよくない」と見直す場面があります。空白がないことと、気持ちよく見えることは、別々に確認する必要があります。

まず、クリップの移動とトリムを区別する

クリップ全体をドラッグすると、タイムライン上の位置を変えられます。講習では、クリップを1秒前へ動かし、後ろにできたギャップを確認しています。位置を早めるだけでよい場面もあれば、後ろのクリップも動かす必要がある場面もあります。

数値で移動する例では、タイムコード欄へ「−100」を入力して1秒前へ動かしています。この例の100は、タイムコードとしての1秒を示す入力で、100フレーム移動の意味ではありません。入力対象や表示方式を確かめ、慣れるまでは短いテスト用タイムラインで操作してください。

位置を変えた後にギャップができたら、「前の素材を延ばせるか」「後ろを詰めるか」を決めます。素材の終端まで使っているクリップは、そのままでは延ばせません。元の収録に使える前後の余裕があるかも確認しましょう。

ロールは、全体の長さを保ちながら編集点を動かす

隣り合う2つのクリップの境界を動かしたい場合に使うのがロールです。前のクリップを延ばした分だけ後ろを短くする、あるいはその逆の調整をします。2つの合計の長さを保ちながら、切り替わる時刻を変えられます。

講習では、境界へマウスを寄せたときにポインターが変わることを確認しています。片側の端を調整する形と、両側を扱う形を見分けてからドラッグします。同じ場所を触っているつもりでも、ポインターの形が違えば調整内容が変わります。

Blackmagic Designの公式Editページでも、ロールは編集点の両側を同時に扱い、全体の長さを保つトリムとして説明されています。尺が決まった商品紹介や、BGMの区切りを動かしたくない編集で検討しやすい方法です。

ただし、ロールだけで素材の中の動作が必ずそろうわけではありません。切り替える時刻を変えても違和感が残るなら、次に「各クリップで使っている動きの位置」を見直します。

スリップは、位置と長さを固定して中身をずらす

スリップは、クリップのタイムライン上の位置と長さを保ち、ソースのイン点・アウト点を同じ分だけずらす操作です。すでに組んだテンポを崩さず、前後とつながる映像の範囲を探せます。

講習ではTキーでトリム編集モードへ切り替え、クリップ中央付近のポインターを確認して左右にドラッグしています。移動中は、調整するクリップの最初と最後、前のクリップの最後、次のクリップの最初を比較できる表示を使っています。どの画面がどの端を示すかを理解すると、ただ何度も再生するより候補を絞りやすくなります。

実演では、次の映像で人物がまだ踏み切っていないため、前のカットの終わりが早いと判断しています。さらに後ろ側のクリップをスリップし、動きが続く範囲を探しています。ここがこの講習の見どころです。隙間をなくす作業から、動作の段階を合わせる作業へ判断が移っています。

私なら、カット前後の1フレームだけをそろえて終わりにはしません。踏み切る前、踏み切る瞬間、着地へ向かう流れを通常速度で見て、動きが二度始まったり飛んだりしないかを確認します。スリップにも素材の前後の余裕が必要で、収録していない瞬間を作れる操作ではありません。

アクションつなぎは、動作の共通点を探す

講習で説明されるアクションつなぎは、動きの連続性を保ちながらカメラを切り替える考え方です。アニメーションの話から、実写やスポーツの編集へつながっています。

たとえば、走り始める動作を別の画角へつなぐなら、足の位置だけでなく動きの方向や速さも見ます。インタビューなら、発話のリズムと姿勢の変化を合わせて判断します。いつでも完全に一致させる必要はありませんが、何をつなぐのかを決めると、ロールとスリップを闇雲に動かさずに済みます。

操作前後を比べるときは、編集点の手前から再生します。止めた画面では自然に見えても、再生すると一瞬待つように感じる場合があります。最終的には、映像と音を一緒に見聞きして決めてください。

音声を先に聞かせるときは、スナップと同期を確認する

映像が切り替わる前から次の人の声を聞かせると、視聴者を次の場面へ導けます。講習では、タイムラプスの映像を調整し、次の音が先に始まる導入を作っています。声と映像の切り替わりを必ず同じ瞬間にする必要はありません。

細かく端を動かすと、スナップで近くの編集点へ吸い付くことがあります。講習では、ドラッグ中のNキーで一時的に解除する操作が紹介されています。操作後は磁石のアイコンを見て、スナップの状態を確認します。キー設定や版が異なる環境では、ツールバーから状態を切り替える方法も確かめてください。

スナップと、映像・音声のリンク選択は別の機能です。磁石のアイコンは吸着の設定として見ます。音声先行を作る際も、意図してずらす切り替え位置と、話者の口の動きに対する音の同期は分けて扱いましょう。

トリムで迷ったときの選び方

何を変え、何を残すかの早見表
困りごと試す操作操作後の確認
場面全体を早く始めたいクリップの移動前後のギャップや重なり
全体の尺はそのまま、切り替える時刻を変えたいロール両側の長さと動作の区切り
位置も長さもそのまま、使う動作だけ変えたいスリップ元素材の余裕と前後の動き
声を次の映像より先に聞かせたい映像と音声の編集点を分ける口と声の同期、スナップの状態

この表を短い素材で試し、キー操作やダイヤルとの相性を比べたい人には、編集用のBlackmagic Design DaVinci Resolve Editor Keyboardが候補になります。専用機材がなくても、ここで説明したトリムは練習できます。

Blackmagic Design DaVinci Resolve Editor Keyboard

Editor Keyboardが向いていそうな人・現場

  • 毎週のスポーツ動画で、同じ動作を複数の画角から選び直す編集者。
  • インタビューの細かなつなぎを繰り返し調整し、入力機器の操作感を比較したい担当者。
  • 普段の机とPCで、フルサイズの専用キーボードを置けるかも試したい人。

レンタルでは、いつもの素材で同じ編集点を作り、操作の迷い、手の往復、机上の配置を比べると判断材料になります。専用キーやサーチダイヤルの機能は公式Keyboardページで確認できます。接続環境と付属品、使用するResolveの版は予約前に確認してください。

つながるトリムについてのFAQ

スリップすると、後ろのクリップも移動しますか?

スリップは対象クリップの位置と長さを保ち、使うソース範囲を変える操作です。後ろまで動くなら、別のトリムを選んでいないか、操作前のポインターを確認してください。

ギャップを埋めれば、アクションは自然につながりますか?

講習でも、ギャップを埋めた後に動きを見直しています。カット前後で動作が同じ段階につながるかを確認し、必要ならスリップで使う範囲を変えます。

どの場面でも音声を先行させた方がよいですか?

導入を滑らかにしたい場面では候補になりますが、効果は内容次第です。次の発話が早すぎて前の情報を邪魔しないか、前後を聞いて判断してください。

同じつなぎを、自分の操作環境で試す

トリムの判断を練習した後、操作機材を比較するならDaVinci Resolve関連機材を検索できます。色補正用パネルと編集用キーボードは目的が異なるため、カットの調整に使いたい機材を選びましょう。

Editor Keyboardを試したい人は、商品ページで料金・利用条件・希望日の空き状況を確認し、普段の入力機器と同じ素材で比べてください。

Blackmagic Design DaVinci Resolve Editor Keyboard

出典と確認日

資料確認日:2026年10月6日。2026年9月30日のDaVinci Resolve講習「つながるトリム」の動画の文字起こしをもとにまとめました。操作の補足は本文中のBlackmagic Design公式Edit・Keyboardページを参照しています。学習用教材は公式トレーニングページに掲載されています。

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