ビルや部屋を撮ると、柱や壁が上すぼまりに倒れて写る。広角で見上げて撮る以上、あれは避けられません。それを光学的に解決してしまうのがシフトレンズです。……と言葉で説明されても、正直ピンと来ないですよね。この動画は、それが手元のアップで見られます。
建築・竣工写真家のNK Photo Channel 中村さんが、所有するシフトレンズを並べて紹介する約5分の動画。当社の動画ではありませんが、シフトレンズの入門教材としてとても分かりやすかったので紹介します。真夜中に思い立って撮影を始めた、というゆるさも含めて好きな動画です。
(NK Photo Channel「シフトレンズ紹介」)
登場するレンズと、動画の見どころ
主役は仕事の主力というフジフイルムGF30mm F5.6 T/S。ほかにPCニッコール3本(19mm・28mm・35mm)、TTArtisanのチルトシフト17mmと、新旧のシフトレンズがずらっと並ぶのが壮観です。古いPCニッコールをアダプター経由で中判のGFXに付けても描写が綺麗、という話は、オールドレンズ好きにも刺さるはず。
見どころは後半の実演です。
- ティルト用・シフト用のノブとロックの位置関係(「ティルトは基本触らない、メインはシフト」という仕事目線の割り切り)
- シフト操作でレンズが平行移動する様子のアップ
- 回転機構で縦シフト・横シフトを切り替える動き
- 横シフトを使ったパノラマ合成という応用ワザ
「TTArtisanの17mmはGFXだと回転機構の関係で斜め煽りができないので購入時は注意」といった、実際に使った人にしか言えない注意点もサラッと入っています。
この動画が参考になりそうな人
こんな人・現場に
- 建築・内観・店舗撮影で、垂直の出た写真を求められている人
- 広角の歪みやパースの後処理補正に限界を感じている人
- パノラマ合成や商品撮影で、シフトの応用に興味がある人
レンタルで試すなら
動画に登場するGF30mm T/SやPCニッコール、TTArtisan 17mmそのものは、現時点でパンダスタジオレンタルでは取り扱いがありません。ただ、ティルト・シフトの「動きと効果」を体験するなら、取り扱いのあるティルトレンズ系から試せます。
ティルト・シフト系はマウント違いの在庫も多いので、お使いのカメラに合わせて探してみてください。
用途別に探すなら
建築・内観をきちんと撮りたい人
→ 三脚を検索(シフト撮影は三脚前提が基本です)
富士フイルムのカメラで試したい人
📦 シフトレンズは「効果を知ってから買う」が正解のレンズです。
操作感とピント合わせのクセは、一度借りて触るのが一番よく分かります。
