ミラーレス時代のマニュアルフォーカス。HELIAR 75mm F1.8 RFマウントの使い方

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PANDASTUDIO.TVのCEOの西村正宏のWeb上ニックネーム。東京都中央区在住。兵庫県たつの市出身。早稲田大学大学院で情報工学の修士号。駒澤大学大学院で経営学の修士号を取得。IT,インターネット、AI、映像機器、音響機器を愛す。

ミラーレスカメラの普及により、オールドレンズやマニュアルフォーカス(MF)レンズの魅力が再評価されています。本記事では、コシナが開発したキヤノンRFマウント専用の単焦点中望遠レンズ「フォクトレンダー HELIAR 75mm F1.8」に注目します。クラシカルな描写と現代の操作性を両立した本レンズの魅力や、ポートレート撮影、さらにパンダスタジオでの具体的な動画・静止画活用例まで詳しく解説します。

コシナ・フォクトレンダー HELIAR 75mm F1.8 RFマウントの魅力と基本性能

キヤノンEOS Rシステムに最適化された大口径中望遠レンズ

コシナが開発した「HELIAR 75mm F1.8」は、キヤノンEOS Rシステムのミラーレスカメラに最適化された大口径中望遠レンズです。RFマウントをネイティブに採用したことで、マウントアダプターを介さずにカメラ本体へ直接装着可能。ポートレート撮影に最適な75mmという焦点距離を備え、開放F1.8の明るさにより室内でもノイズを抑えた美しい描写を実現します。洗練された金属製鏡筒は、EOS Rシリーズのボディとも見事に調和します。

クラシックレンズの味わいを受け継ぐヘリアータイプとF1.8のスペック

伝統的な「ヘリアータイプ」のレンズ構成を踏襲した本製品は、クラシックレンズ特有の柔らかな味わいを受け継いでいます。絞り開放のF1.8では、被写体を優しく浮き立たせる甘美な描写が得られ、絞り込むことで現代的なシャープな写りへと変化します。この二面性こそがヘリアーの真骨頂であり、最新のデジタルセンサー上でも、どこかノスタルジックで温かみのある空気感を表現することが可能です。

マニュアルフォーカス(MF)専用設計による精密な操作性

本レンズはマニュアルフォーカス(MF)専用設計となっており、フォーカスリングの適度なトルク感が特徴です。指先の微細な感覚をそのままピント位置に反映できるよう、高精度に加工された総金属製のヘリコイドを採用。これにより、オートフォーカスでは合わせにくい細かな睫毛や瞳の奥など、狙ったポイントへの精密なピント合わせをスムーズに行うことができます。

ポートレート撮影で輝くHELIAR 75mm F1.8の美しいボケ味と描写性能

中望遠75mmの焦点距離がもたらす自然な距離感と圧縮効果

75mmという焦点距離は、一般的な85mmよりもやや広く、50mmよりも被写体を引き寄せる絶妙な画角です。ポートレート撮影においては、モデルとの緊張感を与えない「自然な距離感」を保ちながら会話をしつつ撮影できます。適度なパースペクティブの圧縮効果も得られるため、背景を適度に整理し、被写体の存在感を美しく引き立たせる構図作りが容易になります。

大口径F1.8が描き出すなだらかで立体感のある美しいボケ味

開放F1.8の大口径がもたらすボケ味は、極めてなだらかで立体的です。ピント面から背景にかけて緩やかに溶けていくようなグラデーションは、ポートレートに情緒的な表現をプラスします。丸ボケも美しく表現されるため、夜景の光玉や木漏れ日を背景にした撮影にも最適です。この豊かなボケ味が、平面的な写真に圧倒的な奥行き感を与えてくれます。

最新ミラーレス一眼「EOS R」との組み合わせによるピント合わせのコツ

EOS Rシリーズの高精細な電子ビューファインダー(EVF)を活用すれば、MFでのピント合わせが劇的に向上します。ファインダー内で被写体を拡大表示し、瞳のディテールを確認しながらフォーカスリングを回すのが基本のコツです。F1.8という浅い被写界深度でも、ミラーレスならではのデジタルアシスト機能とファインダー性能により、正確かつ素早く合焦できます。

パンダスタジオでのポートレート・動画撮影における3つの活用例

クロマキー合成スタジオでの人物撮影とMFレンズの相性

本格的な映像制作が可能なパンダスタジオのグリーンバック(クロマキー合成)環境において、本レンズは威力を発揮します。MFレンズであるため、意図しないピントの迷い(ウォブリング)が一切発生せず、人物の輪郭を常に一定のクオリティで維持できます。確実なフォーカシングにより、合成処理の精度を高め、合成後の映像も不自然さのない高品質な仕上がりになります。

高品質なスタジオ照明を活かしたクラシックレンズの質感表現

パンダスタジオに完備されたプロ仕様の高品質な照明機材と、HELIAR 75mmの描写力は相性抜群です。均一で演色性の高い光を受けることで、レンズの持つクラシックな階調表現や肌の柔らかな質感が最大限に引き出されます。スタジオのライティングコントロールと組み合わせることで、映画のワンシーンのような陰影のあるポートレートや動画を収録できます。

配信・収録動画におけるボケ味を活かした映像表現への応用

パンダスタジオでの動画配信や番組収録において、F1.8の明るさを活かしたシネマティックな映像表現が可能です。司会者やゲストを背景から際立たせることで、視聴者の視線を自然に誘導し、番組の品位を高めます。実況配信やインタビュー動画でも、単調になりがちなスタジオ映像に豊かなボケ味と立体感が加わり、まるで映画のような高級感を演出できます。

ミラーレス時代のマニュアルフォーカスを快適に使いこなす3つのアプローチ

EOS Rの「ピーキング機能」と「拡大表示」による精密なピント合わせ

キヤノンEOS Rシリーズには、合焦部分の輪郭を色付きで表示する「フォーカスピーキング機能」が搭載されています。これと「拡大表示機能」を組み合わせることで、マニュアルフォーカスが不慣れな方でも、迷わず瞬時にピントを合わせられます。静止画だけでなく、動きの少ないポートレートや動画撮影時においても、信頼性の高いピント合わせが可能になります。

電子接点搭載によるExif情報の記録とボディ内手ブレ補正の連動

本レンズはマウント部に電子接点を搭載しているため、撮影時のシャッタースピードや絞り値(F値)などのExif情報がカメラに自動記録されます。さらに、EOS Rシリーズの「ボディ内手ブレ補正(IBIS)」と情報が連動する点も大きなメリットです。焦点距離情報がカメラ側に伝わることで、最適な手ブレ補正が働き、暗いスタジオでの手持ち撮影でもブレを最小限に防ぎます。

絞り値の選択によるシャープな描写と柔らかなボケ味のコントロール

表現意図に合わせて絞り(F値)をコントロールすることが、MFレンズを使いこなす醍醐味です。開放F1.8〜F2.8ではオールドレンズのような優しくドリーミーな描写を楽しみ、F4〜F8に絞り込むことで、被写体のディテールやスタジオのセット全体を鮮明に描き出せます。このように、1本のレンズで多彩な質感表現を使い分けるアプローチが楽しめます。

フォクトレンダー PORTRAIT HELIAR RF75mm F1.8 RFマウント
RFマウントレンズ

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