CubaseやLogic Proに最適。Platform NanoのMackie Control連携と活用法

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PANDASTUDIO.TVのCEOの西村正宏のWeb上ニックネーム。東京都中央区在住。兵庫県たつの市出身。早稲田大学大学院で情報工学の修士号。駒澤大学大学院で経営学の修士号を取得。IT,インターネット、AI、映像機器、音響機器を愛す。

現代のDTMや音楽制作において、マウスやキーボードによる操作だけでなく、直感的なミキシングやトラックメイクを可能にするフィジカルコントローラーの導入は、プロフェッショナルな制作環境を構築するうえで不可欠な要素となっています。本記事では、CubaseやLogic Pro、Pro Toolsなどの主要DAWと強力に連携し、優れた操作性を提供するICON DIGITAL(アイコンデジタル)の「PLATFORM NANO(プラットフォームナノ)」について、その魅力や活用法を詳しく解説します。Mackie ControlやHUIプロトコルに対応し、100mmモーターライズドフェーダーやジョグホイールを備えたこのコントロールサーフェスが、いかにして皆様の音楽制作の効率を飛躍的に高めるのか、具体的な設定方法や実践的なテクニックを交えてご紹介いたします。

ICON DIGITAL「Platform Nano」とは?音楽制作を革新する4つの魅力

フィジカルコントローラー導入による作業効率の劇的な向上

DTM環境において、ICON DIGITALのPLATFORM NANOを導入する最大のメリットは、作業効率の劇的な向上にあります。マウスやキーボードを使用した従来の操作では、DAW上のミキサー画面を開き、一つのパラメーターを微調整するのに複数のステップを踏む必要がありました。しかし、専用のフィジカルコントローラーを使用することで、手元にある物理的なフェーダーやノブを直接操作し、瞬時に音量やパンニングの調整が可能となります。これにより、音楽制作における単純作業の時間が大幅に短縮され、クリエイターはより創造的なプロセスに集中できるようになります。

さらに、PLATFORM NANOは主要なDAWソフトウェアとシームレスに連携するよう設計されています。Mackie ControlやHUIプロトコルに対応しているため、接続するだけで即座にコントロールサーフェスとして機能し、複雑な設定を必要としません。録音、再生、停止といったトランスポート機能から、トラックのミュートやソロの切り替えまで、あらゆる操作を指先一つで完結できるため、トラックメイクからミキシングに至る一連のワークフローが極めてスムーズに進行します。

省スペース設計とプロ仕様の操作性を両立したデザイン

PLATFORM NANOは、限られたデスクスペースを有効に活用できるコンパクトな設計でありながら、プロフェッショナルな現場で求められる高い操作性を妥協なく実現しています。現代のホームスタジオやクリエイターの作業デスクには、パソコンのキーボード、マウス、オーディオインターフェース、MIDIキーボードなど多数の機材が配置されており、大型のミキサーを設置する余裕がないケースが多々あります。このような環境において、必要最小限のスペースで本格的なコントロール環境を構築できる点は、本製品の大きな魅力です。

小型でありながらも、本体には視認性の高いバックライト付きボタンやロータリーエンコーダーが人間工学に基づいて配置されており、長時間の音楽制作でもストレスを感じさせません。プロ仕様の機材に匹敵する重厚感と安定感を持つ金属製のボディは、激しいフェーダー操作にもしっかりと耐えうる堅牢性を誇ります。省スペースと高機能を高次元で融合させたPLATFORM NANOは、あらゆる規模のDTM環境において最適なソリューションを提供します。

マウス操作から解放される直感的なコントロールサーフェス

音楽制作において、マウスをクリックしながら画面上の小さなフェーダーをドラッグする作業は、直感的なサウンドメイクの妨げになることがあります。PLATFORM NANOは、クリエイターを煩わしいマウス操作から解放し、音楽的な感覚に直結するコントロールサーフェスを提供します。指先から伝わる物理的なフィードバックは、音の微妙な変化を聴き取りながらパラメーターを調整する際に極めて有効であり、デジタル環境でありながらアナログミキサーを操作しているかのような没入感をもたらします。

例えば、ボーカルトラックのボリュームオートメーションを描く際、マウスでは不自然な直線的変化になりがちですが、PLATFORM NANOのフェーダーを使用すれば、楽曲の感情の起伏に合わせた滑らかで人間味のあるカーブをリアルタイムで記録できます。また、パンニングやエフェクトのセンド量などもロータリーエンコーダーで直感的にコントロールできるため、視覚情報に頼りすぎることなく、耳と手先の感覚を研ぎ澄ませたクリエイティブな作業が実現します。

トラックメイクからミキシングまで対応する高い汎用性

PLATFORM NANOは、単なるミキシング用の機材にとどまらず、トラックメイクの初期段階から最終的なマスタリング作業に至るまで、音楽制作のあらゆるフェーズで活躍する高い汎用性を備えています。ビートメイキングやシンセサイザーの打ち込みを行う際にも、トランスポートボタンを駆使して素早く録音のやり直しを行ったり、ジョグホイールを使用してタイムライン上の特定の小節へ瞬時に移動したりすることが可能です。これにより、インスピレーションを逃すことなくスピーディーにアイデアを形にすることができます。

さらに、複数のトラックを切り替えながら作業を進める際も、本体のチャンネルセレクトボタンを使用することで、フォーカスしたいトラックへ瞬時にアクセスできます。MIDIコントローラーとしての側面も持ち合わせているため、ソフトウェア・シンセサイザーのフィルターカットオフやレゾナンス、エフェクトのパラメーターなどをリアルタイムで操作し、表現力豊かなサウンドを作り出すことも容易です。PLATFORM NANOは、クリエイターの意図を忠実にDAWへ伝える強力なパートナーとなります。

圧倒的な操作性を実現するPlatform Nanoの4つの主要スペック

繊細なコントロールを可能にする100mmモーターライズドフェーダー

PLATFORM NANOの心臓部とも言えるのが、高精度な100mmモーターライズドフェーダー(ムービングフェーダー)です。一般的なコンパクトMIDIコントローラーに搭載されている短いフェーダーとは異なり、プロフェッショナルな大型ミキサーと同等の100mmというストローク長を確保しているため、1dB単位の極めて繊細なボリューム調整が可能です。この長いストロークにより、ミキシング時の微細なバランス取りや、ダイナミクスを活かした表現力豊かなオートメーションの書き込みが容易になります。

また、モーターライズド機構を搭載しているため、DAW上でトラックを切り替えると、フェーダーが自動的にそのトラックの現在のボリューム値へと瞬時に移動します。これにより、物理的なフェーダーの位置とソフトウェア上の設定値が常に一致し、パラメーターのジャンプ(急激な値の変化)を防ぐことができます。プロジェクトを開き直した際にも以前のミックス状態が物理的に再現されるため、作業の再開が非常にスムーズに行える点も大きな利点です。

スムーズなタイムライン移動を実現するジョグホイール

複雑化するDAWのプロジェクト画面において、目的の編集ポイントへ素早くアクセスするために欠かせないのが、本体右下に配置されたジョグホイールです。このジョグホイールを回転させることで、マウスのスクロールバーやキーボードの矢印キーを使用するよりも遥かに直感的かつスピーディーにタイムライン上を移動することができます。適度な重みと滑らかな回転フィーリングを備えており、長時間の編集作業でも指への負担が少なく、快適な操作感を提供します。

ジョグホイールは単なる再生位置の移動だけでなく、ズーム機能やスクラブ再生と組み合わせて使用することで、その真価を発揮します。オーディオ波形の細部を拡大してノイズの除去を行ったり、ボーカルのタイミングをミリ秒単位で補正したりする際など、精緻なエディット作業が求められる場面で絶大な威力を発揮します。PLATFORM NANOのジョグホイールは、トラックメイクや編集作業のテンポを劇的に加速させる重要なスペックの一つです。

視認性に優れたバックライト付きLCDディスプレイと各種ボタン群

コントロールサーフェスを操作する際、現在どのトラックのどのパラメーターを制御しているかを正確に把握することは極めて重要です。PLATFORM NANOには、視認性に優れたバックライト付きの小型LCDディスプレイが搭載されており、選択中のトラック名やパンニングの値、各パラメーターの現在値などがリアルタイムにテキストで表示されます。これにより、PCのモニター画面と手元のコントローラー間で視線を頻繁に往復させる必要がなくなり、作業への集中力が途切れません。

さらに、ミュート、ソロ、録音待機といった頻繁に使用する機能には、それぞれ独立した自照式のボタンが割り当てられています。これらのボタンは状態に応じて点灯・消灯するため、現在のトラックのステータスを一目で確認することができます。また、トランスポートセクションやオートメーションモードの切り替えボタンなども人間工学に基づいて配置されており、暗いスタジオ環境においても正確な操作をサポートする設計が施されています。

堅牢な金属製ケーシングによる安定したフェーダー操作

フィジカルコントローラーは直接手で触れて操作する機材であるため、本体の剛性と安定性が操作感に直結します。PLATFORM NANOは、筐体に堅牢な金属製ケーシングを採用しており、プラスチック製の安価なMIDIコントローラーにはない重厚感と高級感を備えています。この適度な重量感により、デスク上に設置した際の安定性が確保され、フェーダーを素早く動かしたり、複数のボタンを連続して押し込んだりする激しい操作を行っても、本体が不用意にズレることがありません。

金属製のボディは耐久性にも優れており、長期間にわたる過酷なスタジオユースや、ライブパフォーマンスでの持ち運びにも十分耐えうる品質を誇ります。また、底面には滑り止めのラバーパッドが配置されており、あらゆる材質のデスク表面にしっかりとグリップします。安定した土台があるからこそ、100mmモーターライズドフェーダーの繊細な操作を正確に行うことができ、プロフェッショナルな音楽制作環境にふさわしい信頼性を提供します。

Mackie ControlとHUIを活用した主要DAWとの連携を深める4つのポイント

Cubase環境におけるMackie Controlの最適な初期設定

SteinbergのCubaseは、PLATFORM NANOと極めて相性の良いDAWの一つです。Cubase環境で本機を最大限に活用するためには、Mackie Controlプロトコルを用いた適切な初期設定が不可欠です。まず、PLATFORM NANO本体の電源を入れる際に、Cubase用のモード(通常は特定のボタンを押しながら起動)を選択します。その後、Cubaseの「スタジオ設定」メニューから「デバイスの追加」を選択し、「Mackie Control」を追加します。MIDI入力および出力のポートにPLATFORM NANOを指定するだけで、基本的な連携が完了します。

設定完了後、PLATFORM NANOのフェーダーやパン・ノブ、トランスポートボタンがCubaseのミキサーと完全に同期します。Cubase特有の機能として、チャンネルのEQやセンドエフェクトのパラメーターも、本体のロータリーエンコーダーとページ切り替えボタンを使用して直接コントロールすることが可能です。この強力な連携により、Cubase上でのトラックメイクから緻密なミキシングまで、マウスに依存しないシームレスなワークフローが実現します。

Logic Proでの直感的なミキサー連携とトランスポート制御

AppleのLogic Pro環境においても、PLATFORM NANOはMackie Controlプロトコルを通じて強力なコントロールサーフェスとして機能します。Logic Proでの設定は非常にシンプルで、多くの場合、PLATFORM NANOをUSB接続してLogic Proを起動するだけで、自動的にデバイスが認識され、コントロールサーフェスとして設定されます。もし自動認識されない場合は、「コントロールサーフェス」の設定画面から手動でMackie Controlデバイスとして追加・設定を行うことができます。

Logic Proとの連携において特筆すべきは、直感的なミキサー操作とスムーズなトランスポート制御です。オートメーションの書き込みモード(Read、Write、Latch、Touch)を本体のボタンから直接切り替えることができ、ボーカルのボリューム調整やシンセサイザーのフィルター操作をリアルタイムに記録する作業が極めて快適になります。また、マーカー間の移動やループ設定などもコントローラー側から実行できるため、アレンジやエディット作業の効率が大幅に向上します。

Pro Tools環境(HUIプロトコル)におけるシームレスなトラック管理

業界標準のDAWであるAvidのPro Tools環境では、PLATFORM NANOはHUI(Human User Interface)プロトコルを使用して通信を行います。Pro Toolsでの設定は、「ペリフェラル」メニューの「MIDIコントローラー」タブから行います。タイプに「HUI」を選択し、送受信のポートとしてPLATFORM NANOを指定することで、シームレスな連携が確立されます。HUIプロトコルによる接続でも、100mmモーターライズドフェーダーの自動追従や、ミュート・ソロボタンの同期など、主要な機能は完全に動作します。

Pro Toolsでのトラック管理において、PLATFORM NANOのバンク切り替え機能は非常に有用です。大規模なレコーディングセッションで数十に及ぶトラックが存在する場合でも、8チャンネルごと、あるいは1チャンネルごとのシフトボタンを使用することで、目的のトラックへ素早くアクセスできます。また、プラグインのインサートやルーティングの確認など、Pro Tools特有のミキサーウィンドウの操作も物理的なボタンとエンコーダーで補助できるため、ミキシング作業の生産性が飛躍的に高まります。

付属ソフトウェア「iMap」を用いたMIDIマッピングのカスタマイズ

主要なDAWとの標準的な連携に加えて、PLATFORM NANOは付属の専用ソフトウェア「iMap」を使用することで、ユーザーの好みに合わせた柔軟なMIDIマッピングのカスタマイズが可能です。iMapソフトウェアをPC上で起動すると、PLATFORM NANOの仮想インターフェースが表示され、各ボタンやロータリーエンコーダーに対して任意のMIDI CC(コントロールチェンジ)メッセージやノート情報を割り当てることができます。これにより、標準のMackie ControlやHUIプロトコルでは対応しきれない特殊な操作や、サードパーティ製プラグインの独自コントロールが実現します。

例えば、頻繁に使用する特定のソフトウェア・シンセサイザーのパラメーター群を、PLATFORM NANOのエンコーダーに固定でアサインし、専用のシンセコントローラーとして活用するといった使い方が可能です。また、ライブパフォーマンス向けにAbleton Liveなどでクリップのトリガーやマクロコントロールを割り当てるなど、DTMの枠を超えたクリエイティブな用途にも対応します。iMapによるカスタマイズ性は、PLATFORM NANOを真の意味でユーザー専用のコントロールサーフェスへと進化させます。

プロの現場で役立つPlatform Nanoの4つの実践的な活用法

複数トラックの音量バランスを瞬時に整えるミキシング手法

実際のミキシング作業において、楽曲全体のグルーヴや立体感を決定づけるのは、各トラックの精緻な音量バランスです。PLATFORM NANOを活用することで、プロフェッショナルなエンジニアが行うような、耳で聴きながら直感的にバランスを整える手法を取り入れることができます。まず、ドラムやベースといったリズムセクションのトラックを順番に選択し、100mmフェーダーを使用して基本となる土台の音量を設定します。モーターライズドフェーダーが瞬時に現在値に移動するため、トラックを切り替えながらの作業でもパラメーターのズレが生じません。

次に、ボーカルや上モノの楽器をミックスに加えていく際、画面の数値を見るのではなく、目を閉じて音に集中しながらフェーダーを上下させることで、音楽的に最も心地よいスイートスポットを見つけ出すことができます。また、フェーダーで音量を決定した後、ロータリーエンコーダーを使用してパンニングを調整し、音像の広がりを定位させます。このように、視覚情報に頼らないフィジカルなアプローチにより、立体的で奥行きのあるプロクオリティのミックスを素早く構築することが可能になります。

モーターライズドフェーダーを駆使した精度の高いオートメーション

現代の音楽制作において、楽曲に生命力とダイナミクスを与えるオートメーションの書き込みは不可欠なプロセスです。PLATFORM NANOのモーターライズドフェーダーは、このオートメーション作業において真価を発揮します。ボーカルトラックの音量(ボーカルライダー的な手動調整)を行う際、DAWのオートメーションモードを「Touch」または「Write」に設定し、楽曲を再生しながらフェーダーを指で操作します。100mmの長いストロークにより、ブレスの微細な音量調整からサビでのダイナミックな盛り上げまで、感情豊かなボリュームカーブをリアルタイムで記録できます。

さらに、書き込んだオートメーションを再生して確認する際、モーターライズド機構によりフェーダーが記録されたカーブに合わせて自動的に上下に動きます。これにより、視覚的にもボリュームの変化を直感的に把握することができます。修正が必要な箇所があれば、再生中にフェーダーに触れるだけで一時的に上書きモード(Touchモード時)になり、指を離せば元のカーブに戻るといった、プロのスタジオコンソールと同様の高度なオートメーション編集が自宅のDTM環境で実現します。

ジョグホイールを活用したスピーディーな編集ポイントの検索

レコーディング後のエディット作業では、ノイズの除去やタイミングの補正を行うために、特定の編集ポイントを正確かつ迅速に見つけ出す必要があります。PLATFORM NANOのジョグホイールを活用すれば、この検索作業のスピードが劇的に向上します。例えば、ギターのカッティングトラックでタイミングのズレが生じている箇所を探す際、ジョグホイールを回してタイムライン上を前後にスクラブ再生することで、波形の視覚情報だけでなく、音の立ち上がり(アタック)を耳で確認しながらピンポイントで場所を特定できます。

また、DAWのズーム機能と連携させることで、ジョグホイールの利便性はさらに高まります。大まかな位置まではジョグホイールを早く回して移動し、目的の箇所の付近でズームインのショートカットキー(または割り当てたボタン)を押し、波形を拡大してからゆっくりとホイールを回して正確なカットポイントを決定します。マウスのドラッグ操作では難しい、このような緩急をつけたタイムラインのナビゲーションが可能になることで、煩雑なエディット作業の疲労を大幅に軽減し、制作の時短化に貢献します。

プラグインパラメーターのフィジカル制御によるサウンドメイク

PLATFORM NANOは、ボリュームやパンニングの調整だけでなく、インサートされた各種エフェクト・プラグインのパラメーター制御にも強力な威力を発揮します。多くのDAWでは、Mackie Controlプロトコルを通じて、選択したトラックにインサートされているプラグインのパラメーターを、本体のロータリーエンコーダーに自動的にマッピングする機能を備えています。これにより、アナログの実機エフェクターを操作するような感覚で、デジタルプラグインのサウンドメイクを行うことができます。

例えば、アナログモデリングのEQプラグインを使用する際、周波数(フリケンシー)やQ幅、ゲインアップ/ダウンをエンコーダーで直接操作しながら音作りに集中できます。また、シンセサイザーのフィルターカットオフを楽曲の展開に合わせて徐々に開いていくようなパフォーマンスも、物理的なノブを回すことで、マウスで直線的なオートメーションを描くよりも遥かに音楽的でグルーヴ感のある変化を生み出すことができます。プラグインのフィジカル制御は、デジタル環境におけるクリエイティビティを大いに刺激します。

DTM環境をプロフェッショナル仕様へ昇華させる4つの導入メリット

音楽制作の時短化による制作業務の生産性向上

ICON DIGITALのPLATFORM NANOをDTM環境に導入する最大のメリットの一つは、音楽制作のあらゆるフェーズにおける劇的な時短化と生産性の向上です。マウスとキーボードのみに依存した環境では、画面上の小さなUIをクリックするために細かな手の動きが要求され、これが長時間の作業においては疲労の蓄積と作業スピードの低下を招きます。しかし、フィジカルコントローラーを導入することで、トランスポート操作、トラックの選択、ミュート/ソロの切り替え、音量調整といった頻繁に行うアクションを、直感的な物理操作に置き換えることができます。

この「手元を見ずに操作できる」という利点は、思考のスピードに作業スピードを追いつかせる重要な要素です。インスピレーションが湧いた瞬間に即座に録音を開始し、アイデアを素早く形にしていく。そして、ミックスダウンの際にも複数のパラメーターを同時に操作してスピーディーにバランスを整える。このような一連の効率化により、1曲を完成させるまでに要するトータルの作業時間が大幅に短縮され、プロのクリエイターにとってはより多くの案件をこなすための強力な武器となります。

フィジカルな操作感がもたらすクリエイティビティの促進

音楽は本質的に「音を聴き、感じる」ものであり、視覚情報に偏りがちなPC画面での作業は、時にクリエイティビティを制限してしまうことがあります。PLATFORM NANOが提供するフィジカルな操作感は、クリエイターの聴覚と触覚を直結させ、より直感的で芸術的な表現を引き出します。100mmモーターライズドフェーダーの滑らかな抵抗感や、ロータリーエンコーダーの確かなクリック感は、楽器を演奏している時のような没入感を制作プロセスにもたらします。

画面上の波形や数値グラフを「見る」のではなく、スピーカーから出力される音を「聴きながら」、指先でフェーダーを微調整する。このアナログライクなアプローチにより、機械的な完璧さよりも、人間味のある自然なグルーヴやダイナミクスを楽曲に吹き込むことが容易になります。フィジカルコントローラーを通じたサウンドとの直接的な対話は、単なる作業効率の向上を超えて、音楽そのもののクオリティを一段高いレベルへと引き上げる重要な役割を担っています。

別売り専用ディスプレイ(D2)追加による視認性のさらなる拡張

PLATFORM NANOは単体でも優れた視認性を持つLCDディスプレイを備えていますが、システムをさらにプロフェッショナル仕様へ拡張するためのオプションとして、別売りの専用ディスプレイユニット「Platform D2」を追加することが可能です。この専用ディスプレイを本体上部に装着することで、各トラックのパラメーター情報やメーター表示がより大きく、より詳細に視認できるようになります。これにより、PCモニターへの視線移動を極限まで減らすことができます。

Platform D2を追加した環境では、現在操作しているトラックの名称、パンの位置、ボリュームのdb値、さらにはプラグインのパラメーター名などが大型画面に一覧表示されるため、複雑なミックスダウン作業時のミスを未然に防ぐことができます。スタジオの照明を落とした環境でも鮮明に情報を読み取れるバックライト付きディスプレイは、長時間のセッションにおける目の疲労軽減にも貢献します。将来的な拡張性を備えている点も、PLATFORM NANOを長く愛用できる大きな理由の一つです。

コンパクトなMIDIコントローラーが実現する柔軟なスタジオ構築

現代の音楽制作環境は、大規模な商用スタジオから、ベッドルームの省スペースなDTM環境、さらにはラップトップ一台で完結するモバイル環境まで、多様化の一途を辿っています。PLATFORM NANOは、そのコンパクトな筐体サイズにより、あらゆる環境において柔軟なスタジオ構築を可能にします。フルサイズの大型コントロールサーフェスを導入することが物理的に困難なデスクであっても、PLATFORM NANOであればキーボードやオーディオインターフェースの横に無理なく配置することができます。

また、USBバスパワー駆動(※モーターライズドフェーダーを最適に動作させるためには付属の電源アダプターの使用を推奨)や軽量な設計により、自宅スタジオだけでなく、外部のレコーディングスタジオやライブ会場への持ち込みも容易です。外出先でも普段と全く同じ操作感でミックスの微調整やトラックメイクを行えることは、場所を選ばずに活動する現代のクリエイターにとって計り知れないメリットとなります。PLATFORM NANOは、スペースの制約を言い訳にしない、妥協なき音楽制作環境を提供します。

よくある質問(FAQ)

Q1: PLATFORM NANOはどのDAWソフトウェアに対応していますか?

A1: PLATFORM NANOは、Mackie ControlおよびHUIプロトコルに対応しているため、Cubase、Nuendo、Logic Pro、Pro Tools、Ableton Live、Studio One、FL Studioなど、市販されているほぼすべての主要なDAWソフトウェアと互換性があります。接続して適切なプロトコルを選択するだけで、すぐにコントロールサーフェスとして使用を開始できます。

Q2: モーターライズドフェーダーを動かすために別途電源は必要ですか?

A2: PLATFORM NANO本体はUSB接続によるバスパワーでも基本的なボタン操作などは機能しますが、100mmモーターライズドフェーダーをスムーズかつ正確に駆動させるためには、十分な電力を供給する必要があります。そのため、製品に付属している専用のACアダプターを接続してご使用いただくことを強く推奨しています。

Q3: 1つのフェーダーで複数のトラックをコントロールすることは可能ですか?

A3: はい、可能です。PLATFORM NANO本体に備わっている「バンク」ボタンや「チャンネル」ボタンを使用することで、DAW上のコントロール対象トラックを8チャンネル単位、または1チャンネル単位で左右にシフトさせることができます。これにより、1本のフェーダーでプロジェクト内の無数にあるトラックへ順番にアクセスし、コントロールすることができます。

Q4: PLATFORM NANOはWindowsとMacの両方で使用できますか?

A4: はい、WindowsとMacの両方のオペレーティングシステムに完全対応しています。専用のドライバーをインストールする必要はなく、USBケーブルでコンピュータに接続するだけで、クラスコンプライアントデバイスとして標準のMIDIコントローラーとして認識されます。(ファームウェアのアップデートやiMapソフトウェアの使用には専用アプリが必要です)

Q5: プラグイン・エフェクトのパラメーターも操作できますか?

A5: はい、操作可能です。ご使用のDAWがMackie Controlプロトコルによるプラグインコントロールに対応している場合、PLATFORM NANOのエンコーダーを使用してEQやコンプレッサーなどのパラメーターを直接操作できます。また、付属の「iMap」ソフトウェアを使用して、任意のMIDI CCを割り当て、お好みのプラグインをカスタムコントロールすることも可能です。

ICON DIGITAL PLATFORM NANO フィジカルコントローラー

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