ライブ配信を高品質に:ZOOM AMS-22オーディオインターフェースの導入メリットと活用法

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PANDASTUDIO.TVのCEOの西村正宏のWeb上ニックネーム。東京都中央区在住。兵庫県たつの市出身。早稲田大学大学院で情報工学の修士号。駒澤大学大学院で経営学の修士号を取得。IT,インターネット、AI、映像機器、音響機器を愛す。

昨今、ライブ配信やポッドキャスト、DTMなどのオンラインコンテンツ制作において、音質の向上は視聴者のエンゲージメントを高めるための最重要課題となっています。本記事では、高品質な録音・配信環境を構築したいと考えるクリエイターやビジネスパーソンに向けて、ZOOM(ズーム)のオーディオインターフェース「AMS-22」の導入メリットと具体的な活用法を詳しく解説いたします。AMS-22は、2イン/2アウト(2in/2out)の柔軟な設計と最新のUSB-Type-C接続を備え、コンパクトなブラックボディにプロフェッショナルな機能を凝縮した画期的な録音機材です。ライブ配信から宅録、本格的な音楽制作まで、あらゆるシチュエーションで高いパフォーマンスを発揮する本製品の魅力に迫ります。

ZOOM AMS-22の基本仕様と4つの優れた特徴

2イン/2アウトの柔軟な入出力設計

ZOOM(ズーム)のオーディオインターフェース「AMS-22」は、2イン/2アウト(2in/2out)という非常に実用的かつ柔軟な入出力設計を採用しています。入力側には、マイクや楽器を接続できるコンボジャックと、ステレオライン入力用の端子を備えており、ボーカル録音からシンセサイザーのステレオ入力まで幅広い用途に対応可能です。出力側には、モニタースピーカーへ接続するためのメインアウトプットに加え、独立したヘッドフォン出力を搭載しているため、録音中の緻密なモニタリングが容易に行えます。

この2イン/2アウトの構成は、複雑な配線を必要とせず、ライブ配信や宅録、DTMといったパーソナルな音楽制作環境において必要十分な入出力を提供します。限られたスペースでも直感的に機材をコントロールできるため、初めてオーディオインターフェースを導入する方から、サブ機を探しているプロフェッショナルまで、幅広いユーザーにとって理想的な選択肢となります。

最新のUSB-Type-C接続による安定したデータ転送

本製品は、現代のデジタルデバイスにおける標準規格となりつつあるUSB-Type-C(USB-C)接続を採用しています。この最新のインターフェースにより、PCやMac、さらにはモバイルデバイスとの間で、極めて安定した高速データ転送を実現しています。ライブ配信やDTMにおける録音では、音声データの遅延(レイテンシー)や転送エラーが致命的なトラブルに直結する可能性がありますが、USB-Type-Cの広帯域な通信能力により、そうしたリスクを最小限に抑えることが可能です。

また、コネクタの上下を問わないリバーシブル設計は、暗いステージ袖や配線が入り組んだデスク裏など、視界が悪い環境でのセットアップ時にも大きなメリットをもたらします。さらに、USBバスパワー駆動にも対応しているため、別途ACアダプターを用意することなく、ケーブル1本で電源供給とデータ通信を完結させることができ、機動性の高い録音・配信環境の構築に貢献します。

持ち運びに便利な軽量・コンパクトなブラックボディ

ZOOM AMS-22は、重さを感じさせない軽量設計と、手のひらに収まるほどのコンパクトなサイズ感を両立しています。マットな質感のブラックボディは、プロフェッショナルな機材としての重厚感と洗練されたデザイン性を備えており、どのようなデスク環境やスタジオにも自然に調和します。この卓越した携帯性は、自宅での宅録やDTM環境にとどまらず、外出先でのポッドキャスト収録、スタジオへの持ち込み、さらには屋外でのライブ配信など、多様なフィールドワークにおいて強力な武器となります。

バッグのわずかな隙間に収納できるため、ノートPCや他の録音機材と一緒に持ち運んでも負担になりません。堅牢なハウジングは移動中の衝撃にも強く、常に最高のパフォーマンスを要求されるクリエイターの過酷な使用環境に耐えうる耐久性を確保しています。コンパクトでありながら妥協のない機能性を詰め込んだブラックの筐体は、現代のモバイルクリエイターにとって欠かせないパートナーとなるでしょう。

PC・スマートフォン・タブレットへの幅広い対応力

多様化するコンテンツ制作の現場において、ZOOM AMS-22はWindowsやMacといったPC環境への対応はもちろんのこと、iOSやAndroidを搭載したスマートフォン、タブレット端末にも幅広く対応する高い互換性を誇ります。特別なドライバーをインストールすることなく、デバイスに接続するだけで即座に認識されるクラスコンプライアント設計を採用しているため、出先で急遽スマートフォンを使って高品質なライブ配信を行いたい場合や、タブレットベースのDAWアプリで音楽制作のアイデアをスケッチしたい場合にも瞬時に対応可能です。

このクロスプラットフォーム対応力により、自宅のメインPCで構築した制作環境のクオリティを、そのままモバイル環境へ持ち出すことが実現します。さらに、PCとモバイルデバイスを併用するハイブリッドな配信スタイルにおいても、シームレスな機材連携が可能となり、クリエイターの創造性をプラットフォームの壁によって制限することはありません。

ライブ配信を劇的に向上させる4つの導入メリット

高音質化による視聴者のエンゲージメント向上

ライブ配信において、映像の美しさ以上に重要視されるのが「音声のクオリティ」です。ZOOM AMS-22を導入することで、PCやスマートフォンの内蔵マイクでは到底到達できない、クリアで解像度の高い音声を提供することが可能になります。高性能なマイクプリアンプが微細な声のニュアンスや息遣いまで正確に捉え、ノイズの少ないクリアな信号としてデジタル変換します。

視聴者は、聞き取りにくい音声によるストレスから解放され、配信者の言葉や表現に深く没入することができるようになります。ビジネスウェビナーにおける説得力の向上や、エンターテインメント配信におけるファンとの親密なコミュニケーションの構築など、高音質化は視聴者の離脱率を低下させ、エンゲージメントを飛躍的に高めるための最も効果的な投資と言えます。配信機材のアップグレードは、コンテンツそのものの価値を底上げする重要なプロセスです。

ループバック機能によるBGMと音声のスムーズなミックス

現代のライブ配信において必要不可欠な機能である「ループバック」を、AMS-22はハードウェアスイッチ一つで簡単に有効化することができます。この機能を使用することで、PC上で再生しているBGMやゲームのオーディオと、マイクから入力された配信者の音声を、オーディオインターフェース内部で自動的にミックスし、配信ソフトウェアへと送出することが可能です。複雑なソフトウェアミキサーの設定や仮想オーディオケーブルのルーティングに頭を悩ませる必要はありません。

トーク中心のポッドキャスト配信でBGMを流しながら進行する場面や、ゲーム実況においてゲーム音と実況音声を絶妙なバランスで届ける場面など、あらゆるシチュエーションでプロフェッショナルな音声演出を容易に実現します。ループバック機能の搭載は、ワンオペレーションで配信を行うクリエイターにとって、作業負荷を大幅に軽減し、コンテンツの質を高める強力なサポートとなります。

直感的なハードウェアスイッチによる操作性の高さ

配信中のトラブルを未然に防ぎ、スムーズな進行を維持するためには、機材の直感的な操作性が不可欠です。ZOOM AMS-22は、本体のトップパネルにゲインコントロールノブやボリュームノブ、そして各種機能の切り替えスイッチを人間工学に基づいて配置しています。ソフトウェアの画面を開いてマウスで操作することなく、物理的なツマミやスイッチに直接触れて瞬時に音量調整や設定変更が行えるため、配信中の咄嗟の状況変化にも迅速に対応可能です。

例えば、マイクの入力レベルが大きすぎた場合のゲイン調整や、ダイレクトモニターのオン/オフ切り替えなどが、手元の操作だけで完結します。この「見て触って分かる」ハードウェアならではの操作性は、機材の扱いに不慣れな初心者から、一瞬の判断が求められるプロの現場まで、あらゆるユーザーに安心感と確実なコントロールを提供し、ライブ配信のクオリティを根底から支えます。

外部電源不要なバスパワー駆動による配信環境の簡略化

ZOOM AMS-22は、USB-Type-C接続によるバスパワー駆動に対応しているため、コンセントからの外部電源供給を必要としません。PCやタブレットとUSBケーブル1本で接続するだけで、オーディオインターフェースとしての全機能を利用することができます。この仕様は、デスク周りの配線を劇的にスッキリさせるだけでなく、電源の確保が難しい屋外やカフェ、貸し会議室などでのモバイル配信において絶大なメリットをもたらします。

余計なACアダプターや電源ケーブルを持ち歩く必要がなくなり、セットアップと撤収の時間を大幅に短縮することが可能です。また、配線がシンプルになることで、ケーブルの断線や抜けによる配信トラブルのリスクも低減されます。バスパワー駆動でありながら、コンデンサーマイクに必要な48Vファンタム電源の供給も安定して行えるため、配信環境の簡略化とプロ品質の音声収録を高い次元で両立させています。

ポッドキャストや宅録における4つの活用法

高性能マイクプリアンプを活かしたクリアな音声収録

ポッドキャストや宅録において、音声の明瞭さは作品の品質を決定づける中核的な要素です。ZOOM AMS-22に搭載されている高性能マイクプリアンプは、低ノイズかつ広ダイナミックレンジを実現しており、接続されたマイクのポテンシャルを最大限に引き出します。ダイナミックマイクの力強い低音から、コンデンサーマイクの繊細な高音域まで、原音に忠実で色付けのないクリアな音声をキャプチャすることが可能です。

特に、声のトーンや抑揚が重要となるポッドキャスト収録では、パーソナリティの個性を損なうことなく、リスナーの耳に心地よく届く音質を提供します。また、宅録におけるボーカル録音においても、後段のプラグインエフェクトでの処理がしやすい、プレーンで高品質なオーディオデータを録音できるため、ミキシングの自由度が大幅に向上し、最終的な作品のクオリティアップに直結します。

複数人での対談収録におけるチャンネルの使い分け

ZOOM AMS-22の2イン/2アウト構成は、パーソナリティとゲストの2名で行うポッドキャスト対談収録に最適なソリューションを提供します。入力1にメインパーソナリティのマイクを、入力2にゲストのマイクを接続することで、それぞれの音声を完全に独立したトラックとしてDAWソフトウェアに録音することが可能です。

この独立したチャンネル収録により、編集段階で「ゲストの声だけ音量を上げる」「パーソナリティのトラックだけにノイズ除去エフェクトをかける」といった個別の音声処理が容易になります。1つのトラックにミックスされて録音されてしまうミキサーとは異なり、後からの細かな調整が効くため、プロフェッショナルなラジオ番組に匹敵する高品質な対談コンテンツを制作することができます。コンパクトな機材でありながら、柔軟なポストプロダクションを前提とした本格的な収録環境を構築できる点は、本製品の大きな魅力です。

楽器演奏とボーカルの同時録音(弾き語り)への応用

アコースティックギターの弾き語りなど、楽器演奏とボーカルを同時に録音する宅録シーンにおいても、ZOOM AMS-22は優れたパフォーマンスを発揮します。コンボジャック仕様の入力1にボーカル用のマイクを接続し、入力2にギターのライン出力(またはマイク)を接続することで、歌と伴奏を同時に、かつ独立したトラックとしてキャプチャすることができます。Hi-Zスイッチをオンにすれば、エレアコやエレキギターの直接入力にも対応し、インピーダンスのミスマッチによる音痩せを防ぎます。

演奏のグルーヴ感やボーカルとの一体感を損なうことなく、高解像度なデジタルデータとして記録できるため、弾き語りのライブ配信やYouTube用の「歌ってみた」動画の制作に最適です。直感的なゲイン調整により、ボーカルと楽器のバランスを素早く整えることができ、クリエイターは複雑な機材操作に煩わされることなく、目の前のパフォーマンスに集中することができます。

ノイズを抑えた高品質なナレーション制作環境の構築

企業のプロモーションビデオやオーディオブック、YouTube動画のナレーション制作など、極めて高い静寂性とクリアな音声が求められる録音において、ZOOM AMS-22は理想的な宅録環境を提供します。高品質なA/Dコンバーターと低ノイズ設計の回路により、無音部分のヒスノイズや電気的な干渉を最小限に抑え、ナレーターの息遣いやリップノイズまで正確に捉える解像度を誇ります。

ダイレクトモニター機能を使用すれば、録音中の自分の声を遅延なくヘッドフォンで確認できるため、ピッチやトーンの微細なコントロールが可能となり、テイクの質を向上させることができます。また、コンパクトな筐体は防音ブースや吸音材を配置した限られたスペースにも設置しやすく、機材の冷却ファンなどによる物理的なノイズも発生しません。プロフェッショナルなナレーション制作に不可欠な「静寂」と「高音質」を、手軽なセットアップで実現する強力な録音機材です。

DTM・音楽制作者に推奨される4つの理由

レイテンシーを極限まで抑えたダイレクトモニター機能

DTMや音楽制作のプロセスにおいて、録音時の音声遅延(レイテンシー)は、演奏のリズムやボーカルのピッチに悪影響を及ぼす重大な問題です。ZOOM AMS-22には、PCを経由せずにオーディオインターフェース内部で入力音声を直接ヘッドフォンやスピーカーに出力する「ダイレクトモニター機能」が搭載されています。本体のスイッチを切り替えるだけで、レイテンシーが実質ゼロの状態で自分の演奏や歌声をモニタリングすることが可能になります。

これにより、DAWソフトウェア側で重いプラグインエフェクトを多用しているプロジェクトであっても、録音時の遅延ストレスから完全に解放されます。ギタリストの速弾きや、リズムにシビアなラップのレコーディングなど、タイミングの正確さが要求されるあらゆる音楽制作の現場において、ダイレクトモニター機能はクリエイターのパフォーマンスを最大限に引き出すための必須機能と言えます。

Hi-Zスイッチ搭載によるギター・ベースの直接入力対応

エレキギターやエレキベースをPCに直接接続して録音・アンプシミュレーターで加工する現代のDTM環境において、入力インピーダンスの適切なマッチングは音質を左右する重要な要素です。ZOOM AMS-22は、入力端子にHi-Z(ハイインピーダンス)切り替えスイッチを搭載しており、パッシブタイプのピックアップを搭載したギターやベースを直接接続(DI接続)することが可能です。

Hi-Zスイッチをオンにすることで、高音域の劣化(音痩せ)を防ぎ、楽器本来の豊かな倍音やアタック感を損なうことなく、鮮明な信号としてDAWに送り込むことができます。これにより、後段のアンプシミュレーターやエフェクトプラグインのノリが格段に向上し、リアルで迫力のあるギターサウンドを構築することが可能になります。別途ダイレクトボックス(DI)を用意する必要がなく、コンパクトなAMS-22一台で完結するため、ギタリストやベーシストの宅録機材として非常に高い利便性を誇ります。

主要なDAWソフトウェアとの高い互換性とシームレスな連携

音楽制作を円滑に進めるためには、オーディオインターフェースとDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトウェアとの相性が極めて重要です。ZOOM AMS-22は、Cubase、Studio One、Ableton Live、Logic Pro、Pro Toolsといった世界中のプロフェッショナルが愛用する主要なDAWソフトウェアと高い互換性を持ち、シームレスな連携を実現しています。

専用のASIOドライバー(Windows環境)をインストールすることで、安定した動作と低レイテンシー環境を構築でき、複数トラックの同時再生や重いソフトウェア音源の駆動時でも、音切れやノイズの発生を最小限に抑えます。また、Mac環境ではCore Audioに標準対応しているため、接続するだけで即座に最適なパフォーマンスを発揮します。このプラットフォームやソフトウェアを選ばない汎用性の高さは、制作環境の移行や他のクリエイターとのコラボレーション時にも大きなアドバンテージとなります。

プロフェッショナルな制作に耐えうる解像度の高い音質

ZOOM AMS-22は、エントリーからミドルクラスの価格帯でありながら、プロフェッショナルな音楽制作の要求に応えうる高解像度なオーディオスペックを備えています。最大24-bit/96kHzのハイレゾリューション録音・再生に対応しており、アコースティック楽器の繊細な響きや、空間系エフェクトのリッチな残響音まで、原音の持つ情報を余すことなくデジタル化します。

この高いサンプリングレートとビット深度は、ミックスやマスタリングの段階で音源を大きく加工する際にも、音質の劣化を最小限に食い止める「ヘッドルームの広さ」を提供します。低域のタイトさ、中域の豊かな表現力、高域の透明感を兼ね備えたフラットな音質特性は、モニタースピーカーやヘッドフォンを通じた正確な音像の把握を可能にし、意図した通りのサウンドメイキングを強力にサポートします。妥協のない音質を追求するDTMクリエイターにとって、AMS-22は信頼できるサウンドの心臓部となります。

ZOOM AMS-22のセットアップを完了させる4つの手順

USB-Cケーブルを用いたデバイスとの物理的な接続

ZOOM AMS-22のセットアップは、非常にシンプルかつ直感的に行えるよう設計されています。最初のステップは、付属または市販の高品質なUSB-Cケーブルを使用して、オーディオインターフェース本体とPC、Mac、あるいはスマートフォン等のデバイスを物理的に接続することです。バスパワー駆動に対応しているため、PCのUSBポートに接続するだけで本体の電源がオンになり、インジケーターが点灯して通電状態を知らせます。

スマートフォンやタブレットなど、バスパワー供給が不足する可能性のあるデバイスと接続する場合は、必要に応じて外部から電源を供給するための補助ポートを活用することで、安定した動作を確保できます。物理的な接続が完了したら、本体が平らで安定したデスク上に配置されていること、そしてケーブルに無理なテンションがかかっていないことを確認し、安全な録音・配信環境の土台を整えます。

専用ドライバーのインストールと初期設定の実行

物理的な接続が完了したら、次はソフトウェア側の設定に進みます。MacやiOS/Androidデバイスを使用する場合は、クラスコンプライアント対応によりドライバーのインストールは不要で、接続後すぐにOS標準のオーディオデバイスとして認識されます。一方、Windows PCでDTMや高音質な配信を行う場合は、ZOOMの公式ウェブサイトから最新の専用ASIOドライバーをダウンロードし、インストールすることを強く推奨します。

専用ドライバーを導入することで、レイテンシー(遅延)の最適化や、より安定したオーディオ処理が可能になります。インストールが完了したら、PCの「サウンド設定」を開き、入力および出力デバイスとして「ZOOM AMS-22」が正しく選択されていることを確認します。この初期設定を確実に行うことが、後のトラブルを防ぎ、機材のパフォーマンスを100%引き出すための重要な鍵となります。

マイクおよびヘッドフォンの適切なルーティング設定

デバイスの認識が確認できたら、実際に音を入出力するためのオーディオ機器を接続し、ルーティング(経路)の設定を行います。まず、入力端子(インプット1/2)に使用するマイクや楽器を接続します。コンデンサーマイクを使用する場合は、必ず接続後に本体の「48V」スイッチをオンにしてファンタム電源を供給してください。次に、出力端子にモニタリング用のヘッドフォンやアクティブスピーカーを接続します。

ここで重要なのが、入力ゲインと出力ボリュームの適切な調整です。マイクに向かって通常の音量で話し(または楽器を演奏し)、本体のSIG/PEAKインジケーターが赤色に点灯しない(クリップしない)範囲で、ゲインノブを適切なレベルまで上げます。同時に、ダイレクトモニター機能のスイッチをオンにして、ヘッドフォンから自分の声や演奏が遅延なく、かつクリアに聞こえることを確認し、録音の準備を整えます。

配信ソフト(OBS等)上でのオーディオ入力デバイス指定

セットアップの最終段階として、ライブ配信や録音に使用するアプリケーション側でのデバイス指定を行います。代表的な配信ソフトウェアであるOBS Studioを例に挙げると、設定メニューの「音声」タブを開き、「マイク音声」の項目で「ZOOM AMS-22」を明示的に選択します。これにより、オーディオインターフェースに入力された高音質な音声が、配信ソフトへと正確にルーティングされます。

さらに、BGMとマイク音声をミックスして配信したい場合は、AMS-22本体の「LOOPBACK」スイッチをオンに設定します。OBS側のオーディオミキサー画面で、音声の入力レベルが適切に振れていること、ノイズが乗っていないことをテスト録画機能などを用いて事前に確認します。これらの設定を確実に行うことで、ZOOM AMS-22を中核としたプロフェッショナルなライブ配信システムが完成し、いつでも高品質なコンテンツを世界に向けて発信できるようになります。

配信機材選びでZOOM AMS-22と比較検討すべき4つのポイント

必要な入力端子数(2in/2out)と将来的な拡張性の確認

配信機材やオーディオインターフェースを選定する際、最も重要な基準の一つが「入出力端子の数」です。ZOOM AMS-22は「2イン/2アウト」の構成を採用しており、マイク1本と楽器1本、あるいは対談用のマイク2本といった一般的な用途には十分に対応できます。しかし、ドラムのマルチマイク録音や、3人以上のゲストを招いたポッドキャスト収録、複数のシンセサイザーを同時に接続するような複雑なセットアップを将来的に想定している場合は、入力端子数が不足する可能性があります。

導入を検討する際は、現在自分が制作しているコンテンツのスタイルだけでなく、1〜2年後にどのような規模の配信や録音を行いたいかという「将来的な拡張性」を視野に入れることが重要です。パーソナルな用途やモバイル性を最優先するのであれば、AMS-22の2in/2out設計は無駄のない最適な選択となります。

携帯性とデスク上の省スペース性のバランス

オーディオインターフェースの物理的なサイズと重量は、作業環境の快適さに直結します。ZOOM AMS-22は、ブラックで統一された非常にコンパクトかつ軽量なボディを特徴としており、デスク上のスペースを占有しません。ノートPCや他の機材と並べて配置しても圧迫感がなく、限られたスペースでの宅録や配信環境において大きなメリットとなります。

また、頻繁にスタジオやカフェ、イベント会場などに機材を持ち運ぶモバイルクリエイターにとって、この優れた携帯性は他の大型機材にはない魅力です。一方で、常に固定のスタジオデスクに設置し、多数のケーブルを繋ぎっぱなしにするような運用を想定している場合は、ある程度の重量とサイズがある据え置き型の機材の方が、ケーブルの重みで本体が動いてしまうのを防げる場合があります。自身のワークスタイルと環境に合わせて、携帯性と安定性のバランスを評価することが重要です。

導入コストに対する機能性(コストパフォーマンス)の評価

機材投資において、コストパフォーマンスの評価はビジネス的観点からも欠かせません。ZOOM AMS-22は、高性能なマイクプリアンプ、USB-Type-C接続、ループバック機能、ダイレクトモニタリングなど、ライブ配信やDTMに必要とされる現代的な機能を網羅していながら、非常に手の届きやすい価格帯を実現しています。同等の機能を備えた他社製のオーディオインターフェースと比較しても、そのコストパフォーマンスの高さは突出しています。

高価なハイエンド機材を導入すれば更なる高音質化や多機能化が見込めますが、投資対効果(ROI)を考慮した場合、AMS-22は「最小限のコストで最大限のクオリティアップ」を図るための最適なソリューションと言えます。特に、これから本格的な配信や音楽制作をスタートするクリエイターにとって、余った予算をより良いマイクや照明機材への投資に回すことができる点は、全体的なコンテンツ品質の向上に大きく貢献します。

ライブ配信特化型ミキサー機能とDTM向け機能の適合性

市場には、ライブ配信に特化したフェーダー付きの配信用ミキサーや、純粋な音楽制作(DTM)のみを追求したオーディオインターフェースなど、様々な機材が存在します。ZOOM AMS-22は、その両者のニーズをバランス良く満たすハイブリッドな設計が特徴です。ループバック機能や直感的なハードウェアスイッチによる操作性は、ライブ配信における利便性を大きく高めます。同時に、最大24-bit/96kHzの高解像度録音やHi-Z入力対応、主要DAWとの互換性など、本格的なDTMに不可欠なスペックも妥協なく搭載されています。

もし、ポン出し機能や複雑なエフェクト処理を本体のみで行いたい場合は配信特化型ミキサーを、多数のアウトボード機材と連携するプロスタジオ用途であればハイエンドなDTM専用機を検討すべきかもしれません。しかし、「高品質なライブ配信」と「本格的な音楽制作」の双方をシームレスに行き来したいクリエイターにとって、AMS-22は最も適合性の高いオールラウンダーな機材として機能します。

よくある質問(FAQ)

Q1: ZOOM AMS-22はiPhoneやiPadなどのiOSデバイスでも使用できますか?

はい、使用可能です。ZOOM AMS-22はクラスコンプライアントに対応しているため、特別なドライバーをインストールすることなく、Apple純正のUSBカメラアダプタ等を使用してiPhoneやiPadに接続するだけで、高品質なオーディオインターフェースとして認識されます。モバイル環境での手軽なライブ配信や録音に最適です。

Q2: ループバック機能はどのように設定するのですか?

ZOOM AMS-22のループバック機能は、本体に搭載されている物理的な「LOOPBACK」スイッチをオンにするだけで簡単に有効化できます。これにより、PCで再生しているBGMやゲーム音と、マイクに入力された音声を自動的にミックスして配信ソフトウェア(OBSなど)に送出することが可能になります。複雑なソフトウェアの設定は不要です。

Q3: ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの両方に対応していますか?

はい、両方に対応しています。コンボジャック入力はダイナミックマイクの接続はもちろんのこと、本体の「48V」スイッチをオンにすることでファンタム電源を供給できるため、プロフェッショナルなコンデンサーマイクも問題なく使用可能です。用途に合わせて最適なマイクを選択できます。

Q4: ZOOM AMS-22をPCに接続しても音が出ない場合の対処法は?

まずはUSBケーブルが正しく接続され、本体の電源ランプが点灯しているか確認してください。次に、PC側のサウンド設定(Windowsの場合は「サウンドコントロールパネル」、Macの場合は「Audio MIDI設定」)で、入力および出力デバイスが「ZOOM AMS-22」に設定されているか確認します。また、Windows環境でDTMソフトを使用する場合は、専用のASIOドライバーが正しくインストールされているか確認してください。

Q5: ギターを直接接続して録音することは可能ですか?

可能です。ZOOM AMS-22の入力端子はHi-Z(ハイインピーダンス)入力に対応しています。エレキギターやエレキベースを接続する際は、本体の「GUITAR (Hi-Z)」スイッチをオンにすることで、インピーダンスの不整合による音痩せを防ぎ、楽器本来のクリアでダイナミックなサウンドを直接DAWに録音することができます。

ZOOM オーディオインターフェース ブラック 2イン/2アウトUSB-Type-C AMS-22

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