映像を切り替えるだけならどのスイッチャーでもできます。違いが出るのは、ロゴやテロップ、ワイプの重ね方と、操作のしやすさ。Roland V-1-4Kは合成(コンポジット)に加えて、V1シリーズ初のLAN端子によるPTZ制御と、自由に機能を割り当てられるアサイナブルパッドを新たに備えています。
体験会ダイジェスト5本目で、伊藤さんが画面合成の3パターンと新機能、そして使う前に知っておきたい制約を説明しています。
約5分。合成の組み合わせと、アサイナブルパッドが従来機とどう違うのかが整理されています。
動画で紹介しているスイッチャーはこちら:
画面合成は大きく3パターン
- DSK:プログラム映像の上にロゴ・テロップを重ねる
- ピクチャーインピクチャー(PinP):子画面を合成。さらにその上にDSKを載せれば3レイヤーの合成も
- スプリット:左右または上下に2画面を並べ、上にDSK(テロップ)を載せる
セミナーのスライド+登壇者ワイプ、対談の2分割など、現場でよくある画づくりはひと通りカバーできます。
注意:Graphics Presenter(I+Key)とPinP/スプリットは同時に使えない
システム設計で要注意なのがここ。テロップ合成アプリ「Graphics Presenter」のI+Key(アイプラスキー)機能と、PinP/スプリットは同時使用できません。
Graphics Presenterでテロップを載せる場合は、プログラム/プリセットの切り替え+テロップ、という構成になり、特にPinP(子画面)が使えなくなります。動画でも「システムを検討する上で注意してほしい点」として明言されています。
V1シリーズ初:LAN端子でPTZカメラを制御
従来のV1シリーズになかったLAN端子を搭載し、PTZ(リモート)カメラのリモートコントロールが可能になりました。HDMI5入力のスイッチャーなので、コントロールできるカメラも最大5台まで。スイッチャーとカメラ制御を1台に寄せられるのは、ワンオペ配信で大きな意味を持ちます。
新機能「アサイナブルパッド」が地味に効く
本体3列目のボタンが「アサイナブルパッド」になりました。動画では、V-8HDやV-80HD、V-60HDとの違いをこう説明しています。
従来機は「1〜8まで全部AUX」「1〜8まで全部メモリー」のように、列ごと・バンクごとにまとめた割り当てしかできませんでした。V-1-4Kはバンク(A/B/C/D)×1〜8のボタンに、1個ずつバラバラに好きな機能を割り当てられます。
たとえば「A-1はメモリー呼び出し」「A-2はオーディオミュート」「A-3はオートスイッチングのオン/オフ」——といった具合に、自分の現場に合わせたユーザーボタンを効率よく作れます。
その他、EDIDエミュレーター、静止画取り込み(4K対応)、設定メモリー、パネルロック(セーフティロック)、オートスイッチング/オートミキシングなど、従来から好評の機能も引き継いでいます。
この記事の機材が向いていそうな人・現場
- テロップ・ロゴ・ワイプ・2分割など、画づくりにこだわりたい人
- PTZカメラ中心の配信を1台で回したい人
- よく使う操作をワンタッチ化して、オペミスを減らしたい人
- Graphics Presenterでのテロップ運用を考えている人(※PinP制約に注意)
合成と制約の“相性”は、レンタルで一度組んでみるのが確実
合成は組み合わせ次第で「やりたかったことができない」が起きやすい部分です。特にGraphics PresenterとPinPの同時使用制約は、本番で気づくと痛い。自分の番組構成(テロップ・子画面・PTZ)でひと通り組んでみて、想定どおり動くか確かめておくと安心です。
パンダスタジオでの取扱
Roland V-1-4Kは、パンダスタジオレンタルでも取り扱います(2026年6月25日発売の新製品)。最新の空き状況は商品ページからご確認ください。
→ Roland スイッチャー・AVミキサーの他モデルを見る:
Roland 製品一覧(レンタル)
→ 新着機材一覧
体験会本編アーカイブ
本動画では、Rolandご担当者による製品解説を通して、V-1-4Kの基本仕様から、4Kカメラ1台の映像を複数ショットのように切り出せるROI機能、USB-Cによる配信出力、Web会議で重要になる音声ルーティング/マイナスワン運用まで、実機を交えながら紹介しています。
小規模セミナー、企業配信、ハイブリッドイベント、Web会議、ライブ配信、収録現場などで、コンパクトに4K映像と音声をまとめたい方におすすめの内容です。
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