「このケーブル、高かったんですよ」。ガレージセール前日、値札を付けながら出た一言です。何がどう高かったのかというと、両端がL型コネクターになっているSDIケーブルを、2mで特注して作っていた。それが1本1100円で、1100円コーナーに移動していきました。
この47秒のショートは、ただの前日準備の様子なんですが、「L型コネクターにしておく意味」が現場の言葉で入っているので、ケーブルの話として記事にしておきます。
見どころは前半10秒ちょっと。コネクターを指しながら「全部L型になってます。だからスイッチャーから下にスムーズに落ちる」と言っているところです。ケーブルを持ったことがある人なら、これだけで何の話か分かると思います。
※この記事で紹介しているのは、パンダスタジオ浜町7階で2026年10月30日・31日に開催したガレージセールの現物販売品(中古・一点物)で、レンタル商品ではありません。販売は終了しています。似た機材をレンタルで試したい方は、下記のリンクをご覧ください。
なぜSDIケーブルをわざわざL型コネクターで特注したのか
ATEMのようなスイッチャーを卓に置くと、SDI端子は背面に横一列で並びます。そこに普通のストレートコネクターを挿すと、ケーブルが真後ろに10cm近く突き出してから、重力で下に曲がる。壁に寄せた卓だと、この「突き出す分」が邪魔で卓を手前に出すことになり、曲がる根元にはいつもテンションがかかります。
L型(ライトアングル)コネクターなら、端子から出た直後に真下へ向く。動画で言っている「スイッチャーからこう下にね、落とすのにスムーズ」はそのままの意味です。ラックに組んだ機材でも、背面の奥行きを稼げます。
ただ、L型のBNCケーブルは既製品が少なく、長さと本数を揃えようとすると特注になる。だから「高かった」。動画でも「もうしょうがないもんね」と言いながら1100円の札を貼っていました。特注した本人としては、なかなか切ない瞬間です。
このケーブルが向いていそうな人・現場
- 会議室の壁際に配信卓を固定で置いていて、スイッチャーの背面と壁の隙間が5cmしかない社内配信の担当者
- ラックに機材を縦に積んでいて、背面の配線をなるべく薄く収めたいイベント会社の方
- カメラ側の端子にケーブルが突き出して、ジンバルやリグのバランスが崩れると感じているワンマンオペの方
レンタルにL型はない。でも「配線を一度組んでみる」ことはできる
正直に書くと、パンダスタジオレンタルにL型コネクターのSDIケーブルは掲載がありません(特注品なので当然なのですが)。それでも、自分の卓で「ケーブルは何本、どの長さが要るか」を決めるところまでは、標準のBNCケーブルを借りればできます。長さが決まってから、必要な本数だけL型を特注する、という順番のほうが無駄がありません。
→ 卓上の機材間なら、まず3m:
→ カメラから卓まで引くなら5m:
そしてSDIで長く引いた先が、HDMIしか入らないスイッチャーやモニターであることも多い。生配信のタイムセールでも真っ先に売れたのがこの手のコンバーターでした。L型ケーブルと同じく「配線を薄くする」部類の機材です。
→ SDIで引いてHDMIで受ける:
レンタルで試す価値があるところ
ケーブルは買えば済む消耗品に見えますが、長さを間違えると全部買い直しになります。3mで足りるのか5mが要るのか、カメラ3台ならBNCは何本か。借りて一度組んでみれば、特注する前に全部分かります。L型が本当に必要かどうかも、ストレートで組んで「ここが突き出して困る」と体で分かってから判断したほうが確実です。
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📦 次のガレージセールは3か月後の予定です。
初日の生配信の冒頭で「恒例、3か月に1回」と言っています。それまでの間に試したい機材は、レンタルでどうぞ。
