iPhone 18が発表されて予約が始まったばかりのタイミングで、SmallRigのブースにはすでにiPhone 18用のCinema Kitと新しいアクセサリー群が並んでいました。説明してくれたのはMannyさん。「私たちはいち早く対応アクセサリーを投入している」。ケースからプロ向けケージまで、順番に見せてもらいました。
新しいのは「速さ」の設計です。Cinema Kitは1/4-20ネジの固定からクイックリリース、さらにロック式に進化し、「目を合わせたまま、手元を見なくてもシステム全体を数秒で分解できる」。ケースはスタンドがハンドグリップにもなり、フィルターは押し込むだけ。SmallRigのiPhone用ケージは、パンダスタジオレンタルでiPhone 17 Pro Max用まで取り扱い中です。
動画で見た方が早いのは、Mannyさんがカメラを見ながらCinema Kitをばらばらにしていく場面です。バッテリー、フィルター、レンズ、SSD、そしてiPhone本体。「押し下げて最初のロックが外れる」の一連が、本当に手元を見ずに進みます。前半、ケースのスタンドが開いてグリップになる動きも。
iPhone 18用はまだ未掲載ですが、直近モデルのiPhone 17 Pro Max用ケージはパンダスタジオレンタルにあります。「ケージに載せたiPhoneで撮る」運用そのものは、いまの機種で試せます。
→ 現行の直近モデル。iPhone 17 Pro Max用のベーシックケージ:
ケース:スタンドがハンドグリップになる。押し込むだけのフィルター
担当者の説明を順に。まずスマートフォンケース。従来のケースはレンズマウントとMagSafeが中心だったが、今回は機能を大幅に増やした。一般的なスタンドやMagSafeに加え、スタンドがハンドグリップにもなる仕組み。開くと卓上スタンド、さらに展開するとハンドグリップになり、大きなグリップを追加せずに握りやすさを高められる。使わないときは薄く平らに収納。中央には従来どおりMagSafeの取り付け部。
フィルターも新しくした。専用プレートや特別な取り付け機構は不要で、押し込むだけで装着。可変ND、CPL、ブラックミストなどを用意。簡単に取り外せる。「SNS用の撮影から仕事や普段のスマートフォン利用まで、アクセサリーをいくつも外して戻す必要はない。普通のスマートフォンとしてシンプルに使える」。
※iPhone 18用の新ケースと押し込み式フィルターは、現時点では新規取り扱い候補として紹介しています。パンダスタジオレンタルでのレンタル開始が決定しているものではありません。商品ページ公開後、この記事にもリンクを追加する予定です。
Cinema Kit:クイックリリースからロック式へ。手元を見ずに数秒で分解
取材撮影や短編映画など本格的な制作には、新しいiPhone 18 Cinema Kit。「Appleの発表イベントでも従来の汎用マウントが使われている。今回はプロの現場でのスマートフォンや機材の固定方法を見直した」。モバイルバッテリーは1/4-20ネジで固定し、各面に1/4-20ネジを備える。従来はネジで取り付けるとその場所から動かせなかったので、クイックリリースを採用し、さらにロック式の取り付けシステムへ進化させた。「目を合わせたまま、手元を見なくても、このシステム全体を数秒で分解できる」。
フィルターは67mmのプレートで、GlimmerglassやPro-Mist、円偏光など「お使いのメーカーのフィルターをスマートフォンでも活用できる」。取り付け部は交換可能で、Pro用とPro Max用の2種類。レンズは17mmマウントで、Tマウントにも対応。Cinema Kitではアナモルフィック、望遠、マクロなどを選べる。不要ならボタンを押して外して元の状態に戻せる。SSDも取り付けられ、スマートフォンを外すときは「ここを押し下げると最初のロックが外れ、本体を取り出せば普段のスマートフォンに戻る」。
トラック機構:アクセサリーの位置をずらして重心を合わせる
ケージには新しくトラック機構を設けた。従来はハンドルなどを固定すると位置を動かせなかったが、これならアクセサリーの位置を調整できる。「ジンバルに載せたときに片側が重すぎる場合も、位置をずらして調整できる。干渉を避けるためにも、重心を調整するためにも役立つ」。本格的なリグを組むときに大切なのは、バランスと、操作・アクセスのしやすさ。
用途として面白かったのは、「バーチャルプロダクションや高級シネマカメラとの組み合わせでも使われる。LiDARやジャイロの情報、リファレンス映像などを取得する」という話。クランプやマジックアームをいくつも組み合わせる代わりに、専用の取り付けポイントで確実に固定できる。「すべて外せば、普段のSNS撮影にも戻れる」。
→ 現行のCinema Kit相当。iPhone 15 Pro Max用のモバイルビデオキット:
※iPhone 18 Cinema Kit(Pro/Pro Max用)は、現時点では新規取り扱い候補として紹介しています。パンダスタジオレンタルでのレンタル開始が決定しているものではありません。商品ページ公開後、この記事にもリンクを追加する予定です。
17シリーズも対応。ポータブルSSD、価格はキットで最大200ドル(米国・取材時)
iPhone 18向けのシステムは17シリーズも考慮して再設計した。17 Pro/Pro Maxでも、対応する新しいケースへ交換すれば利用できる。ただし従来の17用ケースをそのまま使うことはできない。グリップ、新しいマウント、ライトなど多くのアクセサリーを開発し、スマートフォンに直接接続するポータブルSSDもある。「Blackmagic Cameraアプリなどで高画質のProRes撮影をするときも、本体の空き容量を心配しなくて済む」。
価格は「米国ではキット全体で最大200ドル、アクセサリーは50ドル程度から」(取材時の説明)。日本向けにはSmallRig Japanのアカウントも、と最後に宣伝がありました。
→ 機種を問わず使える汎用リグ。まず「スマホをリグに載せる」を試すなら:
この機材が向いていそうな人・現場
- 取材やインタビューをiPhoneで撮っていて、「撮影が終わったらすぐ普通のスマホに戻したい」記者・広報担当(ロック式Cinema Kit)
- iPhoneをジンバルに載せていて、SSDやライトを付けるとバランスが崩れて困っている人(トラック機構)
- バーチャルプロダクションで、シネマカメラにiPhoneを載せてLiDAR・リファレンス映像を取っている制作チーム
持ち帰り:iPhone 18用アクセサリー、動画の説明から
| 製品 | 特徴(動画内の説明) | 対応 | レンタル |
|---|---|---|---|
| 新ケース | スタンド→ハンドグリップ、MagSafe、薄く収納 | iPhone 18(17は新ケースへ交換) | 未掲載 |
| 押し込み式フィルター | プレート不要。可変ND/CPL/ブラックミスト | 新ケース用 | 未掲載 |
| Cinema Kit | ロック式マウント、数秒で分解、67mmフィルター、17mm/Tマウントレンズ、SSD、トラック機構 | Pro/Pro Max | 未掲載(現行:17 Pro Max用ケージ、15 Pro Max用キット) |
| ポータブルSSD | 直結でProRes撮影 | — | 未掲載 |
レンタルで試す価値があるところ
「iPhoneをリグに載せる」運用は、載せた後より外した後に本音が出ます。取材が終わって、ケージから外して、普通に電話をかけるまでに何秒かかるか。現行のiPhone 17 Pro Max用ケージを借りて、その時間を測っておく。iPhone 18用のロック式Cinema Kitが入荷したとき、「数秒で分解」がどれだけ効くかを、自分の数字で比べられます。
用途別に探すなら
SmallRigのiPhone用アクセサリーをまとめて見たい人
スマートフォン撮影のリグ・ケージを比べたい人
展示会で見た新製品が入荷したかを確かめたい人
→ 新着機材一覧
iPhone 18用のケース、フィルター、Cinema Kit、SSDは、取り扱いが決まればこの記事にリンクを追加します。次の記事は、HollylandブースのLark M3へ。
📦 撮り終わったら、数秒で「普通のスマホ」に戻す。
IBC 2026取材シリーズの動画は、撮れたものから順にPANDASTUDIO TVで公開しています。
→ 新着機材一覧(展示会で見た製品の入荷チェックに)
→ 映像制作・撮影技術のセミナー情報
→ PANDASTUDIO TV でIBC 2026取材動画をチェックする
出典:パンダスタジオ IBC 2026 アムステルダム取材動画「IBC Day3 09 SmallRig Rough v01」(2026年9月13日収録)
※製品名・仕様・発売時期は取材時のブース担当者の説明(字幕)に基づくもので、収録時点の情報です。掲載のレンタル商品は商品一覧(2026年7月版)でIDの実在を確認済みです。
