プロの内観写真がすっきり見えて、自分の写真がゴチャついて見える。その差は、機材でもレタッチでもなく、撮る前の数分間にあることが多いです。
建築・竣工写真家のNK Photo Channel 中村さんの「撮影中に考えていること」シリーズから、集合住宅のエントランス——メールボックスと廊下を撮った回を紹介します。約3分と短いのに、構図の考え方が2つも持ち帰れる動画です(当社の動画ではありません)。
(NK Photo Channel「撮影中に考えていること メールボックスと廊下」)
持ち帰りポイントは2つ
1つ目は「物と物の重なり」の整理。カメラポジションを廊下のセンターに決めたあと、前後に移動しながら、柱と柱の隙間の見え方、そしてメールボックスと柱が重ならない位置を探していきます。横位置は決まっていても、前後の数十cmで「重なり」は大きく変わる——地味ですが、言われて初めて意識するポイントです。
2つ目は「どこまで画角に入れるか」の理由づけ。主題は1階のスペースとメールボックスと廊下。脇役として2階を、手すりが画角にゆったり収まる範囲で入れ、3階へ続く階段を少しだけ見せて画面を整える。縦位置にすれば2階3階まで全部入るけれど、入れすぎると主題が薄まるからあえて横位置、という引き算の判断まで語られます。
「何を入れるか」ではなく「何を入れないか」で構図を語れるのは、撮る枚数を重ねた人ならでは。3分でこれが聞けるのはお得です。
この動画が参考になりそうな人
こんな人・現場に
- マンション・物件のエントランス写真を撮る不動産・管理会社の担当者
- 内観写真の構図が毎回行き当たりばったりになっている人
- 「重なり」「引き算」という視点を練習したいカメラ初中級者
レンタルで試すなら
この練習に必要なのは、広角ズームと、前後移動しながら高さを保てる三脚だけです。
用途別に探すなら
建築写真を本格的に始めたい人
→ ティルト・シフト系レンズを検索(シリーズ別記事「シフトレンズ紹介」も参考に)
広角レンズを比べたい人
→ LAOWA(ラオワ)製品一覧/ソニー Eマウントレンズを検索
📦 構図の練習は、機材を借りた週末に集中してやるのが効率的です。
広角+三脚のセットで、身近な建物から始めてみてください。
