スマート望遠鏡 DWARF 3(ドワーフ3) のいちばんの見せ場が、この天体の自動撮影です。対象を選べば、あとはDWARF 3が障害物の回避・ピント合わせ・キャリブレーション・追尾(トラッキング)まで自動でこなし、複数枚を重ねて仕上げてくれます。この記事では、DWARFLAB公式ガイドのM44(プレセペ星団)を例にした自動撮影の流れを、初めての人にも追えるように整理しました。DWARF 3 本体は、パンダスタジオレンタルでも取り扱いがあります。
※動画のタイトルは「星雲」となっていますが、例として使われているM44は「プレセペ星団」(かに座の散開星団)です。DWARF 3は星雲・星団のどちらも同じ流れで狙えます。
この動画でわかること
- 接続から撮影画面に入るまでの流れ
- 天体モードの選び方と、星図からの対象選択(M44の探し方)
- DWARF 3が自動で行う障害物回避・ピント・キャリブレーション・追尾
- 露光・ゲイン・解像度のパラメーター設定(プリセットの使い方)
- スタック処理・ノイズリダクション・トーンカーブ調整の流れ
接続して天体モードにする
アプリの接続ボタンをタップし、デバイスリストからDWARF 3を選択。接続に成功したら緑色の写真ボタンをタップして撮影ページへ入ります。まずは天体モードを選ぶのが最初の一歩。右のカメラアイコンをタップし、出てきたメニューから天体モードを選ぶと、アイコンが天体モードに切り替わります。
星図から対象(M44)を選ぶ
撮影画面の右下の機能から「星図」を選ぶと星図画面が開きます。右上の検索アイコンをタップし、検索ボックスに直接入力するか、おすすめリストから選択。動画では例としてM44 プレセペ星団を選んでいます。名称をタップすると、星図上に対象の位置が表示されます。
続いて右下のカメラアイコンをタップし、画面の指示に従ってDWARF 3を「星が密集し、雲や障害物のない空域」に向けてOKを選択。あとはDWARF 3が自動で障害物の回避・ピント調整・キャリブレーション・追尾を行うので、そのまま待ちます。追尾が確立すると、自動的に撮影画面へ戻ります。
ここで注意:この時点ではまだ「追尾状態」なだけで、撮影は始まっていません。撮影開始前にパラメーターを調整します。
パラメーターの設定(プリセットが便利)
右下の機能から「パラメーター」を選択。適切な設定が分からない場合は自動パラメーターを有効にすると数値が自動設定されますが、動画では設定の考え方を説明するために手動で進めています。フィルターを選び、下にスライドするとプリセットがあります。これはDWARF 3が最初から用意している“お得な設定”で、好みの組み合わせを選べます。
ここでの重要ポイント。赤道儀モードを使っていても、15秒を超える露光では対象が流れる可能性があるため、動画ではプリセットの1番を選んでいます。表示の意味は、「15」=露光15秒、「60」=ゲイン60、「4K」=4K解像度。設定できたら機能ボタンでパネルを閉じ、右下の大きな赤ボタンをタップすれば撮影開始です。
撮影中の仕上げ(スタック・ノイズ処理・トーンカーブ)
撮影が始まると、ボタン周囲のサークルに進捗バーが表示され、画面下に撮影枚数とスタック数が出ます。DWARF 3は自動でスタック処理(複数枚の重ね合わせ)とノイズリダクションを行ってくれるのが強み。撮影中に画面上部のカーブアイコンからトーンカーブを調整すれば、色彩表現を豊かにできます(調整後は保存ボタンを忘れずに)。
通常は設定枚数の撮影完了後に自動停止しますが、途中で止めたい場合は撮影ボタンを長押し。別の対象に移りたいときは「現在の撮影を終了します」→停止を選びます。撮影データはアルバムでいつでも見られます。
この撮り方が向いている人・現場
- 難しい設定なしで、星雲・星団の“それっぽい一枚”をまず撮ってみたい入門者
- スタック処理まで機材まかせにして、手軽に天体撮影を楽しみたい人
- 観望会・イベント・教育現場で、対象を選ぶだけの分かりやすさが欲しい人
- 本格機材を買う前に、自動天体撮影の実力を確かめたい人
なぜ「借りて試す」のが向いているか
自動撮影の仕上がりは、スペック表だけでは想像しにくい部分です。
- 自分の住む場所の空(光害・天候)で、どこまで写るのか
- プリセットやトーンカーブ調整が、自分の好みの絵に近づけられるか
- スタック処理・ノイズリダクションの仕上がりに納得できるか
天体撮影は場所と空のコンディションで結果が大きく変わります。買う前に一度レンタルで、実際の夜に「自分の空でどこまで撮れるか」を試しておくのがおすすめです。
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まとめ
DWARF 3の自動天体撮影は、「天体モード→星図で対象選択→自動で追尾→プリセットで露光設定→赤ボタンで撮影」の流れ。あとはスタックもノイズ処理も機材まかせ。M44のような星団から始めれば、初めてでも達成感のある一枚が狙えます。天体撮影の入口として、まず体験してみる価値のある機材です。
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出典:DWARFLAB(ドワーフラボ)公式チャンネル「はじめてのDWARF 3:自動撮影で星雲を撮影しよう(M44を例に)」
動画:https://www.youtube.com/watch?v=4VaRNYkIFG0
※本記事はDWARFLAB公式動画の内容を当社スタッフがまとめ・要約したものです。
